80年代に一世を風靡したネオGSムーブメントの代表的存在、ザ・ファントムギフトが実に36年ぶりになる7インチ・シングルをリリースする。
ザ・ファントムギフトは、ナポレオン山岸、サリー久保田、チャーリー森田のオリジナル・メンバー3人に、杉村ルイ(ex-ザ・ヘアー、東京スカパラダイスオーケストラ)を加えた4人編成にて、今年4月よりライブ活動を再開しており、復活第一弾となる7インチ・シングルは、ザ・ダイナマイツ「真夏の夜の動物園」('68年)、ザ・テンプターズ「テル・ミー・モア」('69年)というこれまで誰もカバーしていなかったカルトなGSナンバーを取り上げている。
グルーヴィーなラテン・サイケデリックのA面、クールなブルース・ナンバーのB面、2023年ならではの彼らの演奏にルーツ・ロックへのリスペクトを込めたアレンジに仕上がっている。
7月7日(金)にはは下北沢 Flowers Loftにて発売記念ライブを開催。共演には、4月28日にデビューアルバム『ゴールデン・ヒット1965–1971』をリリースした名古屋のグループ、エミとゲルが出演する。
▲エミとゲル
【ザ・ファントムギフト プロフィール】
ザ・ファントムギフト/THE PHANTOM GIFT
杉村ルイ(Lui Bluesface):vo&harp
ナポレオン山岸(Napoléon Yamagishi):guitar
サリー久保田(Sally Kubota):bass
チャーリー森田(Charlie Morita):ds&vo
1984年結成。自主制作で2枚のシングル「ジェニーは嘘つき」('85)、「夜空に消えたシンデレラ」('86)をリリース。60年代後半の国内外のロックを標榜し、ザ・コレクターズ、ザ・ストライクスと共に、当時一世を風靡した「ネオGSムーブメント」の代表バンドと評された。'87年、インディーズのソリッドレコードより4曲入りコンパクト盤「魔法のタンバリン」をリリースした後、MIDIよりデビュー・アルバム『ザ・ファントムギフトの世界』をリリースした。'89年にはメンバーの脱退が相次ぎグループとしての活動を停止。2003年になるとセカンド・アルバム用のデモテープなどを編集したアルバム『ザ・ファントムギフトの奇跡』がリリースされ再結成ライブも行われた。
'22年、オリジナル・メンバー3人のセッションに杉村ルイ(元ザ・ヘアー、東京スカパラダイスオーケストラ)が参加し「from ザ・ファントムギフト」名義でライブを数回行った後、'23年4月よりはグループ名を「ザ・ファントムギフト」に戻し正式なバンドとしての活動をスタートした。
新生ザ・ファントムギフトのライブは、1960年代のGS/ガレージ/サイケデリックを基調とした本来のファントム・サウンドにルイのブルージーなボーカルとハープが加わったことにより、唯一無二のロックンロールバンドの風格を感じさせるものだ。(文責・サミー前田)
商品情報
ザ・ファントムギフト「真夏の夜の動物園 c/w テル・ミー・モア」
発売日:2023年7月7日(金)
仕様:7インチ・シングル
品番:BQGS-1969
価格:2,000円+税
レーベル:ボルテイジ・レコード
販売:ウルトラ・ヴァイヴ
Live Info.
Let's Go Beat Caravan! vol.2〜7インチ&CD発売記念公演
日時:2023年7月8日(土)17:00開場 / 18:00開演
料金:前売4,000円+オーダー
出演:
ザ・ファントムギフト
(杉村ルイ vo、ナポレオン山岸 g、サリー久保田 b、チャーリー森田 ds&vo)
エミとゲル
(松石ゲル vo,g.ds、エミーリー vo,ds、千晃 key、ジミー b、NOAH g)
*2バンドのリリースを記念したダブルレコ発公演!!
杉村ルイ(元ザ・ヘアー、東京スカパラダイスオーケストラ)を迎え活動を再開した伝説のネオGS「ザ・ファントムギフト」が36年ぶりに7インチ・シングル「真夏の夜の動物園 c/w テル・ミー・モア」を7月7日にリリースする。
そしてクレイジーケンバンド横山剣も絶賛する「エミとゲル」はファースト・アルバムCD『ゴールデン・ヒット1965–1971』を4月28日にリリースしたばかり。