MINAKEKKEが、3rdアルバム『Anti Past-Future』をリリースした。
『Anti Past-Future』は、過去現在未来の時間軸を断ち切って<今>だけにフォーカスする。過去の悔恨も、未来への憂いも捨て去って<今>を懸命に生きることが、自分の全てを肯定する。そこでは全ての時間軸は並列化され、知識も想像も、<今>の自分を構成するものだけが無造作に並べられる。 故に、アルバムながらかなり雑多なサウンドが集積されており、それぞれの楽曲のアレンジは音楽ジャンル的な伝統や共感をつなぐ機能からは逸脱している。むしろ歪さや、時に根無し草のような浮遊感を帯びており、その本質は「何を表現しているか」ではなく「どのように存在しているか」という、MINAKEKKEの<今>そのものの表出である。
共同プロデュースは橋本竜樹。ユイミナコと橋本竜樹による非常にミニマルな制作を中心に、森田晃平(ベース)、原"GEN"秀樹(ドラム)、副田整歩(サックス)が参加。録音/ミックスは飯塚晃弘。マスタリングは風間萌が手掛けている。ビジュアルクリエイティブは、先行シングルを含めたジャケットワークからミュージックビデオやリリックビデオの全てを小鉄昇一郎が手掛け、アルバムの世界観をまとめ上げ、彩っている。
MINAKEKKEコメント
過去と未来への反抗
消してしまいたい過去も、憂いている未来も、
「今」目の前を生きることには敵わない
「今」が積み重なり、やがてまた自分自身となり、
その繰り返しが人生となる
生きているなかで日々、脳内で時間軸を行ったり来たりするけれど、
「過去」を嫌い、「未来」に囚われることは、
どれだけ「今」を生きることの足枷となるだろう
結局「今」の自分もやがて過去になるし、いつか思い描いた未来の自分が「今」かもしれない
過去と未来に反抗していくことは、
結果的に「今」を全ての時間軸を、自分自身を肯定していくことになるのではないかと考えている
「今」を送るだけで、それだけで充分
Tatsuki Hashimotoコメント
憂鬱、ロマンティック、孤独で大仰。
違法建築のようなアルバム。
【MINAKEKKE | ミーナケッケ プロフィール】
ユイミナコによるソロユニット。
アシッドフォーク/ゴシック/ニューウェーブ/ドリームポップ/クラウトロック/シューゲイザー/トリップホップなどから影響を受けた耽美な世界を構築。
2017年、1stアルバム『TINGLES』をリリース。『FUJI ROCK FESTIVAL’17 ROOKIE A GO-GO』に出演。
2019年、1st EP「OBLIVION e.p.」をリリース。
2020年より、弾き語り3部作となるストリーミングシングル「Last Summer」「pool」「feel」を連続リリース。
2022年、2ndアルバム『Memorabillia』をリリースし、渋谷WWWでリリースパーティーを開催。
2024年12月、シングル「Backwards」1月「Laughobia」、3月「Wheels」をリリース。
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