レスリー・アン・ジョーンズ 『ジョン・レノン 誰が彼を殺したのか』が 6月29日に発売される。ベストセラー作家レスリー・アン・ジョーンズが、ジョン・レノンを描き出す。本書で語られるのは、彼が何をしたかではなく、どう生きたかである。
ジョンはずっとスターだった。若者にとってはアイドルであり、哲学者でもあった。しかし、人々はあまりにも多くのことを彼に求めた。彼はスターであると同時に、ひとりの不完全な人間でもあったのに。私たちが知っているジョンは、ほんの一部分でしかない。ジョンとはいったい何者だったのか。本当の意味で、ジョンを“殺した”のは誰だったのか。
母親には二度捨てられたとジョンは言う。学校では体罰を受けた。大人になっても人間関係で多くの問題を抱え、他人をひどく攻撃した。家庭内では暴力を振るい、数多の浮気をし、息子に精神的な虐待さえ加えた。そんな彼が、オノ・ヨーコと出会って変わった。ビートルズ人気真っ盛りの頃に、ジョンは仮面を捨てたのだ。
【本書より】
「巷にあふれるジョンのよくある伝記本を書くつもりはなかった。本書はそのような代物ではない。本書では、ジョンの没後40年にあたり、そのいくつもの人生、いくつもの恋愛、いくつもの死を独自に模索している。万華鏡であり、観想であり、内省である。ジョンとは一体何者だったのだろうか? この件について、あの件について、どう思っていたのだろうか?『ジョンの抱える矛盾を理解したい』『いつ、なぜ彼が死んだのかを理解したい』という欲求に駆られて本書を執筆した。」
商品情報
『ジョン・レノン 誰が彼を殺したのか』
定価:3,080円(10%税込)
仕様:A5判/408ページ
発売日:2021年6月29日
ISBN:978-4-636-97205-4
商品コード:GTB01097205
■序章 エコー
■第1章 カム・トゥゲザー
■第2章 捨てられて
■第3章 ジュリア
■第4章 シンシア
■第5章 モナ
■第6章 地獄の業火(インフェルノ)
■第7章 スヴェンガリ
■第8章 5人目(クイントゥス)
■第9章 米国進出(アメリゴ)
■第10章 アルマ
■第11章 生きている間に(リヴィング・イヤーズ)
■第12章 贖罪主(リディ―マー)
■第13章 ヨーコ
■第14章 砂地獄(クイックサンド)
■第15章 啓示(リヴェレイション)
■第16章 変身(メタモルフォーシス)
■第17章 キョーコ
■第18章 メイ
■第19章 再生(リザレクション)
■第20章 再演(リプレイ)
■第21章 最終楽章(フィナーレ)
■コーダ
主なできごと年表~デイズ・イン・ザ・ライヴス~
言い換えると
ジョンへのトリビュートソング
音楽作品
参考文献とおすすめツアー