このツアーだけで終わらず、ここから先にちゃんと繋がる3日間にしたい(白井紘雅)
──そんなReccaとMay Forthとカライドスコープが回る今回のツアー。また新しいシーンの誕生に繋がる気もするのですが、皆さんが憧れたシーンはありますか?
おとちゃん:私は本当にフェス大好き人間だったので、『京都大作戦』に出ているようなバンドの輪の中に入りたいなって思っていました。10-FEETとか、WANIMAとかヤバイTシャツ屋さんとか04 Limited Sazabysとか、そういうバンドに対する憧れは凄くありますね。
カンタ:シーンっていうと難しいですけど、バンドで単純に面白いことをしたいなって思ったときに思いついたのがこの2バンドだったし、流れに身を任せて、自分が行きたいほう、行きたいほうに進んできたら今この場所に居たっていう感覚なので、憧れているバンドはたくさんいますけど、そうなろうとは思っていなかったかもしれないです。
白井紘雅:俺はハルカミライのライブを観て掻き立てられるものがあったんですけど、そこからTHE NINTH APOLLOのイベントに行くようになって、HERO COMPLEXやさよならポエジーやHump BackやINKYMAPを知って「これがシーンか」って思いました。
──『3×3×3 Tour』はどのようなツアーにしたいですか?
おとちゃん:このツアーでやってみたい願望がひとつあるんですよ。3組で一緒に曲をやりたくて。ヒップホッパーがよくやるじゃないですか。フィーチャリング的な。あれをやりたいんですよ。
カンタ:いいね。
おとちゃん:May ForthもReccaも絵がかっこいいから、勝手に想像しています(笑)。
カンタ:今回のツアーは東名阪の3本しかないんですけど、一緒に過ごさないと芽生えないものもあるので、その3日間をしっかり遊んで、全員でライブをかましたいですね。あとは肝臓もしっかり鍛えておきます。
おとちゃん:怖え(笑)。
白井紘雅:この3バンドでやるっていうことで、バチバチにやるのは前提としてあるし誰にも負けたくないんですけど、カンタが言っていたように、遊ぶところはしっかり遊んで、このツアーだけで終わる関係にはしたくないというか、ここから先にちゃんと繋がる3日間にしたいと思っています。
おとちゃん:「これって私の憧れていたシーンの一部なのかな」って思うくらい、やりたかったことをこの3バンドでやっていきたいです。今後に繋がるような爆発を起こせると思っているので、凄いライブをしたいし、今の私たちを全部見せたいと思っています。
白井紘雅:今のこのタイミングだからこそできるツアーだと思うから、凄く意味があると思うし、その意味をしっかり噛み締めながら、本気でぶつかって、本気で遊んで、本気で戦って、『3×3×3』の答えがどこまでも大きくなるようなツアーにしたいと思っています。
カンタ:こうやってスプリットツアーみたいな形で他のバンドと回るのは初めてなので、今まで感じたことのない刺激を受けると思うし、その刺激を全部逃さないように、3バンドで突っ走りたいです。
▼「2YOU編 〜カライドスコープの場合〜」の記事はこちら。「ぴあ編 〜May Forthの場合〜」の記事はこちら。