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トップインタビューSUZZY -須藤慈郎-×小峠英二 - OLEDICKFOGGYのギタリストが持つ鋭敏な才能と魅力が開花・結実した、心を揺さぶるソロアルバムが堂々の完成! サックスで参加した小峠英二と制作秘話を語る

OLEDICKFOGGYのギタリストが持つ鋭敏な才能と魅力が開花・結実した、心を揺さぶるソロアルバムが堂々の完成! サックスで参加した小峠英二と制作秘話を語る

2024.04.23

 OLEDICKFOGGYのギタリスト、SUZZY -須藤慈郎-がソロアルバム『僕の正体』をDiwphalanx Recordsよりリリースする。全ての曲のメインボーカルをSUZZY自身が担当しOLEDICKFOGGYとは一線を画した新境地を見せる今作は、大川順堂(Drum / OLEDICKFOGGY)、三隅朋子(Keyboard / OLEDICKFOGGY)、ERY(Bass / 極東ファロスキッカー)、ゲスト・ミュージシャンとして小峠英二(Saxophone / バイきんぐ)、中尊寺まい(Guitar / ベッド・イン)が参加、また収録曲のうち「1000%ハイテンションクレイジー」の作詞を伊藤雄和(OLEDICKFOGGY)、「ノストラダムス」の作詞を佐佐木春助(東狂アルゴリズム)が提供するなど豪華布陣で制作された『僕の正体』。「2019~そして僕ら歩き始める~」「ドリフが聴こえる」にサックスで参加しており、普段から親交の深い小峠英二(バイきんぐ)とSUZZYの対談を決行した。【Interview by 柴山順次(2YOU MAGAZINE)/ Photo by Chabo】

OLEDICKFOGGYは「本物の不良たちが掻き鳴らす音楽」

──お二人の出会いから伺いたいのですが、小峠さんがOLEDICKFOGGYを知ったのはいつ頃ですか?

小峠:僕はよくUNDERCOVERっていう服屋に服を買いに行くんですけど、当時の店長さんと音楽の話をよくしていて。その店長さんに「小峠さん、絶対に好きだと思いますよ」って教えてもらったのがOLEDICKFOGGYだったんです。僕はライブハウスにもよく行くので名前は知っていたんですけど聴いたことがなかったので、CDを買ったら滅茶苦茶かっこ良くて。それで新代田FEVERにライブを観にいったんです。それがたぶん7、8年前くらいですかね。

──その頃だとOLEDICKFOGGY的にはどれくらいの時期ですかね? アルバム『新世界』より後ですよね?

小峠:全然後ですね。

SUZZY:いつくらいだろう。売れかけていた頃ですかね(笑)。

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──小峠さんはOLEDICKFOGGYのライブを初めて観たときはどう感じましたか?

小峠:本物の不良たちが掻き鳴らす音楽だなって思いました。僕はBLANKEY JET CITYがずっと大好きなんですけど、あの人たちも本物というか、それってやっぱり伝わってくるじゃないですか。OLEDICKFOGGYを観たときにBLANKEY JET CITYと同じ匂いというか、本当に図太くアウトローに生きてきたんだなって伝わるライブだったんですよ。これは本当にかっこいいなと。

──それから交流が始まったのですか?

SUZZY:いや、徐々にですよね。

小峠:最初は本当に僕がライブを観に行っているだけで。

SUZZY:僕も最初はやっぱり「写真撮ってください」とか言って一緒に写真を撮ってもらったりして(笑)。

小峠:たぶん仲良くなったのは「シラフのうちに」のMVじゃないかな。当日までどんな曲か知らなかったんですよ。撮影の日に初めて聴かせてもらったんですけど、本当にかっこいい曲だし有難いなって。でも時間になっても全然撮影が始まらなくて。マネージャーの広中さんに「これってまだ始まらないのですか?」って聞いたら「今ちょっとメンバーが飲みに行っちゃったみたいで」って言われて。

SUZZY:あははは。

小峠:「どうしようもない奴らなんで」って(笑)。人を撮影で呼んでおいて飲みに行くなんて本当にどうしようもない奴らだなって(笑)。でもなんかそれも含めて面白いなって思ったんですよね、OLEDICKFOGGYというバンドが。

SUZZY:ちょっと休憩していただけなんですよ。飲みながら。

小峠:飲んでるじゃねえか。

──あははは。普段は一緒に飲んだりするのですか?

小峠:そうですね。でもそんなバリバリ音楽の話をするわけでもなく、芸人の話をするわけでもなく。

SUZZY:エピソード系の話はしますよね。布袋さんの話とか。

小峠:あははは。そうそう、布袋さんの話ね。

SUZZY:聞かせてくださいよ。

小峠:ここで? 布袋さんの話をするの?

SUZZY:してください(笑)。

小峠:ダーリンズの小田っていう芸人の後輩が布袋さんが好きで、ライブに行ったときの話をしてくれるんですけど、ある日のライブでお客さんがあまり盛り上がっていなかったみたいで布袋さんも「盛り上がっていこうぜ」って煽っていたらしいんですよ。それでもなかなか盛り上がらなくて、7曲目くらいで怒ってステージから捌けちゃったらしいんですよ。

──ええ!?

小峠:お客さんもザワついて「布袋! 布袋!」って叫んでいたら、布袋さんが出てきてまた1曲目から始まったらしいんですよ。同じセットリストで同じ流れで。これ、盛り上げないと、また怒って帰っちゃうからお客さんも必死に盛り上げていたらしいんですけど、一度中断してやり直しているから遠くから来ている人は電車がなくて途中で帰らなきゃいけない人もいて。でも帰っている姿を見られたら、また布袋さんが怒っちゃうからバレないように帰るっていう。そんな話をしながら飲んでいます(笑)。

SUZZY:あとあれもあるじゃないですか。布袋さんが歌わなくてインストになった話。

小峠:あるけど、これ布袋エピソードインタビューじゃないから(笑)。

SUZZY:今から呼びたいっすね、布袋さん。

小峠:来るわけないだろ(笑)。

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SUZZY -須藤慈郎- 1st Solo Album『僕の正体』

2024年4月24日(水)リリース
デジタル配信同時開始
Diwphalanx Records
PX377【CD】
¥3,000+税

amazonで購入

iTunesStoreで購入

【Tracks】
1. 2019 ~そして僕ら歩き始める~
2. 僕の正体
3. ドリフが聴こえる
4. ずっと、あのまま
5. Good Bye
6. 1000%ハイテンションクレイジー
7. いつかきっと
8. ノストラダムス

LIVE INFOライブ情報

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SUZZY -須藤慈郎- 1st Solo Album Release Live『僕の正体 TOUR』
<SUZZY Solo Band Member>
SUZZY -須藤慈郎-(Vocal、Electric Guitar、Acoustic Guitar)
大川順堂(Drum)
三隅朋子(Keyboard、Accordion)
ERY(Electric Bass)
小峠英二(Saxophone)
 
【日程】2024年6月22日(土)
【会場】下北沢SHELTER
【時間】OPEN 18:00 / START 19:00
 
【チケット】前売¥4,400 / 当日未定(共にドリンク代別)
イープラスで発売中、バンド予約受付中
【問い合わせ】下北沢SHELTER 03-3466-7430
 

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僕の正体 TOUR
2024年6月22日(土)【東京】下北沢 SHELTER  w/マーク・パンサー
2024年7月19日(金)【愛知】名古屋 HUCK FINN  w/東狂アルゴリズム
2024年7月20日(土)【大阪】心斎橋 BRONZE  w/東狂アルゴリズム

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