『パンク侍、切られて候』(2018年)以来、5年ぶりとなる石井岳龍(ex-石井聰亙)監督の最新作『自分革命映画闘争』が、3月18日(土)より神戸・元町映画館にて先行公開、3月25日(土)より渋谷・ユーロスペースにて劇場公開される。
その公開成功支援ためのクラウドファンディングを、石井岳龍監督自ら立ち上げた。URLは
こちら。
▼『自分革命映画闘争』映画監督・石井岳龍の新たな挑戦、新作映画の公開を応援するプロジェクト
『自分革命映画闘争』は立体音響の臨場体験で“MAD教授が仕掛ける映画の迷宮”を楽しむ見応えのある挑戦的新作映画。しかし、ノースターの長尺映画ゆえ公開は苦戦必至。このクラウドファンディングは、映画公開の成功と拡大を支援していただくプロジェクトだという。
石井監督による“支援の具体“は以下の通り。
このプロジェクトは、映画『自分革命映画闘争』を一箇所でも多く、全国劇場公開するための必要経費(*)をご支援していただくものです。まず、神戸、東京での上映を成功に導き、1日でも長い上映の機会確保のため、そしてその勢いをできるだけ多くの方々や劇場にも伝えていけますように活用させていただきます。(*必要経費:チラシ費用、ポスター費用、配給宣伝素材経費、イベント関連経費、関係者活動経費等)
また、目標金額を超えるご支援によって、私も全国の上映館に出向き観客の皆様にご挨拶やトークをさせていただくための経費等にもあてさせていただきます。また、今回のクラウドファンディングのご支援の貴重でリアルな結果を、今後の私の自主的な映画創作活動の可能性に繋げる「指針」として活用させていただければと思っております。
金額に応じたリターンも各種用意され、特製ポストカード二種、特製デザインTシャツ、特製缶バッジ三種など、このプロジェクトのために特別限定の非売品グッズを製作中。
なかでも注目は「石井岳龍監督作品のサントラCD3枚組」。これは石井監督自身も一番欲しいものだったそうで、今回のみの特別限定非売品として作品化が実現したという。Vol.1は『シャニダールの花』全曲をメインに、『ソレダケ / that's it』『生きてるものはいないのか』からの抜粋を収録。Vol.2は『パンク侍、斬られて候』のほぼオール楽曲を収録。そしてVol.3は新作『自分革命映画闘争』の全楽曲が収録される。
その他、石井監督の著作『映画創作と自分革命』の献本や、『自分革命映画闘争』の特別先行試写上映会優先招待など、今回のプロジェクトでしか入手できない数々の特典が用意されている。
なお、目標金額は2,300,000円。2023年3月13日(月)23:59までに集まった金額がファンディングされ、石井監督によると「今回の支援者を『自分革命隊(じぶんかくめい)』と呼ばせていただきます」とのこと。
また、いかなる場合でも支援へのすべてのリターンは約束の期日までに必ず実行されるという(ただし、このプロジェクトは石井監督がすべてを手作りで進行するため、諸事情によりリターン送付が少し遅れる可能性はあるかもしれないとのこと)。
“映画の無限の可能性”を信じ、そのトライ&エラーに絶えず立ち向かう石井岳龍監督によるクラウドファンディング、ぜひ参加いただきたい。詳細は
こちら。
商品情報
自分革命映画闘争
2023年/日本/165分/1.85:1/カラー/5.1ch
©︎ISHII GAKURYU
製作:石井岳龍 KDUF
監督・脚本:石井岳龍
撮影・照明・編集・VFX:武田峻彦
音楽・音響スーパーバイザー:勝本道哲
美術:谷本佳菜子
録音・音響編集:折野正樹
助監督・劇中デザイン:向田優
出演:神戸芸術工科大学・映画コース関係者有志
配給・宣伝:ブライトホース・フィルム
配給協力:杉原永純
宣伝ヴィジュアル・デザイン:加藤秀幸、柴田リオ(グラインドハウス)
3月18日(土)神戸・元町映画館にて先行公開
3月25日(土)渋谷・ユーロスペースにて劇場公開
【Story】神戸芸工大映画コース教授でありながら、自らの思想「自分革命映画闘争ワーク」の実践に駆られ狂的状態に陥り、突然失踪してしまう石井岳龍。彼が残した「個の想像力や認識の拡張、意志の強化を目指す内意識革命の為のワークテキスト」の扱いに、大学同僚の武田助教、助手谷本は困惑。葛藤後、任意の学生とワークの実践を試みる選択をし、同時に武田は失踪した石井の影を追い、やがてそれは謎の洞窟探検にまで至ることになる。学生たちはそれぞれが選択したテキストの実践をすることによって、まるで映画の中のような拡大した想像力と意識拡張の迷宮世界に迷いこむのだが…。
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