今年2022年2月6日にデビュー20周年を迎え、7月にオリジナル・アルバムとしては2008年に発売になった『カッシーニ』以来、実に14年ぶりの5thアルバムをリリースする鹿児島県奄美大島出身のボーカリスト、元ちとせ。
アルバムから3カ月連続先行配信される新曲の第2弾として、本日5月11日にシンガーソングライターの長澤知之が作詞作曲を手掛けた「虹の麓」がリリースされた。
アレンジとギターには元ちとせの楽曲には欠かせない間宮工を迎え、ベースに柏原譲(Fishmans、Polaris)、ドラムにあらきゆうこ、ピアノに山本健太、スティールパンに田村玄一(Lonesome Strings、Little Tempo)という強力な布陣で制作された1曲。
また、デビュー作以来数多くの元ちとせのアートワークを手掛けている信藤三雄によるジャケットデザインをモチーフにした、リリックビデオもあわせて公開されている。
長澤知之コメント
虹の麓はアクションを促す歌です。
マジメな歌です。
祈りの歌というわけじゃなく、「よし。ロードマップ作ろう。スケジュール立てよう。で、目的の場所を決めよう。一緒にいついつ向かおう。」って、計画立てて、具体的に実現させていく人たちの現実的な歌です。
「祈り」という行為を、僕は育った環境もあって個人的に意味あるものだと信じています。
が、生きているとそれだけではどうにも解決しない問題と出会うものです。
ただ、理想を語っているだけじゃどうにもなりません。
そんな時、必要なのは行動力です。
想像して、仰いで「綺麗だなあ…」ってんじゃなく、自分の目の前の現実世界に降ろして、そいつを体感する方法を考えるんです。
実現させてやるんです。
それが夢を叶えるってことだと思うんです。
これは夢じゃなくって、現実世界の歌です。
「あなたと一緒にそこへ向かうよ!」と信じて動く人たちへの歌なんです。