B.B.キング生誕100周年を記念して、映画『ブルースの魂』が12月28日(土)より新宿K's cinema、UPLINK吉祥寺ほかにて全国公開される。
このたび予告編が解禁。また、本作に出演する伝説的ブルース・ミュージシャン総勢11名の場面写真が一斉解禁となった。
B.B.キングをはじめ伝説的ブルース・ミュージシャンたちの衝撃的なパフォーマンスとハーレムに住む若いカップルの愛と苦闘
1970年代初頭、デルタ・ブルースへの関心が再燃していた。本作の監督である音楽ドキュメンタリー作家ロバート・マンスーリスは、本物のアメリカン・ブルースの名残をフィルムに収めようとミシシッピ・デルタを旅し、B.B.キングをはじめとする伝説的なミュージシャンたちの率直なインタビューや親密な演奏を撮影。彼の目的は、音楽を記録するだけでなく、ブルースをこれほどまでに表現豊かで心揺さぶる音楽形式にしている、文化的・政治的要因を探ることだった。
並行して、ハーレムに住む若いカップル(ローランド・サンチェスとオニケ・リー)の波乱含みの関係をドラマチックに描き(カップルは貧困や偏見との闘いをナビゲートしている)、ドキュメンタリーとフィクションの境界線をあえて曖昧にして、見るものをブルースの核心へと誘うことに成功した。
映画は、B.B.キングをはじめとする伝説的なブルース・ミュージシャンたちによる衝撃的で魂を揺さぶるパフォーマンスと共に、ハーレムでの愛と苦闘をアマチュア俳優たちの迫真の演技であぶり出す。
ブルースマンたちの証言と若いカップルの物語のリアリティとの融合によって、ブルースの歴史における真実が少しずつ浮かび上がり、世代を超えた核心の力、“人生の苦しみに痛む魂の回復力”が共有される。
このたび解禁となった予告編は、B.B.キングをはじめとする伝説的ミュージシャンたちによるブルースの核心が浮かび上がるパフォーマンスやインタビューに加え、本作のストーリーを担う若いカップルの愛と苦闘のシーンが折り重なる重厚感たっぷりな映像となっている。
冒頭、マンス・リプスカムの「ブルースは心に浮かぶ感情なんだ」というコメントに続き、B.B.キングの痺れる圧巻のパフォーマンスからはじまる。各々のミュージシャンの強烈なインパクトを与える名演奏と魂の叫び声は、まさに鳥肌もの。これぞ究極のブルース映画だと言えるパンチの効いた予告編だ。
また、同時に解禁となった伝説的ブルース・ミュージシャン11名の場面写真は、ブルース好きにはたまらない面々が勢ぞろい、貴重なショットの連続だ。
▲B.B.キング
▲ジミー・ストリーター
▲ジュニア・ウェルズ
▲ソニー・テリー
▲バディ・ガイ
▲ファリー・ルイス
▲ブッカ・ホワイト
▲ブラウニー・マギー
▲マンス・リプスカム
▲ルーズヴェルト・サイクス
▲ロバート・ピート・ウィリアムズ
ビートルズやローリング・ストーンズも撮ったギリシャ人初のドキュメンタリー作家・ロバート・マンスーリス監督が描く、愛と苦闘が入り乱れたエネルギッシュな本作がいよいよ日本上陸。
ブルースが生まれた本場アメリカの、本物の魂の叫びをぜひスクリーンで心に刻みつけていただきたい。
商品情報
映画『ブルースの魂』
監督:ロバート・マンスーリス
出演ミュージシャン:B.B.キング バディ・ガイ ジュニア・ウェルズ ルーズヴェルト・サイクス ロバート・ピート・ウィリアムズ マンス・リプスカム ブッカ・ホワイト ソニー・テリー ブラウニー・マギー ファリー・ルイス ジミー・ストリーター
出演俳優:ローランド・サンチェス オニケ・リー アメリア・コルテス ウィリアム・L・エヴァンス
1973年(2022年2K修復版)/ フランス / 英語 / 88分 / 1:1.33 / 字幕:福永詩乃
英題:THE BLUES UNDER THE SKIN / 原題:LE BLUES ENTRE LES DENTS
©︎ 1973-2022 NEYRAC FILMS
配給:オンリー・ハーツ 協力:ブルース&ソウル・レコーズ
12月28日(土)より新宿K's cinema、UPLINK吉祥寺他 全国順次ロードショー
【ストーリー】
ニューヨークのハーレムに住む若いカップルの愛と苦闘の物語。フレディ(ローランド・サンチェス)は子どものころ生活のためノースカロライナ州から母親に連れられてニューヨークに出てきた。だが武装強盗の罪で5年間服役、出所後ハティ(オニケ・リー)と結婚し二人で母親の家に居候している。フレディは刑務所の病院で働いた経験を生かして看護助手をやろうと職探しをする毎日だがうまくいかない。街をうろつきハティに金を無心してはビリヤード場に出入りし鬱とした日々をやり過ごしている。そんなフレディに嫌気がしたハティは、仕事帰りに立ち寄るなじみのバーでブルースを歌う男と駆け落ちを図るが…。