1970年代初頭に発表した3作『白いバラ』『父と子』『ティーザー・アンド・ザ・ファイアキャット』を連続ヒットさせた、イギリス出身のシンガー、キャット・スティーヴンス。その後、イスラム教に改宗し、現在もユスフ・イスラムとして活動を続けている。
そんな彼が2022年に自らのアートワーク、幼少期からの貴重な写真、様々な資料などで綴った回想録を超豪華本『BACK BEYOND』として発表した。今回、キャットとは、同世代であり、強い影響を受けたというフォーク・シンガー/翻訳家の中川五郎が、日本にごく少数輸入されたこの本に対して書評を寄せた(詳細はこちら)。中川は「キャット・スティーヴンスの70年代前半の三枚のアルバムは古典なのだと思う。だからこそ懐かしいのに新鮮に響くのだ。キャットと同世代のぼくらのような者たちや、少し遅れて彼の音楽を追いかけた世代だけでなく、今のうんと若い世代にもキャットの音楽は絶対に通じるに違いない」と言う。その瑞々しい歌声と美しいメロディはいまでも充分魅力的なのだ。豪華本『BACK BEYOND』は英国の出版社より日本からでも直接購入することができる。
キャット・スティーヴンス『BACK BEYOND』について
『CAT STEVENS:BACK BEYOND 1970-1971』(コレクター・エディション)
(7インチ・レコード/スリップケース付)
著者:キャット・スティーヴンス
■2022年5月発行 224ページ 240㎜×360㎜ スリップケース付き
■全世界限定1,500部 本人直筆サイン入り
■発行元:ジェネシス・パブリケイションズ(英国)
■7インチ・レコード「I Think I See The Light」「If You Want To Sing Out, Sing Out!」未発表デモ収録
■ご購入はこちら(英国 ジェネシス・パブリケイションズ 345£)