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武藤昭平(勝手にしやがれ)、杉作J太郎らが出演の映画『明日泣く』11月19日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開

2011.10.03

明日泣く
ー今日は笑って生きてやるー


生きることに不器用な
男と女が奏でる
青春グラフィティ

 

明日メイン.jpg

11月19日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
 

斎藤工&汐見ゆかり×色川武大(阿佐田哲也)×内藤誠
生きることに不器用な「男」と「女」が奏でる狂騒曲


 『離婚』『狂人日記』などの純文学小説や、阿佐田哲也の名義で『麻雀放浪記』シリーズなどのギャンブル小説を生んだ、昭和最後の無頼派作家、色川武大。彼が1986年に発表した珠玉の短編『明日泣く』を、カルト的人気を誇る『不良番長』シリーズや『番格ロック』の内藤誠監督が25年ぶりのカムバック作として映画化! 伊集院静による『いねむり先生』のモデルとして、ふたたび注目を集める色川武大の、本名名義の小説の初の映画化となるのが『明日泣く』だ。
 昭和の空気が色濃い原作の世界観はそのままに、好き勝手をしながらもひょうひょうと綱渡りの人生を歩む若者たちのドラマとして仕上がっている本作。劇中を彩るジャズのリズムをバックに、賭けマージャンでその日暮らしを続ける新進小説家・武と、ジャズピアニストとしての成功を夢見るキッコの日々をアップテンポにつづっていく。武を演じるのは若手実力派・斎藤工。自由奔放なキッコ役には、汐見ゆかりが抜擢された。
 そして、ジャズ・パンクバンド“勝手にしやがれ”のリーダー・武藤昭平が、キッコが憧れる天才ドラマー・島田を熱演。さらに、梅宮辰夫が『不良番長』シリーズから続く内藤監督との友情に応え特別出演を果たし、島田陽子、坪内祐三、杉作J太郎などが脇を固めている。また、日本を代表するジャズピアニストで作曲家の渋谷毅がオリジナル楽曲を提供するなど音楽面で全面サポート。衣装協力に世界的に活躍するファッション・デザイナーのヒロミチ・ナカノが参加し、作品に華やかさを加えている。

 いつの時代でも生きることに不器用で、どうしたって社会からはみ出してしまう若者はいる。彼らはかつて“アウトロー”と世間から呼ばれ、社会の片隅で生きていた。賭博場、ジャズクラブなど、あの時代には、そんなはみ出し者を受け入れてくれる“居場所”があり、ギャンブルに明け暮れ、ジャズを浴びるように聞き、酒とタバコを愛し、彼らなりの“青春”を謳歌していた。彼らは、大人から非難され、否定されても、自分を信じ、我が道を生きた。

ジャズピアニストのキッコは、小説家の武に言う。
「生きたいように生きて、泣いたりなんてしない。好きなことをしたから泣きをみる、それじゃ人生つまらない。私は後悔なんて絶対しない」

 自分を信じ、好きなことだけをあっけらかんとやり通す、この“出たとこ勝負”な生き方は、社会全体に閉塞感が漂ういまの時代にこそ新鮮に響き、生きることへの活力と若さの可能性を、改めて教えてくれる。今の日本にはなくなった、あの時代の人生賛歌は、生きづらく窒息ぎみな現代社会に吹き抜ける風となり、勇気と希望を運んでくれるだろう。

 

出演:斎藤工 汐見ゆかり 武藤昭平(勝手にしやがれ)奥瀬繁 井端珠里 マービン・レノアー 坪内祐三 杉作J太郎 島田陽子[特別出演]/梅宮辰夫[特別出演]
監督:内藤誠 企画:伊藤彰彦 原作:色川武大「明日泣く」(講談社文芸文庫「小さな部屋・明日泣く」所収) エグゼクティブ・プロデューサー:坂本雅司 企画協力:奥村健 プロデューサー:大野敦子、古賀奏一郎 脚本:伊藤彰彦、内藤研 音楽:渋谷毅 撮影:月永雄太 録音:高田伸也 編集:冨永昌敬 美術:大藤邦康 ヘアメイク:橋本申二 スタイリスト:小磯和代 助監督:菊地健雄 制作担当:吉川久岳 製作:プレジュール、シネグリーオ 
2011年/カラー/ 76分/ HD /ステレオ 

配給・宣伝:ブラウニー 
(c)2011 プレジュール/シネグリーオ

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