ニューロティカ×新宿ロフトによる、ツーマンライブシリーズ『ビッグ・ウェンズデー』が再びロフトに帰ってくる!!
復活第1弾のゲストとして出演するのは、4人組ロックンロールバンド・THE BOHEMIANS。約10年ぶり2度目となる貴重な対バンに先駆けて、ニューロティカのアツシ(Vo)&RYO(Gt)、THE BOHEMIANSの平田ぱんだ(Vo)&ビートりょう(Gt)による対談が実現。ジャンルも世代も異なるバンドに見えながら、意外な共通点も見えてきた両組。あっちゃんと平田、実は似たもの同士!? "パーティー vs 文化祭"を自称する、わちゃわちゃと楽しいステージが大好きな二組が起こすケミストリーへの期待が高まる対談になってます!(Interview:フジジュン)
僕ら、ニューロティカ結成の年に生まれてます(笑)(ビートりょう)
──『ビッグ・ウェンズデー』での対バンが決定した、ニューロティカとTHE BOHEMIANSですが。今回、初めての対バンになるんですか?
アツシ:いや、名古屋のアップセットで対バンしてるよね? ギターがまだJamesの頃だったと思うけど、若いバンドが呼んでくれて嬉しかったのと、「打ち上げ行きますよ」って一緒に呑んでくれたのが嬉しかったですね。結構、打ち上げ敬遠されるバンドだから(笑)。
──お互い、対バンしてみての印象はいかがでした?
アツシ:対バン誘われた時、「ウチでいいのかな?」と思ったくらいで。あれがデビューしたばっかりくらいの頃ですか?
平田:いや、30歳超えてたんで5年目くらいだったと思います。
アツシ:じゃ、俺は50歳超えてたかな?(笑) 大事な時期だろうに、こっちのほうに来ちゃったら泥沼にハマっちゃうかもしれないなって心配してました。でもカッコいいバンドが仲良くしてくれて、すごい嬉しかったですよ。
平田:ライブ、すごい笑いました。「MC、こんな面白いんだ」って(笑)。ウチらは逆に「ウチらとやってくれるんだ!」と思ってました。
──単純にバンド歴も倍くらい違うし、大先輩ではありますからね。
りょう:僕が84年生まれ、平田が83年生まれなんですけど。ロティカの結成が84年ですよね? ちょうどその年に生まれてます(笑)。
アツシ:みんながライブハウスで楽しくライブできるようにしておきましたんで。
──20年かけて、ライブハウスを慣らしておいたと(笑)。もともと、ニューロティカの存在は知ってました?
りょう:もちろんです! 『バンドやろうぜ!』(音楽雑誌)とか読んでて、名前と姿は知ってたので。初めて会った時は、「わ、本物だ!」って思いました(笑)。
平田:僕はいつ知ったとか分からないくらい、当たり前に知ってましたね。
りょう:『MAVERICK KITCHEN』(タワレコ主催のイベント)に出てた時、あっちゃんがアナーキー再結成のライブでステージ袖にいるのをお見かけしたり、そういうのはあって。
アツシ:はいはい、いました。そうだったんだ。
──あと、ニューロティカとTHE BOHEMIANSの共通点を無理やり探すと、平田さんとりょうさんが山形出身。RYOさんが仙台出身ということで、THE BOHEMIANSは結成時に山形や仙台でライブをやっていたんですよね?
りょう:仙台でもライブやってました。僕ら、初ライブが仙台の「enn」で。今の「enn」ではなく、もうなくなっちゃった昔の「enn」なんですけど。その頃は知り合いもいなくて、大学の友達が見に来てくれてという感じでしたし。学生バンドでコピーとかやってたんで、本格的にバンドを始めるのはその後、上京してからになるんですけどね。
RYO:僕は一回上京して、仙台に戻って。20代前半は仙台にいたんで、もしかしたら時期的にかぶってるかもしれないですね。
──その頃、東北のバンドやライブハウスシーンってどんな感じだったんですか?
RYO:俺の印象だと、もうちょっと上の世代がバンドマン人口多くて、盛り上がってた印象で。僕は高校の時から月イチくらいで仙台でライブをやってて、「こんなもんか」というのが見えちゃったんで、東京に出てきたっていうのもあるんですけど。やっぱりシーンが熱いのが記憶にあったんで、「仙台で活動してみたいな」と思って、仙台に戻るんです。
りょう:その頃はどの辺のライブハウスでやってたんですか?
RYO:「仙台macana」もやってましたし、「ジャンクボックス」もやってたし。あと、「アドバンス」ってライブハウスがあって、高校時代はよくそこに出てました。
──ライブを見に行くのは仙台が多かったんですか?
平田:ツアーバンドとかは仙台しか来なかったんで、「ジャンクボックス」に行くことが多かったですね。それこそ、the pillowsとかも「ジャンクボックス」で見てますし。
RYO:ロティカは僕が仙台出身なのに、平気で仙台を飛ばすんですよ。ツアーの予定が出て、「仙台入ってないじゃないですか」って言うと、「あ!」とか言って(笑)。
──あはは。仙台ってライブハウスもたくさんあるし、情報も入ってくるし。音楽に関して言えば、全然不便のない印象です。
りょう:そうですね。山形からも1時間くらいで仙台行けちゃうんで、近くに仙台があって恵まれてたってところはありましたね。逆に言うと、ツアーバンドとかは仙台に来るから、山形までは来てくれないんですけど(笑)。
平田:山形だと「ミュージック昭和」ってライブハウスがあって、ツアーバンドとかが来るのはそこなんですけど、「サンディニスタ」ってハコもあって。市内じゃないですけど、酒田の「ミュージックファクトリー」とかもツアーでよく来たりしますね。
アツシ:ウチは山形だと「サンセット」とか、米沢の「ARB」とか。あと、なんだろう? 山形大学は学祭に行きましたね、一回。でっかい講堂でLAUGHIN' NOSEとやったのかな? そしたら、ウチのメンバーが女子生徒のロッカーを開けて見てた。
──最低の思い出です、謝ってください(笑)。