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中村哲の命日に先立ち、唯一の自伝で10万部超のロングセラー『天、共に在り』を本日より期間限定で公開

2022.11.30

写真:PMS/ペシャワール会提供
 
アフガニスタンに1,600本もの井戸を掘り、25キロメートルにおよぶ用水路を拓いた日本人がいたことをご存知だろうか。
パキスタンとアフガニスタンの国境地域で、医療支援と旱魃・飢餓問題に30年以上取り組み続けた医師・中村哲。現地で凶弾に倒れてから3年を迎えようとしている。12月4日の命日に先立ち、その功績を多くの方に知ってもらうため、唯一の自伝で10万部超のロングセラー『天、 共に在り』が期間限定で全文公開される。
 
医師・中村哲は医療支援のために訪れた現地で旱魃や洪水による厳しい環境を目の当たりにし、灌漑・用水の安定こそが健康と平和の礎になると確信。以来30年以上にわたって支援活動を続け、つないだ人の命は65万人と言われている。長きにわたり現地での活動を続けてきた、その原動力は何だったのか。本書は、「天」(自然)と「縁」(人間)をキーワードに、その数奇な半生をつづった唯一の自伝だ。
 
▼NetGalleyにて全文無料公開
公開期間・2022年11月30日~2022年12月15日
※会員登録が必要です。
 
▼NHK出版「本がひらく」サイトにて、本文の一部を公開
公開期間・2022年11月30日~2022年12月15日
 
【中村 哲(なかむら・てつ)プロフィール】
 

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写真:PMS/ペシャワール会提供
 
医師・PMS(平和医療団・日本)総院長。1946年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。日本国内の診療所勤務を経て、84年にパキスタンのペシャワールに赴任。以来、ハンセン病を中心とした貧困層の診療に携わる。86年よりアフガニスタン難民のための医療チームを結成し、山岳無医地区での診療を開始。91年よりアフガニスタン東部山岳地帯に3つの診療所を開設し、98年には基地病院PMSを設立。2000年からは診療活動と同時に、大旱魃に見舞われたアフガニスタン国内の水源確保のために井戸掘削とカレーズ(地下水路)の復旧を行う。03年より09年にかけて全長25キロメートルに及ぶ灌漑用水路を建設。その後も砂嵐や洪水と闘いながら沙漠開拓を進めた。
マグサイサイ賞「平和と国際理解部門」、福岡アジア文化賞大賞など受賞多数。アフガニスタン政府から名誉市民権を授与。著書に『天、共に在り』『ペシャワールにて』『医者 井戸を掘る』『医者、用水路を拓く』『希望の一滴』など。
2019年12月4日、アフガニスタンのジャララバードで凶弾に倒れる。享年73。

関連書籍情報

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『天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い』
著者:中村 哲
発売日:2013年10月26日
定価:1,760円(税込)
仕様:四六判
ページ数:260ページ
ISBN:978-4-14-081615-8
 

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『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」中村哲が本当に伝えたかったこと』
著者:中村 哲
発売日:2021年10月25日
定価:1,760円(税込)
仕様:四六判
ページ数:264ページ
ISBN:978-4-14-081879-4
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