2024年でデビュー35周年を迎えるバンド、人間椅子。その人間椅子の多くの楽曲の作詞を担う和嶋慎治、初の自選詩集『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』が10月21日に百年舎より刊行される。
デビュー前から最新アルバム『色即是空』にいたる諸作品から選ばれた108編の詩と、自作解説を含むエッセイで構成。そのエッセイにはデビュー以降35年間の苦悩も書かれ、詩の鑑賞のみならず、「バンド『人間椅子』35年の歴史」としても読みとることができる。
人間椅子は歌詞の内容から「文芸ロック」とも評され、人間椅子の曲を題材としたトリビュート小説集『夜の夢こそまこと』(伊東潤、長嶋有ら)があるなど、その文学的注目度は高い。本文の中で和嶋は自らの詩作品に関して、山頭火、宮沢賢治、高橋新吉、江戸川乱歩らの影響を記している。
本書『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』は、唯一無二の人間椅子の世界を思う存分堪能できる一冊だ。
第一章/デビュー前、第二章/1990~1993年、第三章/1995~1998年、第四章/1999~2003年、第五章/2004~2007年、第六章/2009~2011年、第七章/2013~2017年、第八章/2018~2023年。
以上、八章から成り、それぞれの章の冒頭にエッセイも掲載(計8本)。詳細はこちら。
商品情報
無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集
著者:和嶋慎治
定価:3,000円+税
四六判 / 仮フランス装 / 256頁
ISBN 978-4-9912039-4-7
装丁・原研哉
2024年10月21日(月)発売
発行:百年舎