キッカケをエンターテインメントに関わる人間として提供していきたい
眞島:僕はそこまで明確に決めていることはないですが、ビールが好きなので時間があればクラフトビールを飲んでいます。何日か滞在するときはその土地のB級グルメや町中華を調べて楽しみます。
――今はお取り寄せもありますが、現地で食べるとまた違いますよね。
眞島:そうなんです。「あの店が美味しい」と聞くと行きたくなるので、今回の撮影でも時間が空いたら訪れていました。
――いいですね。こういう作品を観ると楽しいとともに羨ましいという気持ちもあります。高宮進の仕事は監査なので毎話冒頭に「また、嫌われてしまった」と言っていますが、その分楽しんでるからいいじゃんと思っています。
眞島:そうなんです(笑)。僕はサラリーマン経験がないですが、監査はそんなに嫌われるのですか。
――大事な仕事ということは分かっていますが、チェックされるのは嫌なことじゃないですか。意図しないミスもありますし、それが大きな事故になることがあることも分かっています。未然に防ぐという意味でも大事ですが、そんな細かいところを突っ込んでこないでもと思ってしまうんです。
眞島:決して歓迎モードではないんですね。今回は「恨まれているに違いない」というところまで行っていて、そこは可笑しかったです。
――嫌われ役を仕事にしていても、家族の支えがあるから乗り越えられているんだなとも感じました。奥さんはもちろん娘さんとも仲いいですね。
眞島:きちんと帰る場所があるんだという、温かさがありますね。
――演じられた眞島さんから見た高宮進はどんな人ですか。
眞島:同年代としてみると信用できる人です。家族も大事にしていて、友達に欲しいなと思います。あんなにできた人が居るのかなという、意地悪な気持ちが出てくることもあります(笑)。本当に素敵な人だと思います。
――信頼できるからこそ監査という仕事が出来るんだと思います。
眞島:そうかもしれませんね。
――放送に先駆け試写会もありましたが、ファンのみなさんの雰囲気は如何でしたか。
眞島:本当に幅広い年代の方に楽しんでいただけている作品だと感じました。『#居酒屋新幹線』は各地のグルメとお酒が主役で、高宮進はそんな主役たちを紹介する役回りです。北陸・上越地方はいま行くのが難しい場所もありますが、お取り寄せも応援にもなります。そのキッカケをエンターテインメントに関わる人間として提供していきたいというのが今の気持ちです。現地に行けるようになった際は、作品に出てきたお店や場所に足を運んでいただけると嬉しいです。
ヘアメイク:南條由里子 スタイリング:南由紀
衣装:suzuki takayuki
©「#居酒屋新幹線2」製作委員会・MBS