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世界の謎と不思議に挑み続けてきた『ムー』と、お化け好きのバイブル『怪と幽』がまさかのコラボ!

2019.08.29

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お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン『怪と幽』vol.002が発売となった。2019年4月に、 世界で唯一の妖怪マガジン『怪』と日本初の怪談専門誌『幽』が融合し、 新創刊した『怪と幽』 。 創刊第2号となる本誌では、 “世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリー・マガジン”を標榜して創刊され、 今年で40周年を迎える『ムー』と『怪と幽』がタッグ を組み、 妖怪/怪談にも通底する UFO、 都市伝説、 UMAといった、 この世の奇奇怪怪に迫る「ムーと怪と幽」特集をお届けする。
 
「UFO写真傑作選」より、 フォトグラファー・佐藤健寿氏のお気に入りUFO写真
 
 
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写真提供=並木オフィス
▲6枚撮影された写真のうち、 4枚にUFOが写っていた。 
 
1958年1月16日、 ブラジルのトリンダデ島近海で、 測量調査をしていたアルミランテ・サルダナ号に乗船していたカメラマン、 アルミロ・バラウナがUFOを撮影。 写真はブラジル海軍によって分析され、 真正のものと認められた。
 

鼎談 並木伸一郎×佐藤健寿×三上丈晴 UFO写真の魅力を語る

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1979年10月に創刊し、 今年で40周年を迎える月刊「ムー」。 その創刊時から執筆陣に名を連ねる作家の並木伸一郎氏、 オカルトサイト「X51.ORG」の主宰者で、 自身も「ムー」に大きな影響を受けたというフォトグラファーの佐藤健寿氏、 そして5代目「ムー」編集長の三上丈晴氏をお呼びして、 とりわけ「ムー」色の強いテーマといえるUFO(未確認飛行物体)とUFO写真について熱く語っていただいた。 
 
取材・文=朝宮運河 写真=福島正大
 
――本日は月刊「ムー」と縁の深いお三方に、 UFOとUFO写真の魅力についてたっぷり語っていただこうと思います。 まず、 皆さんの出会いの経緯を教えていただけますか? 
 
並木:ずいぶん長いつき合いですよ。 三上君とは彼が「ムー」編集部に入って以来だから三十年近くになるし、 健寿とももう十年くらいになるのかな。 以前、 僕は渋谷で居酒屋をやっていまして、 ムー的な人たちのたまり場になっていたんです。 そこに健寿も来てくれて、 話をしたのが最初ですよね。 
 
佐藤:知り合いのテレビ業界の方に連れていってもらったんです。 並木さんがお店をやられているとは全然知らなくて、 すごく驚きました。 三上さんともそのお店で初めてお会いしたんでしたね。 
 
三上 :「ムー」にはすでに記事を書いてもらっていたけどね。 佐藤君は「X51.ORG」というサイトを運営していて、 その筋では有名な存在だったんですよ。 
 
並木:あのサイトは僕も注目していました。 UFOや超常現象を扱ったサイトはたくさんあったけど、 健寿のところはデータ関係がしっかりしていて読み応えがあるし、 見せ方がうまかった。 もともと芸術系の人だから、 センスがいいんだよね。 UFO事件の現場や古代遺跡を撮っても、 健寿の写真は「ムー」とベクトルが違うんです。 そこも面白いなと思っていました。 
 
佐藤:僕は「ムー」や並木さん、 あるいは矢追純一さんの洗礼を受けて、 この世界にはまった世代ですから。 影響が大きいだけに、 同じことをやるわけにはいかないなと。 そもそも僕はUFO研究家ではなく、 カメラマンですから。 
 
三上 :佐藤君は一九七八年生まれだよね。 七九年創刊の「ムー」とはほぼ同い年なのか。 
 
佐藤:「ムー」関係の出来事でよく覚えているのは、 以前「ムー」の姉妹誌で「マヤ」っていう雑誌がありましたよね。 あれが学研の教材と一緒に、 小学校で販売されたんです。 学校で「マヤ」が買えるってすごいな、 と思って(笑)。 確か「ヒランヤ」(六芒星型の開運グッズ。 八〇年代に流行した)が付録の号でしたね。 
 
並木:懐かしいね(笑)。 一時期「ムー」のような雑誌は複数出ていたんですが、 残らず消えていきました。 やっぱり特殊なジャンルだし、 書けるライターが限られているんですよ。 その点「ムー」は先行者の強みがあったし、 企画力もあった。 
 
佐藤:並木さんは創刊当時から「ムー」に携わっているんですよね。 
 
並木:もともとこの手のジャンルが好きで、 日本宇宙現象研究会というUFO研究団体を主宰していたんです。 そのうち学研から「ムー」が創刊されることになって、 声を掛けられたんですね。 最初は同じ学研の「高1コース」でUFO記事を書かされて、 その反響が「ムー」創刊に繋がったんです。 
 
三上 :並木さんは「ムー」でも最古参の一人ですよ。 
並木:これだけ長くやっていると、 「お母さんが『ムー』を読んでいた」とか「『ムー』が好きで出版業界に入った」なんて話も珍しくなくなりました。 四十年間、 多少の波はあっても、 根強い人気は衰えない。 結局みんな怪しくてミステリアスなものが好きなんでしょう。 
 
三上 :「怪しい」は「ムー」にとって最大の褒め言葉です。 最近では女子高生が「ムー」のポーチを持って、 SNSに写真をアップしてくれている。 彼女たちが「ムー」を知っているかどうかは分からないけど(笑)、 ありがたいですよ。 
 
つづきは『怪と幽』vol.002でお楽しみください。 
 

商品情報

『怪と幽』vol.001 2019年5月

定価: 1,944円(本体1,800円+税)
発売日:2019年08月28日
判型:A5判
商品形態:雑誌
ページ数:428
雑誌コード:6248803
ISBN:9784041080597

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お化け好きに贈るエンタテインメントマガジン。 第2号は「ムー」とコラボ!特集 ムーと怪と幽
【インタビュー】片岡愛之助
【鼎談】並木伸一郎×佐藤健寿×三上丈晴
【対談】黒史郎×吉田悠軌
【寄稿】稲生平太郎、 大道晴香、 朝里樹
【紀行】玉置標本
【ブックガイド】朝宮運河

特別企画「ふしぎな元号 めでたい改元」
【寄稿】久禮旦雄

連載
【小説】京極夏彦、 小野不由美、 有栖川有栖、 恒川光太郎、 近藤史恵、 乙一、 澤村伊智
【漫画】諸星大二郎、 高橋葉介、 波津彬子、 押切蓮介
【論考・エッセイ】荒俣宏、 小松和彦、 東雅夫、 多田克己、 村上健司
【グラビア】ホームラン・拳、 芳賀日出男、 佐藤健寿、 UFO写真傑作選、 怪食巡礼
【怪談実話】丸山政也、 高田公太、 神 薫
【研究会レポート】国際日本文化研究センター、 東アジア恠異学会、 怪異怪談研究会、 異類の会、 怪談文芸研究会
【インタビュー&寄稿】スケラッコ、 高橋直子、 角銅博之、 木下昌美、 山中由里子、 藤川洋一 ほか

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