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INTERVIEW

トップインタビュー荒井岳史(the band apart)×フルカワユタカ×安野勇太(HAWAIIAN6)×山﨑聖之(CONFVSE)- 下北沢の魔境! SHELTER!

下北沢の魔境! SHELTER!

2021.11.04

やっぱり特別な場所

──なんか良い話ないですか?(笑)

全員:………。

荒井:ないかな(笑)。

安野:ないって(笑)。

荒井:昔、レコ発をやろうってなったときに自分たちで初めてライブハウスに電話したりとかしてて、やっぱ東京はシェルターだよねって思ってたから。それぐらい東京のライブハウスのアイコンとして30年あり続けてるんだなって。

安野:うんうん。

荒井:俺は古閑さんに呼ばれて出ちゃってるから、オーディションとかは出てないんだよね。謎に飛び級みたいな感じになっちゃったから。その頃からずっとお世話になってる所なんでね。30周年のワンマンも1日もらってるので、それも楽しみにしてます。っていう、良い話でしょ? これ(笑)。

全員:(笑)

安野:うちもバンド組んでブッキングとか始めたときに、シェルターは憧れの場所というか、特別というか。昼のオーディションも受けたし。受けてびっくりしたのは、「うちは昼のオーディションから夜のブッキングないんですよ」って言われて。何のための昼のオーディションなんだろうって思ったよね。は!? って。今みんな企画でやってるんで、みたいな。ふざけんな! って感じなんだけど(笑)。でも、それぐらい憧れというかね。聖地みたいな感じがあったよね、シェルターは。今もあんのかも分かんないけど。今はもうね、みんなのシェルターっていう認識だからさ。ちょっとニュアンスは違うのかもしれないけど、レコ発とかも絶対入れてたし。初日はシェルターとか、裏ファイナルはシェルターとかさ。

荒井:何回もあったね、それは。

安野:みんなやっぱり特別な場所ではあるよね。

荒井:そうそう。いろんな意味で魔境ですね。

山﨑:勇太さんの世代のときから、中高生ぐらいからシェルターは憧れの場所になってるのって、どういうイメージから来るんですか?

安野:いろんなバンド出てるからね!

山﨑:そうなんですね。

安野:あるよね、ライブハウスのイメージとかって。いろんなところのさ。

荒井:うん。

安野:その感じだったかな。

山﨑:俺なんかはみなさんのライブとかもともと見てた側なんで、普通に聴いてるバンドがシェルターでイベントやったりレコ発やったりしてたから、憧れみたいな感覚があったんですけど、そういう段階をみんな経て、出たいと思う場所になるケースが多いのかなって。

フルカワ:どうやってそのブランドが始まったんだろうね?

安野:そうだよね。でも昔から簡単に出れる場所っていうイメージはなかったよね。オーディションとかに出ないと出れないっていう。

フルカワ:他のライブハウスは平日はただのアマチュアのブッキングだけど、インディーズでも名前が通ってるバンドとかがシェルターは平日に出たりしてたからね。

山﨑:なるほど。

フルカワ:いつからかとは知らない。知った頃からそういうハコだった。

荒井:完全にそうだよね。だから、シェルターができて7、8年のときにはそういう感じだったよね。すでに伝説のライブハウスだった。やっぱ好きなバンドが出てるハコでやりたいっていうのから、だんだんそうなっていくみたいなことだったと思うけどね。みんながシェルターでやるのはすごいって話してたからね。

──シェルターが今後どんな感じになっていってほしいとかありますか?

荒井:シェルターは変わりようがないんじゃないかな(笑)。シェルターはシェルターであるっていうか。働いてる人は変わってるじゃないですか、この20年、30年で。でも、シェルターってずっとそのまんまだから。あの場所の雰囲気って変わりようがないし、それがいいみたいなところなんじゃないですかね。ヘビーユーザーの山﨑くんはどうですか?

山﨑:このままの雰囲気を保ってくれたら一番いいんじゃないかなって思いますけどね。アイコン的な印象はあるけど、集まったらいつもの人がいて、俺の中ではホッとできる場所っていう印象もあるので(笑)。

フルカワ:俺のときはホッとできる場所じゃなかったけどね。

荒井:昔はね、怖いなって思ってた。戦々恐々としてた、シェルターに。打ち上げ嫌だな〜って思いながら行ってた(笑)。今はそんなことないかもしれないけどね。時間止まってるよね、本当に。

フルカワ:今はコロナだからあれだけど、客席がね。あの階段から顔だけ出して見たりとか。あの感じもいいよね。

荒井:うん。昔のあのパンパンな感じ、もはや懐かしいね。もともとそんなパンパンにならないけど。

安野:全然なってるっしょ!

荒井:俺も今思い出してるけど。シェルターはパンパンになってくれるからいつも助かるよ(笑)。

全員:(笑)

荒井:またパンパンにしたいな。パンパンって言いすぎて、ゲシュタルト崩壊してるよ、パンパンが。

安野:シェルターパンパン。シェルターパンパン。

フルカワ:楽屋があんなに狭いと思ってなかったでしょ?

荒井:そうだね。

山﨑:本当にそうでしたね。

荒井:ワンマンだったとしてもあんまりいる場所ないもんね。少なくとも、楽屋にはいないよね(笑)。オープンまではフロアにいて、開けるよってなったら移動するみたいな。で、通路に立ったりしてるっていう。

安野:俺も絶対あの真ん中の通路に立ってる。後ろをみんなすみませんって通っていくみたいな。あそこだな、いつも。

フルカワ:ブラフマン見たときに、すげー袖から見てる人いるなって思ってたけど、あそこが狭かったんだっていう(笑)。

荒井:対バンで何バンドかいるときとかろくに見れたことないよね。

安野:袖もパンパンでね(笑)。

荒井:かといって客席もパンパンだし、いいやってなっちゃうから(笑)。

安野:そう考えると、変わったほうがいいんじゃないかっていうよりかは、意外と変わってるんだよね。楽屋にモニター付いたり、トイレが洋式になったりさ。洋式になったときは、マジで神! って思ったけど(笑)。それだけが嫌だったからね。

全員:(笑)

フルカワ:年々いい感じに変わっていってるよね。

全員:(笑)

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SHELTER 30th Anniversary『魔境集会』
出演:荒井岳史(the band apart)/ フルカワユタカ / 安野勇太(HAWAIIAN6)/ 山﨑聖之(CONFVSE)
2021年10月31日(日)下北沢SHELTER
OPEN 11:30 / START 12:00
前売¥4,000 / 当日未定(共にドリンク代別)※THANK YOU!! SOLD OUT!!
問い合わせ:SHELTER 03-3466-7430

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