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INTERVIEW

トップインタビューmol-74 - 新宿LOFTの歌舞伎町移転25周年を祝いつつ、パワーアップした自分たちを8年越しに見てほしい

新宿LOFTの歌舞伎町移転25周年を祝いつつ、パワーアップした自分たちを8年越しに見てほしい

2024.03.29

音楽を通して会場全体が共鳴できるような『DREAM MATCH』に

──個人的に振り返ると、mol-74のライブを最初に拝見したのが新宿LOFTにも度々出演していたヒグチアイさんの企画(2019年)だったんですね、日食なつこさんも一緒に。

坂東:渋谷クアトロで、ですよね。懐かしい!

武市:すごい組み合わせですよね、ありがたかったです。

坂東:最初に僕らが、渋谷La.mamaでヒグチさんと2マンをしたことがあるんですよ(2018年)。

武市:ヒグチさんをお誘いさせていただいて、ね。その2マン、日食さんも見に来てくれはってた気がするんですよね、って、気のせいかな、どうだったかな。

──時系列的にはそういう歴史があったのですか。その3マンは異色でしたけどとても面白くて記憶にありますし、その次に拝見したのが昨年のandropとの2マン(@O-EAST/渋谷)で、andropの曲をカバーしたりしてたのも良かったです。

武市:僕が一番最初にandropを知ったきっかけの「MirrorDance」(2011)っていう曲を1コーラスぐらい、ちょっとだけカバーさせていただいて。

坂東:andropさんと(対バンしたの)も、すごく嬉しかったよね。

──バンドとしては、コロナ禍の2022年に自主レーベル(11.7/読み:イチイチナナ)を立ち上げていますよね。自主レーベルを立ち上げようと思ったのは?

武市:2019年にメジャーデビューしたんですけど、僕らの音楽の作り方っていうのがどうしても、季節感であったりとか時間帯とか、音で感じる風景的なものをすごく大事にしているんですね。メジャーだとリリースのスケジューリングとかがタイアップによって決められたりすることがあって、“この季節にこういう曲を聴いて欲しいな”っていう、自分らが大切にしている部分を、反映しづらい部分があって。もちろんメジャーだからこそできたこともあるし良さもいっぱいあるんですけど、自分らが大切にしてるものを一番前に持ってきて活動できたほうが良いんじゃないのか、っていう思いがあって。それで、ベースの髙橋が加入した日が11月7日なんですけど、その日付にちなんで自主レーベルの名前にした、っていう感じですね。でも前にラジオ番組でこの話をしたとき、(パーソナリティに)“重たいですね〜!”って言われました(一同笑)。

──でも、この4人でやっていくという証とも言えますよね!

坂東:もう(メンバー誰も)逃がさないぞ、っていう表れかもしれないですね(一同笑)。

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──そして自主レーベルを立ち上げてからは初となるアルバムのリリースが発表になっています。

武市:5月22日(水)に3枚目のフルアルバム『Φ(ファイ)』をリリースします。今回は“光”をテーマにしたアルバムで今まさに制作中なんですけど、のびのびできているので1曲1曲、自分たちが大切にしている景色、時間、場所であったりとかを、ちゃんと体現できているのでヘルシーに、素直に音楽を作れている感覚があって。前の(自主レーベルを立ち上げ初となる作品の)ミニアルバム(『きおくのすみか』/2023)でも感じてましたけど、そんな感覚がまずありますね。

坂東:今が一番楽しいと感じていて、その気持ちが乗ったアルバムになっていると思います。ドラムに関しては今まではけっこうテックさんと音作りをしていたのを、自主レーベルになってからは自分自身で音作りにこだわって、やれることが増えて。その上でメンバーとやりとりをして、バチっと音を作れたときの気持ち良さみたいなものが増えてきました。単純に自分が成長できてると思うし、今回のアルバムも成長した音になっていると思うので、楽しみにしてて欲しいなと思います。

──楽しみに、と言えばこれまでの作品のアルバムジャケットも素敵なものが多いですし、そこも楽しみです。

武市:これはですね…今はまだ言えないんですけど、おそらく、あんまり見ない形になると思うので楽しみにしてて欲しいです。僕らも初めての形なのでスタッフさんたちを困らせてるんですけど、そういう意味でもメジャーにいたらこれはできていないことだと思うんですよね。自主だからこそ、自分たちの思いというものを汲んでくれるスタッフさんだったり、それこそメンバーであったり。こうして今、素直に出せることが音にも表れている気がするので、パッケージ含めて楽しみにしてて欲しいなと思います。

──リリースのことも伺ったところで。では最後に、新宿LOFTでメレンゲとの『DREAM MATCH』はどんなライブになりそうでしょうか、思いを聞かせてください。

坂東:まずは2016年ぶりの新宿LOFTで8年経って僕らもだいぶ成長してますし、この成長した姿で新宿LOFT移転25周年のお祝いもしたいですし、当時やっていた曲とかも入れたりして良いのかな…とか、個人的には思ったりはしてるんですけどね。何にせよ、新宿LOFTでは8年越しの、パワーアップした僕らを見て欲しい、と思ってます。

武市:まだセットリストは決めてないですけど、新しいアルバムからの曲はやりたいなと思ってますね。冒頭でお話しさせてもらった通りで昔に教えてもらって好きなバンドでもあり、新宿LOFTの周年のイベントとして対バンが叶うっていうのはすごくありがたいです。多分、きっと、メレンゲさんと僕らって共通する何かがあると思うし、X(旧Twitter)で僕らのファンの方も今回の2マンに反応してる方がけっこういて。化学反応、じゃないですけど何かこう…音楽を通して、会場全体が共鳴できるようなライブをしたいなと思ってます。

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ニューアルバム『Φ』

発売日:2024年5月22日(水)
商品形態:CD
品番:LADR-50
価格:¥2,800(税込)

【収録楽曲】
01. Φ12
02. 遥か
03. オレンジとブルー
04. Mooner
05. 通り雨
06. BACKLIT
07. 虹彩
08. フランネル
09. アンサーソング(自主制作アルバム『ルリタテハ』収録楽曲再録)
10. 寝顔(映画『朝をさがして』主題歌)
11. R

LIVE INFOライブ情報

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新宿LOFT歌舞伎町移転25周年記念『DREAM MATCH 2024』
出演:メレンゲ / mol-74
2024年4月12日(金)新宿LOFT
開場18:15 / 開演19:00
前売¥4,500 / 当日¥5,000 / 学割¥2,000(いずれもドリンク代別)
チケットはイープラスLive Pocketにて発売中
問い合わせ:新宿LOFT 03-5272-0382

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mol-74 new album『Φ』発売記念インストアイベント
アコースティックライブ+サイン会
4月29日(月・祝)13:00〜 タワーレコード仙台パルコ店
5月24日(金)19:30〜 タワーレコード梅田NU茶屋町店
5月25日(土)15:00〜 ヴィレッジヴァンガード名古屋パルコ店
5月26日(日)18:30〜 タワーレコード新宿店
 
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mol-74『Φ』release tour(ワンマン)
6月07日(金)渋谷:O-nest
6月13日(木)京都:磔磔
6月21日(金)仙台:enn 2nd
6月23日(日)札幌:SOUND CRUE
6月30日(日)静岡:UMBER
7月12日(金)福岡:The Voodoo Lounge
7月14日(日)神戸:PADOMA
7月15日(月・祝)高松:TOONICE
and more...
 
チケット代:
一般 ¥4,500(税込 / D別)
学割(枚数限定)¥3,900(税込 / D別)※当日学生証のご提示が必要です
 
チケット先行予約
<統一先着先行>
チケットぴあ:4月1日(月)12:00〜4月7日(日)23:59
受付URLはこちら
※6月7日(金)渋谷O-nest公演の受付はございません
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