肉球ポコポコ団が動物だから、ウチは妖怪で出ようかな?(笑)(アツシ)
──肉球ポコポコ団の活動を通して、人間の動物愛や温かさを感じたとかありました?
ハム吉:保健所を逃げ出した時は、ろくでもない人間ばっかりだなぁと思ってたけど。バンド仲間が増えて、ライブハウスで音楽やったり、音楽を愛してる人間を見ると、人間も捨てたもんじゃねぇなと思って。ライブハウスや音楽に救われました。
──バンドマンって、ダメだけど優しいヤツがたくさんいますからね。動物保護の活動も共感してくれる人は多いんじゃないですか?
ハム吉:動物保護団体って、怪しいところもあるから。売上の寄付先はしっかり調べていて。今はお金じゃなくて、物品で寄付をしていて。これを読んでる人で、たとえば「知り合いがこういう活動をしてる」とかあれば、教えていただけると嬉しい。
アツシ:バンドマンでそういうのやってる人はいるの?
ハム吉:「俺もやってるよ」って人は聞かないけど、「ウチも保護犬飼ってるんだよ」って話してくれたり。あと僕ら、「NONOカリカリペットフード」って曲があるんで、チャオチュールをプレゼントしてくれる人間がいたり。
──シャレの分かるお客さんでありがたいですね(笑)。ライブ活動のほうはどうですか?
ハム吉:最近、良いライブに誘われることも増えたり、来てくれる人間も増えてきて、ありがたい限りで。そこまでライブに重きを置いた活動スタイルではないけど、楽しくやらせてもらってます。ただ、もっとライブに出たいけど、みんなデカいんで出れるライブハウスが限られてます。
アツシ:あ~、狭すぎるとステージに出れないんだ!(笑)
ハム吉:だから誘われた時、ステージまでの導線やドアの間口のサイズをまず聞いて。ステージに出る最後のドアが小さいと出れないとか(笑)。そういう意味でもLOFTは広いんで、全く問題なくてありがたい。
──出演条件に間取りがあるってバンドも珍しいですね(笑)。回数重ねるうちに、独自のライブスタイルみたいなのもできてきたんじゃないですか?
ハム吉:ライブ中に“ガリ村チャレンジ”というのがあって、ガリ村が正式メンバーになるために、なにかに挑戦するってコーナーなんだけど。それは対バンの当日、あっちゃんにお手伝いしてもらえたらなと。
アツシ:いいよ、全然やりますよ。
──あ、せっかくなんでそういう話もしておきましょうか。ニューロティカとの対バンで、ぜひお願いしたいことや、一緒にやりたいこととかあります?
ハム吉:どうだろう? ガリ村チャレンジくらいかな。あとはLOFTでニューロティカが見れるだけで嬉しいんで……。
アツシ:え、客席で見てくれるの?
ハム吉:あ……はい、もちろん(笑)。1~2曲……?
──あはは、ライブが終わった直後は勘弁してやってください(笑)。ニューロティカは肉球ポコポコ団との対バンでやりたいことは、キャラクター大集合と?
アツシ:できるか分からないけど、動物のタイトルの歌も結構あるから、それも何曲かやれたらいいなぁって。昔の曲だから、全然覚えてないかもしれないけど(笑)。
ハム吉:でも、そういうキッカケがないと昔の曲を掘り起こさないし。ファンも聴きたいと思うんで、ぜひ!
アツシ:そうだね。あと、キャラクターをいっぱい出すっていうのも、基本的に俺一人だから、どうしようかな? と思って。
──1曲ごとにインストの曲を挟まなきゃいけなくなっちゃう(笑)。
アツシ:でも、せっかくだからなんか面白いことやりたいな。ウチのメンバーも何かしらのキャラクターになるってのも考えてるんだけど。肉球ポコポコ団は動物だけど、ウチはもう妖怪の年齢だからさ。みんな、妖怪の格好で出てくるかも(笑)。あ、せっかくならお客さんにもなにか動物の格好してきてもらえばいいんじゃない?
ハム吉:あ~、いいんじゃないですか? コスプレだと大変だから、動物にまつわるなにかを身につけてきてくれるとか。
アツシ:いいね、面白くなってきたね。
ハム吉:あと、皆でセッションとか面白そう! でも4匹でステージに出ちゃうと、ニューロティカのメンバーの居場所がなくなっちゃうかも(笑)。
アツシ:いやいや、それは全員出ないと面白くないよ。ギュウギュウでやりましょう! 楽しい夜にしましょう!!