俳優・ムロツヨシが「やりたい役者、脚本家とやりたいことをやる」をコンセプトに、2008年より続けているプロジェクト『muro 式』。スカパラが前作『muro式.がくげいかい』のテーマ曲「めでたしソング feat.ムロツヨシ」を担当し、ムロツヨシの歌手デビューが大反響を巻き起こした。
あれから4年。今年5月よりスタートの『muro式.トイ』のテーマソングを再度スカパラが担当。舞台がまもなく千秋楽を迎える中、ついにテーマ曲の配信リリースが発表された。

ムロツヨシ コメント
甘えてはいけない、そう思いながらも、やはりスカパラのお兄さん達に頼みたい。
カラダは動いてました。
気づけば東京スカパラダイスオーケストラの皆さんの前で、次の舞台のイメージを伝えておりました。
演劇というのは音楽に生かされます。さらに音楽を通してストーリーがメッセージが伝わることもあります。
私の舞台では連続になりますが、それでいて引くことは考えず。
連続だからこそできる何か、をプレゼンしました。
皆さんが笑って聞いてくれていたことを思い出し。またここで、このように歌詞を入れての配信を発表できること。
やはりスカパラの兄さんたちは変だ。
だって私に聞かず、歌詞入れること前提ですすめてくるもんだから、私は慄いた。
いや、私の歌唱力では、、、と思いながらも、甲子園で歌わせてくれたことを考えれば、私はスカパラの兄さんたちの言うことを受け入れる選択しかありません。
レコーディング、緊張したよ。
でも、トイトイトイ。って皆さんが言うから。
兄さん達へ、ありがとうございます。
谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)コメント
ムロさんの沢山の思いが込められたお芝居に音楽で関われること。本当に嬉しく、誇りに思っています。
今回はムロさんから『トイ』というお題を頂き、そのこと自体を『問い』として歌詞を書かせて頂きました。
書いている最中、ムロさんと作詞に関するやりとりの中でムロさんが大切にしている言葉を教えて頂きました。
「人は人を笑うよ」という言葉です。
人は人を笑うし、笑う人のこともまた誰かが笑うんだろう、ということを自分は感じました。
そうやって繋がる人の輪は大切です。
人を笑う、という話で言うと、産まれた時に泣いている赤ちゃんの立場からすれば
何故私が泣いているときにみんな笑っているの?という問いが生じても不思議ではないと連想したりもしました。
そんな連想を重ねて瞑想し、出来上がったのがこの歌詞です。自分が真剣に書いた歌詞を、是非笑って頂きたいと思います。
それが自分の願いです。
最後に『トイトイ』の歌詞の一節を読んで下さい。
答えが出てこない問いこそがいつも
なぜ生きる?という問いへの
答えだったりする
『問い』という好奇心を持ち続けて楽しく生きていきたいですね。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
谷中敦