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トップインタビューニューロティカ×THE BOHEMIANS - 水曜の夜をブチアゲる、ニューロティカのツーマン企画が復活!! 『ビッグ・ウェンズデー2025』第1弾は、THE BOHEMIANSとのパーティー対決!

水曜の夜をブチアゲる、ニューロティカのツーマン企画が復活!! 『ビッグ・ウェンズデー2025』第1弾は、THE BOHEMIANSとのパーティー対決!

2025.07.04

言われてみれば、(あっちゃんに)シンパシーを感じなくもないですね(平田)

──今回、『ビッグ・ウェンズデー』という企画で、水曜日の新宿ロフトを使って、ロティカが普段対バンしないバンドやアイドルとかと対バンする企画なんですけど、誘われての感想はいかがでした?

りょう:もちろん嬉しかったですよ。

平田:僕は「ボヘミアンズで大丈夫かな?」と思いました。

アツシ:もちろん大丈夫ですよ。ケミストリーを生み出そうよ!

──お、ケミストリーなんて言葉、最近覚えたんですか?

アツシ:イエス! 今日の締めの言葉に取っておいたんだけど、使っちゃった(笑)。でも、今まで初対バンの人ともライブやってきたけど、みんないい感じで、お互い楽しくできたんで。楽しい一夜になればいいですよね。

RYO:俺はもし、ロティカがLAUGHIN' NOSEやTHE STAR CLUBみたいな、いわゆるゴリゴリのパンクのカテゴリーのバンドだったら、やれてないと思うんですよね。でも、ロティカはバンドの感じとか、お客さんの感じとか、それも込みで他のパンクバンドと違うところが面白いし。こうやってジャンルの違うバンドやアイドルともやれちゃうところが面白いし、面白くなっちゃうし。そういう意味でも、『ビッグ・ウェンズデー』って結構、面白いんですよね。

──THE BOHEMIANSはどうなんですか? 普段は異ジャンルとの対バンとかって、わりとフレキシブルに対応したいほうなんですか?

平田:やりたいですけど、誘われることがあまりないですね。

りょう:僕らはやりたいんですけど、大体、一緒にやる仲間とかシーンが決まってきちゃいますよね。

──硬派なロックンロールバンドみたいなイメージで、誘いづらいのかもしれない。

りょう:そんな言葉があるか分からないですけど、“パーティーロック”っていうか。わちゃわちゃして、ステージ上でみんな楽しんで演奏してるロックンロールが好きなんで。そういう意味では一緒だと思ってるし、ニューロティカと一緒にやれることが嬉しいです。

──僕、THE BOHEMIANSのインタビューを読んでいて。平田さんが“人が先行してない音楽はロックンロールじゃない”とか、“俺はミュージシャンじゃないから楽器はやらない”って話してるのを見て、あっちゃんに通ずるところがあるなと思いました。

平田:楽器はやらないっていうか、できないんです(笑)。

りょう:ドキュメンタリー(映画『あっちゃん』)も見させていただいて、知らないことも多かったんですけど。ボーカリストとしてのスタンスは、僕も近いんじゃないかと思いました。任せるところは任せるというか、ワンマンバンドのようでいて、決してワンマンじゃないっていうスタンスは素晴らしいなと思いました。

アツシ:(平田に向かって)じゃあ、呑み行きますか? チャンネーのいる店でも。

──わはは、二人で呑めばいいじゃないですか(笑)。平田さんはどうですか? あっちゃんにシンパシー感じる部分ってあります?

平田:それは確かに言われてみれば、感じなくもないですね。

──方向性は違いますけど、化粧するってところも同じですし(笑)。

平田:ああ、それで世に出てしまったから、辞められなくなったというのはあります。

りょう:一度見たら、絶対忘れないですからね。それはすげぇことだと思います。

平田:でもドキュメンタリーで言ってましたけど、一回メイクを落としたら、集客が減ったんですよね?

アツシ:そうそう、勘違いしてた時期だね。石橋凌みたいに役者になろうと思ったんだけど……って、ウソウソ! そんなことは無理だけど。ピエロになるまでもいろんな格好してたんだけど、一番ハマったし、お客さんが喜んでくれたから、これかな? って感じでした。

りょう:被り物はどれくらいのスパンでやってるんですか?

アツシ:被り物は「スイカマンやりたいな」とか、ふと思って被り物を作ってもらって。曲作ってやるみたいな感じですね。175Rとよくやってた時、「ウチのウケ方は175Rの半分くらいだから、88かな? じゃあ、88(ややうけ)ライダーだ」とか(笑)。

りょう:メンバーさん的には、そのアツシさんのキャラクターとそれぞれのバランスって考えたりします?

RYO:バランス!? 好きにやってるんですけど、あっちゃんの動きってだいたい決まってたりするので。「ここであっちゃんがこう動くから、いないところを俺が埋めて」とか。こうしようって決まってるわけじゃないですけど、この時はここに来るとか、ここで立ち位置が入れ替わるとか、そういうのは自然とできてますね。そこであっちゃんが普段と全然違うことをやったりするんで、そこはこっちが臨機応変に動いて成立させなきゃいけないってタイミングもありますけど。

アツシ:これを業界用語で“伝統芸”というんです。

りょう:なるほど(笑)。今の話を聞きながら、僕もそうかなって感じたところはあって。ステージングは打ち合わせてっていうよりも、だんだん型になっていくみたいなことが多いかもしれないですね。それがお客さんに浸透してきて、お決まりのスタイルがだんだんできていって。一時期、謎のBLでキスしてた時もありましたけどね。

──わはは。それはお客さんのウケも良かったんですか?

平田:良かったですね。あれをやめたら、ワーキャー言ってた客が減りました。

りょう:あれはドーピングみたいなもんだよね(笑)。

この対バンにケミストリーが起こると思うし。それは偶然じゃなく必然です!!(アツシ)

──THE BOHEMIANSが20年、ニューロティカが41年ということで、20年先輩のロティカに聞いておきたいことってありますか?

りょう:健康面では、平田くんはお酒をやめて、健康体に戻ったんだよね?

平田:もうやめて2年になりますね。1~2年くらい時間はかかったんですけど、やめました。頑張りました。

りょう:お酒とかタバコとか、意識的に変えたことはありました?

アツシ:俺は30歳の時、ロティカをもう一度本気でやろうとなって、バンドに力を入れなきゃいけないなと思って、タバコをやめて。55歳くらいの時に糖尿病になって、酒は2カ月くらいやめてたんだけど、薬で治ったからまた飲み始めて。

RYO:治ってはないですからね(笑)。

アツシ:でも、周りのバンド仲間もお酒やめた人は多いね、みんな死にかけるくらい呑んでたからね。お酒はどれくらい呑んでたの?

平田:もう、一日中ですね。ずっとやめたかったんですけど、たまたまライブの日に呑む時間がなくて。呑まないでリハやったら、めっちゃ体調が悪いし手も震えて。「これってアル中なんじゃないの?」と思って、やめるならここしかないと思ってやめました。

──お酒やめて体調は良くなったと思いますが、表現の部分ではなにか変化ありました?

平田:「何も変わらないな」と思いました。「お酒ってそんな力ないな、やめてもただなくなるだけなんだ」って感じですね。お酒がないと生きていけないと思ってたんですけど、そんなことなかったってことが分かりました。

アツシ:良かったねぇ。若い頃だったら、「いいじゃん、やっちゃおうぜ!」って言ってたと思うけど、この年になると「良かったねぇ」って思っちゃう(笑)。

──バンド続けてくためにも、まずは健康ですよね。そして、最後に『ビッグ・ウェンズデー』への意気込みも聞きたいのですが。ニューロティカとの対バンってところで、なにか秘策はありますか?

平田:元気にやろうと思ってます。

りょう:確かにロティカさんとやるには、いつも以上に元気でやらないとって感じはありますね(笑)。

アツシ:俺は対バンしてもらって嬉しいっていうのが先にあるので、仲良くなりたいっていうのが一番ですね。もう先のない人生なんで、思い出づくりでいいかな? と思うんで(笑)。ロフトの企画に参加していただいて、すごく感謝してますし。俺たちが楽しくやれば、お客さんも楽しんでもらえると思うんで、楽しみたいです。パーティー vs 文化祭だね(笑)。

RYO:『ビッグ・ウェンズデー』って、セッションとかやってましたっけ?

アツシ:やってた。THE BOHEMIANSとも一緒にやりたいよね。

RYO:いつもと違うことやると、あっちゃんの反応もいつもと違って、僕らも刺激が得られるし。お客さんにとってもすごく刺激的だと思うし、そこから見た人同士の会話も生まれると思うんで。セッションはぜひやりたいなと思っていて。

りょう:もう、ぜひぜひ!

──THE BOHEMIANSには、あっちゃんの好きなキーボードもいますからね!

アツシ:そう。最近、ゲストでキーボード入れたら嬉しくって。スタジオで勝手にキーボードの音を上げたら、「なにやってんだよ!」ってみんなに怒られちゃった(笑)。あと、俺は「I ride genius band story」が聴きたいな、すごい好きなんですよ。

──で、あっちゃん何でしたっけ? この2バンドの対バンが起こす……。

アツシ:ケミストリー! THE BOHEMIANSとの対バンで、ケミストリーが起こると思うし。それは偶然じゃなく必然です!!

RYO:用意してきた言葉がちゃんと言えて良かったですね(笑)。

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LIVE INFOライブ情報

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新宿LOFT×ニューロティカ企画『ビッグ・ウェンズデー 2025』
2025年7月16日(水)新宿LOFT
開場18:45 / 開演19:30 
前売¥5,500(ドリンク代別)
▼チケットはイープラスにて7月15日(火)18:00まで発売
問い合わせ:新宿LOFT 03-5272-0382
 

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新宿LOFT×ニューロティカ企画『ビッグ・ウェンズデー 2025』
2025年8月20日(水)新宿LOFT
OPEN 18:45 / START 19:30 
前売5,500円+Drink
ニューロティカFC先行:6月29日(日)21:00から7月9日(水)23:59まで 
一般販売:7月13日(日)10:00〜
問い合わせ:新宿LOFT 03-5272-0382
 
2025年9月17日(水)新宿LOFT
OPEN 18:45 / START 19:30
前売5,500円+Drink
ニューロティカFC先行:6月29日(日)21:00から7月9日(水)23:59まで
一般販売:7月13日(日)10:00〜
問い合わせ:新宿LOFT 03-5272-0382
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