1982年に細野晴臣と高橋幸宏が主宰するYENレーベルから細野晴臣プロデュースのアルバム『インテリア』でデビューしたニューウェーヴ、環境音楽、現代音楽をも統合した先端的モダン・ミュージック・グループ、“インテリア”。
そのデビューアルバムのアナログ盤、CD盤の復刻、世界配信開始に合わせて、アルバム収録の名曲「FLAMENGO」のミュージック・ビデオが11月27日(水)にALFA MUSIC YouTube Channelで公開された。
このMVはメンバーの日向大介の友人で国際的な映像クリエイターであるジョージ・ベイヤー(George Bayer)による貴重な作品。
ジョージはアートスクールを卒業後、テレビやフィルムの制作で世界を飛び回り、90年代には6年間を日本で過ごしている。その期間に、坂本龍一やサザンオールスターズのプロジェクトにも携わるなど、さまざまな分野でその存在を確立させてきた。日本での経験は、彼の芸術に多くの影響を与え、2024年10月には「tHE GALLERY HARAJUKU」にて自身の個展「Le Chat Tokyo 2」も開催した。
日向大介からは下記のようなコメントも届いている。
「あるときジョージ・ベイヤー(George Bayer)が僕らがライヴをやっていたインクスティック芝浦にやって来て、いきなり“FLAMENGO” のミュージック・ビデオをつくった! と言って見せてくれました。彼は何度かINTERIORのライヴを観てくれていたのですが、足元からのウォーキング映像が音楽と同じ事を語りかけている気がしてすごく好きだった。とにかく彼の行動力すごくてびっくりしました。ステージのアイデアもいっぱい語ってくれて」
▼「FLAMENGO」ミュージック・ビデオ
【インテリア・プロフィール】
ジャズの教育で世界的に知られるアメリカ・ボストンのバークリー音楽院を1981年に卒業した沢村満(サックス)が、同じバークリーで学んでいた日向大介(ピアノ、エレクトロニクス)、野中英紀(ギター) 、別当司(ドラムス)の3人を率い結成した音楽ユニット。メンバーは在学中にそれぞれが主とする楽器のほか、ジャズ理論や現代音楽理論、最先端のエレクトロニック・ミュージックなどを学んだ。“インテリア”というグループ名は、ウッディ・アレンの同名映画『INTERIOR』で描かれた人間関係が、メンバーのあいだに漂っていた雰囲気と似ていると感じた別当司が命名した。1985年に日向大介、野中英紀の2人組ユニットになってからはグループ名は“インテリアズ”となる。
商品情報
アルバム『インテリア』
1982年作品
発売日:2024年11月27日(水)
解説:Chee Shimizu
発売元:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
【CD盤】
発売形態:CD2枚組(Blu-spec CD2仕様)
税抜価格:3,200円 / 税込価格:3,520円
品番:MHCL-31015〜31016
【アナログ盤】
発売形態:アナログ盤30cm(透明盤 / クリアヴァイナル仕様)
税抜価格:4,400円 / 税込価格:4,840円
品番:MHJL-372
【CD収録曲】
<DISC1>
※Yen Records盤『インテリア』(1982年作品)
01 Technobose
02 Giant Steps
03 Flamengo
04 N.F.G.
05 Reply
06 Timeless
07 Cold Beach
08 Luft
09 Ascending
10 Park
<DISC2>
※Windham Hill Records盤『インテリアズ』(1985年作品)
01 Technobose
02 Giant Steps
03 Flamengo
04 Timeless
05 Hot Beach
06 Reply
07 Luft
08 Ascending
09 Park
【LP収録曲】
<A面>
01 Technobose
02 Giant Steps
03 Flamengo
04 N.F.G.
<B面>
01 Reply
02 Timeless
03 Cold Beach
04 Luft
05Ascending
06 Park
*Vinyl Cutting:北村勝敏(ワーナーミュージック・マスタリング)