ユニバーサルインターナショナルから『DISCO GAGA』『REGGAE GAGA』『JAZZY GAGA』のファースト・ガガ・コンピの発売から3ヶ月。その間、知る人ぞ知る「大人のBGM」として着実にその存在をアピールしてきた。
来たる8月31日、LADY GAGAのコンピ第2弾が発売決定。今回取り上げたテーマは「BOSSA」「PUNK」...そして満を持して「METAL」のおでましだ。

今回主にモチーフとして挙げられたのは、ガガさん本人も好きだと公言して憚らぬ、いわゆる70年代及び80年代HR/HM（ハード・ロック／ヘヴィ・メタル）。それらは「ヘアメタル」「デスメタル」などといろいろな呼び名で親しまれているが、詳しく知りたい方はインターネットで「伊藤政則」と検索することをお勧めする。だいたいおわかりいただけるであろう。

今回、web Rooftopでは『METAL GAGA』に着目。 このコンピのプロデューサー、本誌でもお馴染みのELECTRIC EEL SHOCKのベース前川なのである。いつもEESのどうでもいいライブレポなんかを読んで下さっているweb Rooftopの読者の皆様に宛てて、特別メッセージが届いているのでここに紹介する。
「この数ヶ月、バンドをほったらかし、僕の持ちうる全ての知識と技術と友達を総動員して完成させました。もう抜け殻です。産後の鮭のようにボロッボロです。とにかく聴いてください。がおー。」（『METAL GAGA』プロデューサー：前川和人）

そして本作に参加した女性ボーカリスト達にもコメントを頂くことができたので、ご紹介。
京都のガテラル・マスターことミシェルちゃんは「JUST DANCE」と「JUDAS」を担当。プロデューサー前川の思惑通り、ARCH ENEMYを彷彿とさせるミシェルちゃんのデス・ボイスには脱帽。地声がやけにかわいいのはいわゆるギャップ萌えというやつか。
「最初レディ・ガガのカバーをやると決まった時は、嬉しさと不安が交差していましたが、いざレコーディングとなると楽しくてすぐ終わってしまいました。『METAL GAGA』のおススメなところは、メタルをあまり聴かない人でも引き込まれるキャッチーさと、メタル好きにはたまらない疾走感だと思います！ 全曲通してかなり凝った楽曲に仕上がっているので、是非、原曲と聴き比べてみてくださいね。ありがとうございました！」（ill moment vocal / michelle）

続いて「BAD ROMANCE」や「POKER FACE」などTV-CMでもお馴染みで、誰しもが耳にしたことがあるであろう楽曲を担当した幸地道代。
「『レディ・ガガをメタルで』この組み合わせ...どういうイメージを持って皆さんはアルバムを手にするのか？ プロデューサーであるエレクトリック・イール・ショックの前川さんは、メタルの特徴である重厚なサウンドとリフをカッコよく、楽しく（←これ大事）仕上げました。前川さん、studio el solのRYOJIN666さんに歌いやすい環境を作っていただき、様々な歌い方をご指導いただきました。貴重な体験をありがとうございます。どのコンピレーション・アルバムよりもカッコよく、聴けば思わずほくそ笑む(^^)遊び心のあるアレンジは必聴モノ！ 名曲数知れずの80's〜90's HR/HM色満載！ 本家レディ・ガガだけでなく、特に80's〜90's HR/HMが大好きな私の心をくすぐるアレンジがたまらない。このコンピレーション・アルバムを聴くことで、レディ・ガガやヘヴィ・メタル、アレンジに興味を持つきっかけにしていただけたなら幸いです」（幸地道代：vo）

そして、筋肉少女帯の「夜歩くプラネタリウム人間」でも有名な久保田安紀は、「THE EDGE OF GLORY」を担当。
「当代最高的歌手GAGAのメタル・カバー！ という素晴らしい企画に参加させていただき光栄です」（久保田安紀：vo）

唯一、男性で参加したボーカリストRobは、日本語がわからないためコメントは割愛。ボーカリストのみならず、演奏で参加したミュージシャンも要チェックだ。ハジメタル（piano: ex.ミドリ／誰でもエスパー）の超絶テクニック・ピアノを筆頭に、松江潤（g/b: 誰でもエスパー）、KEIICHI（g: ex.8-ball）、KENTA（dr.: palm）、末吉ヒロト（dr.: 地獄車）、RYOJIN666（b: 地獄車）等、超豪華。然してクレジットに書かれた謎の男、しかもやたらギターのうまい、蛇井芽汰留とは一体何者なのか!?

ユニバーサルインターナショナルの特設サイトでは、プロデューサー前川の個人インタビューが掲載。
買うかどうか迷っている方用に、サイト上での視聴も可能。そもそも「メタルって何？」という方から、いわゆる「通」の方にまで、安心しておすすめできる一品に仕上がっている模様。
今回、編集子はレコーディングの様子なども拝見させていただいたが、一番驚いたのは「メタルの人たちはあれを、本当に演奏している」ということであった。8月31日まで、歯を食いしばり、震えて待て！（web Rooftop：石川 愛）

商品情報

Live Info.

​