Lucie,Tooが「Daydreaming」のMusic Videoを公開した。

 

「Daydreaming」は、カルビーのTVCM「じゃがい者」タイアップ曲として書き下ろされた。CMでは、お笑いコンビ・バイきんぐがリポーター役となり、カルビーのじゃがいも作りに密着取材する様子が描かれている。このCMの監督を務めた中野翔太がMusic Videoの監督も担当。Lucie,TooのMusic Videoを手がけるのは「最後の日」以来となる。出演は瀬戸琴楓、田口音羽、大政凜。

 

Music Videoには、カルビーのポテトチップスを食べる高校生が登場したり、北海道の空を思わせる屋上シーンがあったりと、CMと同じ監督ならではの遊び心が随所に散りばめられている。バイきんぐのCM衣装、オレンジのスウェットとデニムのオーバーオールをLucie,Tooのメンバーも身にまとい演奏するシーンは、見どころの一つとなっている。

 

▼「Daydreaming」Music Video

 

今回のMVを手掛けてくださったのは、中野翔太監督です。監督には2018年にリリースした「最後の日」のMVで初めてお世話になりました。当時、Lucie,Tooも中野監督もまだ駆け出しの身で（今でも私たちは駆け出しマインド笑）、監督から「MVを撮らせてください」と一本のメールをいただいたのが始まりでした。それから時が経ち、中野監督は数々の素晴らしい作品を世に送り出し、私たちもメンバーの変遷や困難を乗り越えながら活動を続けてきました。そんな中で今回「Daydreaming」のMV制作の話をいただき、とても嬉しく、まるで一本の光が差し込んだような感覚でした。そして、やっぱりこの楽曲は中野監督にMVを撮ってもらいたい！ という強い想いが生まれました。

 

「Daydreaming」は、懐かしさと新しい出会いをテーマにした楽曲です。実際に自分の中にある懐かしい気持ちに会いに行こうと散歩をしてみると、思い出とともに大好きな情景が浮かび、曲のイメージが膨らみました。懐かしい思い出は優しくて温かいもの。そんな気持ちを持ち続けていれば、どこまでも新しい場所へ羽ばたいていける——そんな想いを込めて書き上げた楽曲です。

 

MVも、そんな世界観を大切にしながら制作されています。高校生の女の子2人と、それを羨ましそうに見守る男子校生（通称ポテトチップスボーイ）が登場し、シンプルな演出ながら、いろんな視点から広がる世界を描いてくれています。撮影の現場では、衣装さんやメイクさんなど「最後の日」のMVを撮った時と同じチームが集まり、懐かしい話を交わしながらも、それぞれが（わたしたちも）夢に向かって懸命に励んでいる姿を見て、なんだか「Daydreaming」と言う曲にピッタリだなぁなんて1人で浸っておりました。笑

 

個人的なMVの見どころは、最後の方で私とぴーちゃんがオーバーオールになり、ちょっぴりお茶目にCMのバイきんぐさんに寄せているところ（笑）。そして、写真の中に一瞬だけポテトチップスボーイが紛れているシーンも要チェックです。

また、女子高生2人のキラキラしたシーンと私たちの演奏シーンが交互に出てくるところを見て、これは高校生の私とヒカリじゃんとなりました！要するに「これからバンドを始めたい女子高生2人が、大人になってバンドをやって夢が叶ったよ！まだまだ旅の途中だけどね！」というまさに「Daydreaming」の歌詞に寄り添った裏テーマを監督が仕込んでいたのかもしれない。と、出来上がったMVを何度も見返すと、そんな想いが込み上げてきました（笑）。

 

兎にも角にもとても素敵な爽やかなMV。自分なりの物語や世界観で見て聴いてくれたら嬉しいです！