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INTERVIEW

トップインタビューメメタァ×樋口寛子(新宿ロフト)- ロフトと僕らで楽しい場所を作っていく、そしてそれを続けていく

ロフトと僕らで楽しい場所を作っていく、そしてそれを続けていく

2021.12.24

 いよいよ12月27日に迫った『メメタァ×新宿ロフトの年末大感謝祭2021〜ライブハウスを取り戻せ!!〜』、新宿ロフトがメメタァと1年ぶりに再びタッグを組んでお届けするイベントだ。ホールとバーステージを使用し総勢11組が出演するこの日に向け準備を進める中、メメタァ・西沢成悟(Vo, Gt)とサンライズ太陽(Dr, Cho)が、新宿ロフトのブッキング担当・樋口寛子女史と語り合った。裏側に潜む見えないストーリーを知ってもらうことでさらにこの日のイベントが面白く感じてもらえるであろうし、バンドマンとライブハウスが共生する素晴らしい関係性が存在するからこそ実現できるイベントであることも伝わる対談となった。(edit:高橋ちえ)

新宿ロフトと共にあったメメタァの2021年

──まずは今年2021年はメメタァにとってどんな1年だったか、というところからお話を始めていきましょうか。

成悟:初めて2月に新宿ロフトも使う形で『メメフェス』を開催したんですけど、コロナの真っ只中で。

太陽:そうだね。開催できるかな? みたいな感じで。

成悟:だから出てもらうバンドも都内で活動しているバンドだけにして、対策もしっかりして無事開催できたところから今年は始まって。その後すぐ、3月頭の『見放題』もロフトのステージに出たり、弾き語りもけっこうロフトでやらせてもらったりして。

太陽:バンドとしては11月に自分たちのツアーのワンマンがあって、いよいよ『年末大感謝祭』か。ロフトと共にあった2021年だったよね。

成悟:ワンマンをロフトでやりたいっていう思いがあって、一つの目標だったので。それに向けてずっと準備をしていく中で、樋口さんが仕掛けを作ってくれて。

樋口:私自身、彼らのワンマンを応援してましたからね。

太陽:(今年2月の)『メメフェス』を決める段階からワンマンに繋げる1年にしよう、みたいな感じで。(『見放題』以降、11月のワンマンまで)ロフトでライブをやっていない期間もライブ自体は毎月5〜6本くらいやってたし、ロフトワンマンに繋げるための1年だったかもしれないなぁ。

──新宿ロフトでワンマンをやるというのはバンドとしての大きな夢だったのですね。

成悟:もともとメンバー皆と出会ったのが新宿マーブルというライブハウスで。新宿のライブハウスではキャパも大きいし、歴史もあるロフトでワンマンというのはずっと目標ではあったし、樋口さんがブッキングでイベントにずっと呼んでくれていたりしたのもあって。

樋口:メメタァがまだ出始めの頃、ホールに出たときが懐かしいね。その頃から見ている側とすれば、ワンマンの景色はすごく胸にグッとくるものがあったよ。あれからいつの間にか今はお客さんの前で堂々といろんな人の心を掴むようになったんだなぁ、って本当に嬉しくて。どんな人気のあるバンドだって皆、お客さんに見向きもされなかったりいじられたりする時期というのを通ってきているものだからね。

成悟:まだ(ライブ時に)蝶ネクタイをつけていた頃ですね(笑)。

──改めて、メメタァのロフトでのワンマンは樋口さんから見ていかがでした?

樋口:本当に胸アツでした。がらんとしている、友達とか近しい人しかライブに来ていなかったメメタァが、どんどん輪が広がっているのをあのワンマンで見せてもらえたので。他のスタッフも言っていたけど、メメタァがやっとここまで来たね、って。それがすごく嬉しいし、MCで「来年は渋谷クアトロでワンマンをやります!」って言ったけど、そこに遅い・早いというのもなくてね。チャレンジする姿を見て元気をもらえる人っているし、メメタァってそういうバンドになって欲しいなって私は思うよ。隣の畑が羨ましいのは皆そうだから、俺らは俺ら、メメタァはメメタァの歩幅で行くのがメメタァなんじゃないかな、って私はワンマンを見たときにすごく思ったよね。

成悟太陽:(うなずきながら)嬉しいです。

樋口:今、お世話になっている方たちとやれるだけのことをやろう、でもそこからさらにもう一つ(CDの売上やライブの動員数などの)桁を増やすには力が必要だね、となったら新たな大人の力とかメジャーレーベルの力を借りれば良いんじゃないかな、って思う。バンドにはちゃんと、それぞれの歩幅があるんだから。

太陽:ライブ後の精算のときみたいな話になってますけど(一同笑)、メチャメチャありがたいですね。グッときました。

──メメタァに向けたお話が、これからのバンドマンにも読んでもらいたい内容になってきましたね。ライブハウスはただライブをするだけの場所じゃない、ミュージシャンと共に歩んで応援してくれる場所でもあると。

成悟:嬉しいです。メメタァみたいなバンドが、ロフトというライブハウスとこういう風に付き合えるバンドになれたということが、すごく。

樋口:でもそれは、自分たちの実力だと思うんですよ。メメタァはいろんなライブハウスでも愛されるバンドだなぁと思っていて、たとえばライブハウスとの付き合いはスタッフがいるからその人にお任せ、みたいなバンドさんもいるんだけど、ちゃんと挨拶はできるくらいの器用さはあったほうが良いよね。せっかくその日そのライブハウスに立って、ということは何かを掴んで帰らないともったいないからさ、またどこでそのときの人と会うかも分からないわけだし、そういうことができるバンドが大成しているイメージはあるかな。

太陽:他のメンバーが入って5年くらい、俺は加入して3年ですけど結成から12年、成悟がちゃんとメメタァをやってきた成果でもあるよね。去年、ワンマンの話を決めるときも成悟は俺らの意見に折れずに「僕はロフトで、絶対やりたい」って。成悟がずっとやってきた中での思いを、2021年は叶えられた年だったっていうのもあるよね。

成悟:うん、そうだね。

樋口:そういう思いがあったんだね。メメタァにとっては良い年になったように窺えます、コロナはあれど。

太陽:ロフトのスタッフさんが10人ぐらいかな、休みのスタッフさんも来てワンマンを見てくれて。俺、グッと来ちゃって。本当に嬉しかった。成悟がやってきたことも今のメンバーになってやってきたことも全てが実った1日で、次に行けるな! っていう背中を押してもらえたなぁと思って。

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LIVE INFOライブ情報

メメタァ×新宿ロフト presents メメタァ×新宿ロフトの年末大感謝祭2021〜ライブハウスを取り戻せ!!〜
 
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12/27新宿ロフト
OPEN 13:30 / START 14:00
ADV¥3000 / DOOR¥3500(DRINK代別¥600)
Live Pocketにて12/26 23:59迄、前売りチケット発売中!!
 
出演:メメタァ/ANABANTFULLS/伊集院香織/WENDY/CRAZY WEST MOUNTAIN/SHIFT_CONTROL/マイアミパーティ/MINAMIS/リアクションザブッタ/RIP DISHONOR/米澤森人
 
※TEEN'S割として20歳以下の方は当日、ロフト受付にて学生証を掲示の上、600円割引き有り
※開演前にご来場のお客様にはウェルカムドリンク有り

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