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七里圭監督 最新作『背 吉増剛造×空間現代』の予告編解禁! 本編は詩人・吉増剛造とオルタナティブロックバンド・空間現代がスクリーンで対峙する圧倒的62分!

2022.08.25

『眠り姫』などの才気溢れる作品で知られる七里圭監督、初のドキュメンタリー映画『背 吉増剛造×空間現代』が10月8日から新宿K's cinemaほか全国の劇場で順次公開される。その予告編が解禁された。
80歳を超えてなお旺盛な創作活動を続ける、日本を代表する現代詩人・吉増剛造。彼が、先鋭的なオルタナティブロックバンド・空間現代をバックに、透明なガラスを目の前に、鬼気迫る声と動きで、叫び、ドローイングする姿が強く印象に残る予告編だ。
 

80歳を超えてなお旺盛な創作活動を続ける、日本を代表する現代詩人・吉増剛造。本作は彼が、ECD、灰野敬二、劇団・地点、飴屋法水とのコラボレーションでも知られる先鋭的なオルタナティブロックバンド・空間現代と、京都の小さなライブハウス「外」で2019年に行なった、ある朗読ライブ《背》の記録だ。
 

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吉増剛造はその年の夏、かつて津波を引き起こした海に面する宿の小部屋で、窓の向こうの海に浮かぶ霊島・金華山を眺めながら、その地に足を踏み入れることなく、「詩」を書いた。それは今、世界が閉ざされる経験をした後の我々には、予見的で、象徴的にも感じる。
その「詩」に歌人・斎藤茂吉の短歌からの引用を加え、マスクや目隠しを用いながら、声の限りに叫びまた朗読し、録音を再生し、ありったけの力で透明なガラスにドローイングする……鬼気迫るライブ・パフォーマンスの全編を凝視して、詩人の言葉の「背」後を浮き彫りにする。
 

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監督は七里圭。デビュー作『のんきな姉さん』で注目を集め、初公開以来15年間毎年アンコール上映を繰り返す、声と気配で物語を綴る異色の作品『眠り姫』などの先鋭的な作品で知られる鬼才。他のジャンルのアーチストとのコラボレーション作品も多く、「音から作る映画」プロジェクト、舞台上演『清掃する女』など実験的な映画制作、映像パフォーマンスも手掛けている。
自身初のドキュメンタリー映画となる本作で、生身のふたつの魂の激突をありのままに映し出す。またすでに、吉増剛造との次の作品制作も始まっており、京都・春秋座での劇場実験が2023年2月に予定されている。

商品情報

映画『背 吉増剛造×空間現代』

【出演】吉増剛造、空間現代
【監督・撮影】七里圭
【アソシエイト・プロデューサー】西原多朱【整音】松野泉【撮影・グレーディング】高橋哲也
【企画・製作・配給】チャーム・ポイント
【企画協力】合同会社空間現代
【制作協力】合同会社インディペンデントフィルム
【共同配給】シネマトリックス
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
2021年 / 日本 / 62分 / DCP / ドキュメンタリー
©charm point
2022年10月8日(土)、新宿K's cinemaほか全国順次公開

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