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『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』24歳、気鋭の著者がチェーンストアの謎から日本の都市の現在を描き出す!

2022.02.10

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私たちの生活に欠かせないチェーンストア。 それらは都市を均質にし、 街の歴史を壊すとして批判を受けてきた。 だが、 チェーンは本当に都市を壊したのだろうか。 その謎を解き明かすべく、 若き「街歩き」ライター谷頭和希はディスカウントストア、 ドン・キホーテを巡った。 そうして見えてきたのは、 日本の都市の「いま」と未来の可能性だった。 新しいチェーンストア都市論がここに誕生。
 
【 推薦コメント】 
 
■石田英敬 氏(東京大学名誉教授) 
ドンキめぐりはクセになる、 読み出したら止まらない、 ドンペン探偵が読み解くチェーンストア記号論。 
 
■宮沢章夫 氏(作家・早稲田大学教授) 
まず「肯定する」という態度がここにはある。 正直、 ドンキが渋谷にできたとき、 80年代の渋谷を知る者は苦い気持ちを味わった。 世代的にそんなことなど関係ない著者はドンキを中心にロードサイドやショッピングモールを肯定する。 そしてその「肯定」が、 いま私たちを取り巻く資本の構造への、 見事な批評になっている。 
 
谷頭和希 (たにがしら・かずき) 
ライター。 1997年生まれ。 早稲田大学文化構想学部卒業後、 早稲田大学教育学術院国語教育専攻に在籍。 「デイリーポータル」、 「オモコロ」、 「サンポー」などのウェブメディアにチェーンストア、 テーマパーク、 都市についての原稿を執筆。 批評観光誌「LOCUST」編集部所属。 2017年から2018年に「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第三期」に参加し宇川直宏賞を受賞。 本作が初の著書。
 
写真提供/Rodrigo Reyes Marinアフロ

商品情報

『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』
著者:谷頭和希

発売日:2022年2月17日(木)
定価:924円(10%税込)
判型:新書判
ページ数:240ページ
ISBN 978-4-08-721204-4

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序章:日本中がチェーンストア
第一章:なぜ過剰な外観は生まれるのか
第二章:都市のなかの「ジャングル」
第三章:チェーンストアは新たな地域共同体である
第四章:ドンキから見える日本のいま
終章:チェーンストアの想像力
主な内容
◆なぜドンキの外観はさまざまなのか
◆レヴィ=ストロースが語るドンペン
◆テーマソング「ミラクルショッピング」の歌詞のヒミツ
◆驚くほど似ているドンキとヴィレヴァン
◆コンビニとどう共存するか
◆ドンキの「権限委譲」がもたらす多様性
◆メディアが生み出したドンキとヤンキー・DQNのつながり
◆ファミリー需要を生み出したMEGAドンキ
◆町おこしに利用されるドンキ
◆「ユートピア」を目指すショッピングモールと「祭り」を目指すドンキ
◆マンハッタンとドンキから見えてくるもの
◆「呼び込み君」が私たちに伝えてくれているもの
◆地域共同体のなかに生まれる新しい共同体
◆チェーンは歴史を壊すのか?
◆ドンキ的な資本主義のルートへ
◆チェーンストアから「現実」を考えてみる
◆オンライン化する世界におけるチェーンストアの可能性

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