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サティフォ(ONIGAWARA)、ヒトリエのシノダをゲストボーカルに迎えたソロシングルをリリース

2024.02.27

ONIGAWARAのサティフォが、来たる3月4日(サティフォの日)にニューシングル「like a movie star(feat.シノダ)」をリリースする。
今作は、ゲストボーカルにシノダ(ヒトリエ)、アレンジにKohei Shimizu、コーラスに水槽を迎え、ネオ渋谷系エレクトロポップナンバーに仕上がった。
 

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▲シノダ(ヒトリエ)
 

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▲Kohei Shimizu
 

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▲水槽
 
ジャケットデザインはチープアーティストのしおひがりが担当し、ボーカルの2人をモチーフにしながら楽曲の世界観がキュートに表現されている。
 

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また、発売日には新代田FEVERでのイベント開催が決定しており、シノダ(ヒトリエ)に加え、カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)、飯田瑞規(cinema staff)という盟友の面々が「お友達」枠としてゲスト出演する。本公演のチケットは発売中。

サティフォ(ONIGAWARA)コメント

サティフォ2024__Aphoto.jpg

今年もサティフォの日がやってきましたー! 毎年恒例ソロシングルを作ろうと思って今回は20年来のお友達シノダくんに声をかけて制作を始めました。自分の弾き語りを元にアレンジの康平くんがキラキラした世界を作ってくれて、そこに水槽さんのコーラスが更に彩りを与えてくれました! シノダくんと俺のツインボーカルも新鮮でとても気に入ってます! みんな聴いてね〜!!

シノダ(ヒトリエ)コメント

シノダ(ヒトリエ)2024_Aphoto.jpeg

竹内サティフォから直々にオファーを頂き、
竹内サティフォの書いた曲で、
竹内サティフォとデュエットすることになった。
 
これは大変なことである。
 
それに伴い何かしらのコメントが欲しいとのことで、折角の機会なので竹内サティフォという人間に対する俺の感情を文章としてアーカイブすることで、これがいかに俺にとって大変なことであるかを皆んなにわかって頂こうと思う。
 
さて、何から話したものか。
俺が竹内サティフォという人間を初めて認識したのは2005年、クラブロックンロールという名古屋のとても小さなライブハウスだった。
当時俺がギターを務めていたJONNYというバンドの初の自主企画に出てもらった竹内電気というバンドでギターを弾く彼の、ストラトキャスターを持つその姿からプレイからサウンドから何から何までもが美しく洗練されていて、
到底追いつけるような気がしなかった当時の俺はそこで初めていちバンドマンとしての徹底的な敗北を味わい、たちまちに気がおかしくなり、新譜を聴く、スゴい、カッコいい、俺もこうなりたい、なり方がわからない、苦しい、ライブを観る、やっぱりカッコいい、俺はこうなれない、苦しい、と二転も三転もする嫉妬心が「何故俺は竹内サティフォじゃないのだろう」という錯綜した妄執にトランスフォームするほどに、俺は竹内サティフォに憧れていたし、何かもう正直会うのも怖かった気がする。怯えてたと思う。
竹内電気は凄いスピードで人気者になって行った。実際はどうだったかわからんが、キャパ100のライブハウスからはそう見えていた。
 
2013年に竹内電気はボーカルの脱退によって解散を発表した。その解散ライブは竹内サティフォがギターボーカルを務め、2daysで竹内電気の曲をほとんど全部やる、という壮絶な内容だった。俺はそれを友達と観に行った。
竹内サティフォの歌声はその時初めて聴いたが
彼はまるで当たり前のように綺麗な声をしていて、最早いちいち驚くのも馬鹿らしくなったのを覚えている。俺にとって竹内サティフォが、才能の象徴になった瞬間だ。
もしかしたら凄く努力してたのかもしれんが、
キャパ100のライブハウスで歌っていた俺からはそう見えていた。
 
丁度近い時期に俺はヒトリエというバンドに加入し、そこから2019年、ギターボーカルでありリーダーであるwowakaが逝去するまで、
俺はギタリストだった。超ギタリストだった。
wowakaの追悼会をその年の6月1日に新木場COASTで行い、ヒトリエとして3人で演奏した時、俺はギターボーカルを務めた。
そこに至るまでには様々なファクターが複雑に絡んで来るわけだが、そのひとつとして「竹内電気の解散ライブ」は俺の中で大きかった。
俺にとっての才能の象徴である竹内サティフォが出来たギターボーカルを俺が出来ないというのは才能で敗北したことに他ならず、俺はこれ以上竹内サティフォに敗北したくないというこれまた錯綜した感情があの時の俺を駆り立てた。言い方を変えれば、そうとでも思わないと、歌える気がしなかった。
何故なら俺は歌うことなんてとっくの昔に諦めて居たから。
 
そういう風に、竹内サティフォという人間に、
本人の預かり知らないところで正気を奪われながら音楽をずっとやり続け、現在に至る。
 
そんな、そんな
竹内サティフォから直々にオファーを頂き、
竹内サティフォの書いた曲で、
竹内サティフォとデュエットすることになった。
 
これは大変なことである。
想定していない未来には相変わらずどう接していいかわからない。でも、断る理由なんかあるわけがない。
 
レコーディングスタジオにふたり共一切の楽器を持たずに入り、この曲のこの部分ってどうなってるのとか、今のテイク良かったねーとか、この歌い回しとこの歌い回しどっちが良いかなーとか、ネトフリの幽白どうだったみたいな会話を和やかに交わながら自然にボーカルRECが進行していく中、彼のディスコグラフィに俺の名前が刻まれるんだなと思うと途端にキャパ100のライブハウスのように狭苦しい感情に身を焼かれ続けていたあの日々から随分と遠くまで歩いて来たような、もはや振り返っても何があったかわからないほどに遠いところに自分が今居るような気持ちになって、そういや何で俺たち歌っているんだろうねとか、俺たちいつまで音楽やってるんだろうねとか、この先何がどうなるかわからないけど俺たちいつまでも音楽やってるんだろうねとか色々な言葉が頭の奥底からシャボン玉のように浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返すので頭がぼんやりとしてくるけど視線の先にはマイクに向かって爽やかな歌声でテイクを重ねる竹内サティフォの背中があって、背が高くスタイルが良くてやっぱこのひとかっこいいよなーと思ってしまうのであった。
 
【サティフォ(ONIGAWARA)プロフィール】
2005年、愛知県三河地方でポップバンド「竹内電気」を結成。リーダーとしてバンドを牽引し、ライブや楽曲リリースなどを精力的に活動する。2013年解散。
同年、竹内電気のメンバーであった斉藤伸也とともに、スーパJ-POPユニット「ONIGAWARA」を結成。2015年9月に1stアルバム「エビバディOK?」で全国デビュー。
2017年3月22日にリリースした1stフルアルバム「ヒットチャートをねらえ!」ではiTunesのJ-POPチャート1位を記録し、Apple Musicの「今週のNEW ARTIST」にも選出された。
2023年11月には、結成10周年を記念したアニバーサリーイベントを新宿ロフトにて開催。
ユニットとしての活動に加え、様々なアーティストへの楽曲提供を手掛ける。また近年では、それぞれの名義での楽曲提供や編曲などを数多く担当している。

商品情報

like a movie star(feat.シノダ)

発売日:2024年3月4日(月)
形態:配信(国内外のDL/サブスクリプション)、パッケージ盤CD(ライブ会場限定)

iTunesStoreで購入

【参加ミュージシャン】
Songwriting:サティフォ/Arrangement & Programming:Kohei Shimizu
Vocal & Guitar:シノダ(ヒトリエ)
Chorus:水槽

Live Info.

サティフォの日2024

日時:2024年3月4日(月)18:30開場 / 19:00開演
会場:新代田FEVER(東京都世田谷区羽根木1-1−14)
料金:オールスタンディング 前売 4,000円 / 当日 4,500円(D代別)
プレイガイド:イープラス(https://eplus.jp/sf/detail/4023300001-P0030001
出演:サティフォ
お友達の皆様:シノダ(ヒトリエ)、カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)、飯田瑞規(cinema staff)

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