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INTERVIEW

トップインタビューNICKEY「今この瞬間を楽しんで生きる"Queen Of Punk"の輝ける新境地」

今この瞬間を楽しんで生きる“Queen Of Punk”の輝ける新境地

2020.09.04

過去なんてどうでも良くて、今が一番大事!

──あはは。ゲストが参加するのもソロならではだと思うけど、ソロならではの曲、ソロならではの歌い方やアレンジもたくさんありますね。

NICKEY:ソロは音がソフトなのでニュアンスを伝えやすかったり、言葉、歌詞をより伝えたいという気持ちはありますね、今まで歌ったことのないような曲に挑戦していくことは喜びに繋がります。

──「フリージア」はマイナー調のスケール感あるバラード。

NICKEY:基本、マイナー調の曲は好みではなく今まで避けてきていたんだけど、多分私が歌ってもドーンと暗い感じにはならないし、今だったら良い雰囲気を出せるのではないかなと思って。アルバムの中で一番好きな曲になりました! 礒江俊道がダークなオルガンをダビングしたところに、YUKINO(AUTO-MOD)がエンディングにカッコいいギターフレーズを入れてくれて、ドラマチックな仕上がりになりました。

──「ALL KIDS LOVE ROCK N' ROLL」は森重さんとデュエットのブギーなロックンロール。こういう曲、普通なら懐かしいって感じになりそうだけど、NICKEYさんと森重さんは「今」って感じなんですよ。懐かしいロックンロールをやってるんじゃなく、かといってキッズになりきってるわけでもない。なんていうか、当たり前にロックンロールをやってるって感じなのがカッコイイ。

NICKEY:森重さんが歌うのを想定してクロスがバッドボーイズ風に仕上げてくれたんです。森重さんにピッタリでしたねー! あたしには到底似合わないだろうと思ってたけど、不思議なことにあたしが歌うとサディスティック・ミカ・バンドのミカのようなイメージになって、全然違うーって(笑)。「太陽はひとりぼっち」とこの曲は、澄田健がギターで、彼はあたしのアコースティックライブでギターを弾いてくれたこともあって。ベースはCRAZY COOL JOE。この2人はよく一緒にライブもしてる。ドラムは牟田昌広。曲中でも彼らの名前をあたしが叫んでるんですよ(笑)。

──ロックンローラーだ!(笑) なんかNICKEYさんっていつでも「今」の人だよね。流行りのことをやってるって意味じゃなくて。ずっと変わらないのにいつも今。

NICKEY:えっ? 今の人って? よくわからないけどありがとうございます(笑)。あたしには過去なんてどうでも良くて、今が一番大事! ブロンディーのあたしの大好きな曲「Presence Dear」って曲の日本語タイトルは、「今が最高!」なんですよー! 自分の思い方ひとつで人生が変わる? なんちゃってー!(笑)

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──NICKEYさんと話してるとホントにそう思えてくる。最後の「APRIL FOOL」はザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Sunday Morning」の雰囲気。

NICKEY:「APRIL FOOL」は最初から「Sunday Morning」を意識して作った曲なんです。磯江俊道の優しいオルガンも凄くいい感じに仕上がっていて、大好きな曲です。ほとんどリハなしで、あまり考えずにクロスと2人でセーノ! で録って、凄く良い雰囲気に仕上がったなって。あの空気感はあのときだけのもののような気がしてます。

──今作のいたるところに通好みのロックの雰囲気があるけど、凄くポップ。NICKEYさんらしさが凄く出てる。なんか、どんどん自由になってるよね。

NICKEY:あたしは常に自由になんでも演れないと、力を発揮できないタイプなんです! 縛られるの大嫌い! 30歳の頃からイラストのモデルの仕事をしてるんですけど、それまでは、ちょっぴりブルジョア志向のパンクなあたし、だったんですよ。ずっと一つのイメージに囚われたり、「NICKEYっててこういう人だよね」とか。そうやって型にはまることが嫌だったんです。それがイラストモデルの仕事で、とても自由に自分を表現していけるようになりました。もしかして、自分が表現したかったことがマッチしたような、凄く自分に向いている仕事だと感じて。ライブでの魅せ方やパフォーマンスにも広がっていったと思ってます。人生の転換期というには大袈裟かもしれないけど、私にとってはとても重要なことだったと理解してます。パンクももちろん自由なんだけど、その枠の中だけでの表現ではなく、いろんな自分をもっと打ち出していきたいと思ってますね! あと、まだ見ぬ自分を発見していくことも楽しい。これからも楽しみがいっぱい! って思っています!
 

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太陽はひとりぼっち

2020年9月4日(金)発売
Wild Cherry Records WCCD003 / 価格:2,200円(税込)

amazonで購入

【収録曲】
1. 太陽はひとりぼっち feat.森重樹一(ZIGGY)
2. EMPTY STREET~廃墟の街から~
3. フリージア
4. ALL KIDS LOVE ROCK N' ROLL feat.森重樹一(ZIGGY)
5. APRILL FOOL~大人は判ってくれない~

LOVE×HURTS

2020年6月5日(金)発売
Wild Cherry Records WCCD4 / 価格:1,320円(税込)

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【収録曲】
1. LOVE×HURTS
2. EMPTY STREET~廃墟の街から~
3. LOVE×HURTS(karaoke track)

LIVE INFOライブ情報

『太陽はひとりぼっち』レコ発ワンマンライブ
NICKEY and THE STRANGE BEAUTY SHOW
【出演】
NICKEY:Vocal
and THE STRANGE BEAUTY SHOW are
CROSS(the LEATHERS):Guitar
榊原秀樹(Vertueux/De-LAX):Guitar
MARCH(CAPTAIN HOOK):Bass
魔太朗(dead branch brothers):Drums
磯江俊道(辻仁成/Vertueux):Keyboard
【ゲスト】
澄田健 (Guitar)
CRAZY COOL JOE(Bass)
2020年9月12日(土)原宿クロコダイル
OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥3,000(+飲食のオーダー)
◉入場者30名限定ライブ(マスク着用)
◉入れ替えなし2部構成
問い合わせ:クロコダイル 03-3499-5205
 
THE STAR CLUB GIGS 2020 TOUR “RAGE”
【出演】THE STAR CLUB
【ゲスト】NICKEY & THE WARRIORS
2020年10月4日(日)大阪アメリカ村CLAPPER
※2020年6月21日の振替公演
OPEN 17:00 / START 18:30
前売¥3,900 / 当日¥4,400(いずれもドリンク代別途)
問い合わせ:CLAPPER 06-6213-6331
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