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「こういった場所が残されているのは 映画人にとってありがたいこと」"芝居小屋シネマ"「旧広瀬座×カツベン!」タイアップイベント開催!

2019.12.14

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12/13(金)公開の映画『カツベン!』。公開に先立ち、本作のロケ地となった福島市・旧広瀬座にて、文化庁×映画『カツベン!』のタイアップイベントが12/12(木)に開催された。
 
文化庁は、 文化財の活用を促進することを目的として映画「カツベン!」とタイアップを行っている。 この一環として、 12/12(木)にロケ地となった福島市・旧広瀬座にてタイアップイベントを開催しました。 その名も【旧広瀬座の旧広瀬座による旧広瀬座のための“芝居小屋シネマ”「旧広瀬座×カツベン!」】。当日は、 周防監督を招いてのオープニングトークや試写会が行われ、 会場は大いに盛り上がった。
 
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イベントでは、 当時の芝居小屋を再現するためどてら姿の観客約100名が集結。 芝居小屋にかかせない甘味の販売なども行われ、 会場はまるで大正時代にタイムスリップしたかのような雰囲気に。劇中では、 成田凌さん演じる主人公が働く映画館・靑木館として登場する旧広瀬座。 もともと芝居小屋として明治20年につくられた建物で、 戦後には映画の上映も行われていた。 平成10年には国の重要文化財に指定されている。
 
周防監督は「こういった場所が残されているのは、 映画人にとってありがたいこと。 この空間と、 エキストラの皆様の協力のおかげで、 成田さんのカツベンが素晴らしいものになった。 感謝しています。 」と思いを述べた。 宮田文化庁長官は「人々が大切に残してきた文化財だからできることがある。 」と述べ、 文化財を保存し、 活用することの意義を語った。
 
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『カツベン!』では、 旧広瀬座のほかにも岐阜県の白雲座や鳳凰座など、 様々な場所で撮影が行われた。 文化財の活用により生まれた『カツベン!』の世界をぜひ楽しんでほしい。
 

Live Info.

映画「カツベン!」 

「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」の周防正行監督が、サイレント映画時代を舞台に一流活動弁士になることを夢見る青年を主人公にしたコメディドラマ。当時の人気職業であった活動弁士を夢見る俊太郎が流れ着いた小さな町の閑古鳥の鳴く映画館・靑木館。隣町にあるライバル映画館に人材も取られ、客足もまばらな靑木館にいるのは、人使いの荒い館主夫婦、傲慢で自信過剰な弁士、酔っぱらってばかりの弁士、気難しい職人気質な映写技師とクセの強い人材ばかり。雑用ばかりを任される毎日を送る俊太郎の前に、幼なじみの初恋相手、大金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察などが現れ、俊太郎はさまざまな騒動に巻き込まれていく。主人公・俊太郎役は、「スマホを落としただけなのに」「人間失格 太宰治と3人の女たち」など話題作に立て続けに出演し、本作が映画初主演となる成田凌。ヒロイン役を黒島結菜が演じるほか、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊ら周防組初参加のメンバー、竹中直人、渡辺えり、小日向文世ら周防組常連陣が顔をそろえる。
 
2019年製作/127分/G/日本
配給:東映

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