3人でやりたい
──そうすると、再び斉藤さんが戻ってくると。
佐々木:『Life Goes On』を作っていて半分ぐらいできてきたんですけど、行き詰まっちゃって。「どうしようかな…」って思っていた時で。その時、州一郎の体調が叩ける状態まで戻っていたので「もう一回、州一郎と晃の3人でやってみたい」と思って、それでもダメだったら辞めようと思ってました。
下岡:健ちゃん(佐々木健太郎)が3人でやりたいって言ったので「いいよ」って。
──再び再開すると。
斉藤:自分からも2人に「戻りたい」と意思を伝えて戻りました。
──2009年10月10日の新木場コーストのフロアライブで戻ってくると。
下岡:あれは良かったね。
斉藤:確かに良かった。その後、2010年に九段会館で、2011年に日比谷野外音楽堂と続きますね。
──この頃からfelicityからリリースが継続的に始まりますね。色々ありつつも、コンスタントにリリースもライブも続いていますね。
下岡:レコード会社とかマネージメントもそうだけど、バンドが恵まれてて。俺たちぐらいの規模でこれほど環境が揃っているって奇跡に近いんじゃないかと思う。
──周りに愛されていますよね。
下岡:お金にはならないけど(笑)。
一同:(笑)
下岡:ミニマルに活動すれば赤にならない。
斉藤:その後も、2012年に『抱きしめて』をリリースしたりとか、やけのはらさんと一緒にやったり、8枚目のアルバム『荒野』リリースも。
佐々木:2013年のアルバム『NEWCLEAR』あたりで、動員が持ち返したんですよ。
下岡:渋谷のクアトロがソールドアウトになった。
──この2014年に佐々木健太郎ソロがリリースしてますね。
佐々木:最初はスタッフ発信でやり始めたら、アルバムが完成して。
下岡:やって良かったと思うよ。
──同年にバンドでアルバムをリリースと。
下岡:『最近のぼくら』は、ここ最近だと名盤だと思っていて。全体的に地味なんだけどトータルで聞くと良くて。
佐々木:自分はソロアルバム作ってて、曲を出し尽くして晃の曲が多い(笑)。
斉藤:だからトータルがいいってこと?(笑)
下岡:そんなことはない(笑)。
──2015年にはアルバム『Almost A Rainbow』を、昨年には『Still Life』とリリース続いてますね。レーベルから「こうして欲しい」などリクエストはありますか?
下岡:全くなくて、幸せです。
お客さんと近いところで演奏するイベント
──さて、今回LOFT HEAVENのイベント『聖地巡礼-town meeting -』についてお聞かせください。
下岡:うちらのやっている『town meeting』というのはアコースティックでお客さんと近いところで演奏するのがテーマなんです。
斉藤:イベント自体は10/10にやるのがバンドもお客さんも恒例となっているんですけど、昨年はやってなくて。待っているお客さんもいるので今年は復活と。
下岡:『town meeting』は健太郎率が高い。
佐々木:僕!?
下岡:生(アコースティック)が強いから。
佐々木:そうなるかぁ。頑張ります。
下岡:『town meeting』という企画自体がバンドにとってファンサービス的な意味合いが強いから、みんなに喜んでもらえたらいいなと思います。