昨年11月に入手困難とも言われていた幻のアルバム『踊る一寸法師』を含む全5作品をUHQCDにて再発し、今春にその再発を記念した全国7カ所に及ぶ全国ツアー「『踊る一寸法師』再発記念ワンマンツアー」を開催した人間椅子。
今年でバンド生活33年目に突入している人間椅子は、若年層のファンが年々増えており、幅広い層が彼らのサウンドを求めてワンマンライブに足を運んでおり、全国各地の公演でチケットがソールドアウトを記録する状況が頻発している状況となっている。
そうした中でデビュー当時をリアルタイムで知ることができなかった若年層だけでなく、メンバーと同世代のリアルタイム世代のファンからも、人間椅子の過去作品の再リリースを望む声が確実に高まりをみせているのは必然のことと言えるだろう。2016年に一度メルダック・徳間ジャパンの全13作品を一挙UHQCDにて再発していたが、ファンからの更なる要望の声に応える形で昨年11月に『萬燈籠』『無頼豊饒』『怪談そして死とエロス』『異次元からの咆哮』『踊る一寸法師』の5作品をUHQCDにて再発したが、このたび遂に人間椅子として初のLPアナログ盤を12月3日(土)に初回完全生産限定盤としてリリースすることが決定した。
今回のLPアナログ盤リリースの正式発表を前、7月30日に出演した『CRUSH OF MODE-PREMIUM HOT SUMMER '22』のステージ上で和嶋慎治(Gt, Vo)が「12月頃に人間椅子として初めてアナログ盤をリリースする予定でおります! 詳細はこれからですが、皆様ぜひお楽しみに!」との一言に、新型コロナウイルス感染症対策の一環で歓喜を声で伝えることのできない多くのファンは、歓声の代わりに大きな拍手で喜びと期待感をメンバーに伝えていたのが印象的だった。
LPアナログ盤としてリリースされるのは『人間失格』『桜の森の満開の下』『黄金の夜明け』『羅生門』『二十世紀葬送曲』の全5作品。アナログ盤で楽曲を楽しむのはもちろんのことだが、人間椅子のCDジャケットは毎作品が唯一無二の秀逸なデザインで、アルバムの世界観を色濃く映し出しているのが特徴。一つの絵画作品としてLPアナログ盤の大きさでジャケットを楽しむこともできるのではないだろうか。
9月4日から和嶋慎治と鈴木研一(Ba, Vo)の地元、青森公演からスタートを切る全国ツアー『人間椅子2022秋のワンマンツアー ~闇に蠢く~』の一部会場を除く各会場でも予約を受付ける予定とのこと。今秋から今冬にかけても引き続き人間椅子の動きから目が離せない。
人間椅子 LPアナログ盤×5タイトル
◉『人間失格』(※オリジナルCD発売日:1990年7月21日)
全11曲収録<2枚組>
品番:TKJA-10111 価格:定価¥6,200(税込定価)
◉『桜の森の満開の下』(※オリジナルCD発売日:1991年3月13日)
全10曲収録<2枚組>
品番:TKJA-10112 価格:定価¥6,200(税込定価)
全11曲収録<2枚組>
品番:TKJA-10113 価格:定価¥6,200(税込定価)
全9曲収録
品番:TKJA-10114 価格:定価¥4,000(税込定価)
全10曲収録<2枚組>
品番:TKJA-10115 価格:¥6,200(税込定価)