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INTERVIEW

トップインタビュー手塚ヒロミチ(声優)-「EDENS ZERO」もしかしたらメンバーの中で一番常識人なのかもしれない

「EDENS ZERO」もしかしたらメンバーの中で一番常識人なのかもしれない

2021.07.23

今はよりリアルに感じることができています

──実際のアフレコ現場で石平(信司)総監督や鈴木(勇士)監督などにディレクションされたことなどありましたか。

手塚:原作を読んでいたがゆえに最初シキたちの事を敵視していたと時でも、ふいに優しくなってしまったり、親しさが出てしまうのをご指摘頂きました。ツッコミにも知っている人にするような親しさが出てしまったんです。そこを削いでニュートラルにシキたちと初めて会ったように演じる、ピーノに関しても気を使いすぎたりしないとか、出会ってあまり時間がたっていないワイズを表現するのは難しかったです。

──難しいところですね。人によってはそういうことが出ないように原作を読まないという選択をされる方もいらっしゃるそうですね。でも、キャラクターのバックボーンを知るという意味で、原作を読むことで解ることもあるのでどちらを取るかという事ですね。

手塚:そうですね。真島先生のファンで元々原作を読んでいたんですけど、そのファンとしての部分が最初演じる中で出てしまいました。

──実際、TV放送の初登場シーンは私も原作を読んでいて知っていましたけど、ドキッとしてしまう演技で素晴らしかったです。

手塚:ありがとうございます。今はコロナの影響もあって一斉に収録するのが難しい状況なのですが、そんな中でも制作さんがお芝居で絡みのある人をなるべく集めてくださって、ご配慮頂き収録しています。。12話・1クール終わるころにやっとメインのみなさんとマイク前で演じさせて頂く事が出来ました。

──まだそんなに制限があるんですね。

手塚:毎回先に収録された方の音声も流していただけるんですけど、こういう熱量で演じているんだなという事が伝わってくるのでやっぱり一緒に演じることは凄く大切だと感じでています。家で台本を読んでいる時などにももちろん想像はしますが、実際に生で一緒に演じさせて頂くことでよりリアルな気持ちでお芝居に取り組むことができます。

──生と録音ではやっぱりそれだけ違うんですね。

手塚:声もそうでが、生だと演じている姿・表情も実際に見ることが出来ますから。

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──ほかにアフレコで印象に残っていることなどはありますか。

手塚:演技という部分では少し違っていますが、12話目のアフレコでようやくシキとレベッカ役のお二人に今作品のアフレコで会えたんです。その時にお二方もおっしゃっていましたが、お互い「本当にちゃんと存在している」と思いました。僕も本物だとなって(笑)。僕たちもいまは放送にならないと全てが入っている状態が分からないので、あの時はようやく一緒に演じることが出来て嬉しかったですね。12話まできてやっとのことでとても新鮮でした。

──主人公チームでもそうなんですね。

手塚:早くこの状況が解消されたらと思います。ご挨拶くらいは入れ替わりのタイミングではあるのですが、隣でマイクの前で演じられている姿を見ることができると、やっぱり全然違いますから。

──放送されて1クール立ちますが、完成したアニメを観られていかがですか。

手塚:第1話を観たときは、なんて絵が綺麗なんだろうと思いました。第1話はまだワイズが居ないので、単純に視聴者として観ていましたね。エピソードを知っていても泣けたし、凄くいい作品だなと思いました。西川(貴教)さんのOP「Eden through the rough」も凄く熱いし、CHiCO with HoneyWorksの「冒険のVLOG」可愛くて、全編通して素敵な作品です。原作コミックも素敵なんですけど、アニメもアニメで凄くて、改めて素敵な作品なんだなと思いました。

──本当にみなさんの作品に対する愛を感じるアニメで、観ていて嬉しくなる作品でした。ワイズを演じられて作品に携わられたことで感じる『EDENS ZERO』の魅力を改めてお伺いできますか。

手塚:SF(スペースファンタジー)というベースの中に、時間という軸もある。青年ワイズとシキたちが出会うには時間軸がズレていないといけないわけじゃないですか。そういった広大な物語、作品のスケール感が魅力的でまだまだ広がりが出てくると思っています。キャラクターたちも沢山いて、そのキャラクターたちが敵も味方も含めてみんな立っている。観ながら一緒に冒険できて、旅先で出会う人々がいて、この話ではこういう人が居て…など様々な楽しみ方が出来る作品です。アニメに関しては真島先生の過去作品のキャラがカメオ出演しているので、そういうのを見つける楽しみもあります。あと、アクションがカッコいい!そのカッコいいアクションとSF(スペースファンタジー)の世界観、キャラの魅力、アニメではさらに音楽も素敵。爽快でとても楽しめる作品です。

──『EDENS ZERO』ならではの時間軸の複雑さ・要素が考察・想像を掻き立てられる作品で、これからの展開が楽しみです。

手塚:今までも十分面白いのですが、これからもっともっと楽しくなります。これからどんどん魅力的な仲間も増えていき、今まで以上に楽しめるのは間違いないので、是非これからも楽しんで一緒に冒険をしていただけたらありがたいなと思います。

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「EDENS ZERO」

真島ヒロ(著)  発行:講談社
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【収録話数】
第1話~第3話
【発売日】
2021年8月4日(水)
【価格】
Blu-ray:6,600円(税込)
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LIVE INFOライブ情報

TVアニメ「EDENS ZERO」
 
「EDENS ZERO」第一弾キービジュアル.jpg
 
毎週土曜日24時55分より日本テレビ系ほかにて放送・配信中!
 
-Cast-
シキ:寺島拓篤
レベッカ:小松未可子
ハッピー:釘宮理恵
ワイズ:手塚ヒロミチ
ピーノ:井澤詩織
ホムラ:青木志貴
エルシー:大原さやか
ジギー:大塚芳忠
マザー:井上喜久子 ほか
 
-staff-
原作:真島ヒロ(講談社「週刊少年マガジン」連載)
総監督:石平信司
監督:鈴木勇士
シリーズ構成:広田光毅
アニメーションキャラクターデザイン:迫由里香
サブキャラクターデザイン:菊池隼也
美術監督:魏斯曼(スタジオちゅーりっぷ)
色彩設計:伊藤由紀子
撮影監督:廣瀬唯希
編集:後藤 正浩(REAL-T)
音響監督:はたしょう二
音響制作:マジックカプセル
音楽制作:日本テレビ音楽
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:講談社・日本テレビ
 
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