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かつて存在し、そして消滅した地名=旧町名の名残りをさがす異色の街歩きエッセイ『旧町名さがしてみました in 東京』が発売

2023.03.13

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かつて存在し、そして消滅した地名=旧町名の名残りをさがす異色の街歩きエッセイ『旧町名さがしてみました in 東京』(著:102so)が2023年3月13日(月)に株式会社二見書房より発売される。

かつて存在し、そして消滅した地名=旧町名の名残りをさがす異色の街歩きエッセイ

地名は、その地を知る最大の手掛かりであり、その地の歴史、文化を反映するもの。
旧町名とは「現在では使われなくなった地名」のことだが、将軍にまつわる地名(桃園町、駒場町)、職業や商売の名が用いられた地名(弓町、御台所町)など、その土地の歴史を色濃く反映したものでもあった。
しかし、歴史の中で全国的に昔ながらの町名が歴史を留めない殺風景なものへと変更され、東京23区でも伝統ある町名が失われていった。
これらの旧町名は、行政上は消滅したものの、よくよく目を凝らすと古い家屋の表札、ビル、デンリョクと呼ばれる東電設置のプレート、町内会の名前、バス停、小学校、寺、銭湯や文豪の小説などさまざまなものの中に発見することができる。本書ではこれら旧町名にまつわる歴史的・文化的エピソードを、旧町名の遺物を16年間探し求めてきた著者が撮りためてきた写真と共に紹介する。

能町みね子との対談を収録

大学の卒論は旧町名、『散歩の達人』に「能町みね子の東京リアルストリートビュー」を連載中の能町みね子と共にただただ旧町名への愛を語る対談をたっぷり12ページ収録。

東京23区の約200個の旧町名を写真付きで紹介

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千代田区:三年町、三崎町、神田松富町 / 中央区:月島通、日本橋兜町、木挽町 / 港区:芝白金今里町、三田小山町、我善坊町、伊皿子町 / 新宿区:十二社、淀橋、花園町 / 文京区:駒込追分町、音羽町、竹早町、真砂町 / 台東区:浅草公園六区、浅草象潟町、谷中初音町、池之端七軒町 / 墨田区:業平橋、堅川、錦糸町、吾妻橋 / 江東区:深川牡丹町、深川洲崎弁天町 / 品川区:大井伊藤町、荏原区中延町、上大崎長者丸 / 目黒区:月光町、駒場町 / 大田区:森ケ崎町、女塚町、道塚町 / 世田谷区:玉川上野毛町、玉川瀬田町、廻澤町 / 渋谷区:常磐松町、八幡通、豊沢町、羽澤町、金王町 / 中野区:塔ノ山町、桃園町、文園町 / 杉並区:高円寺、神戸町、関根町、東荻町 / 豊島区:椎名町、池袋東、高田本町 / 北区:赤羽町、王子町、岩渕町、稲付町 / 荒川区:南千住町、尾久町、三河島町、日暮里町 / 板橋区:茂呂町、根ノ上町、志村町 / 練馬区:田柄町、練馬南町、江古田町 / 足立区:四ツ家町、小右衛門町、高砂町、伊興町 / 葛飾区:本田渋江町、水元小合上町、本田木根川町 / 江戸川区:堀江町、葛西、桑川町ほか
 
【著者プロフィール】
102so:1983年福島県生まれ 2006年から16年以上「東京時層地図」のアプリ一つを頼りに東京都23区や全国の旧町名の名残り(古い家屋の表札、ビル、デンリョクなどに残る)を探し、その記録をブログ・同人誌などで残している。23区内700の旧町名を確認済み。みちくさ学会に参画・寄稿。『散歩の達人』などの雑誌、「能町みね子のTOO MUCH LOVER」などの各種メディアに出演し、旧町名さがしの魅力を伝えている。著者名は新宿区の旧町名・十二社(じゅうにそう)より。Twitter▶︎https://twitter.com/102so/ ブログ▶︎https://9cm.hateblo.jp/

商品情報

旧町名さがしてみました in 東京

著者:102so
判型:A5判
価格:本体1,750円+税
著者:102so
ISBN:9784576230122
発売日:2023年3月13日
発行:株式会社二見書房

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