両者のお客さんが「この先もお互いのバンドも応援していきたいな」と思えるような1日にしたいです
──ちなみにそれぞれ東京だと新宿ロフトでのライブも強く印象にある2バンドですね。樋口さん的にそれぞれのバンドで何か新宿ロフトで想い出深いライブがあったら教えて下さい。
樋口:どちらのバンドも過去、新宿ロフトの様々なイベントに沢山、出演してもらった経緯があって。それぞれに色々と想い出はあるんですが、そんな中でも特に印象深かったのは、Brian the Sunは2015年に一緒に企画した公演ですね。ラインナップもsumikaや感覚ピエロといった、今思うと超豪華なメンツだったし、メンバーによる出店があったりと、終始お祭りみたいな雰囲気でとても楽しかったんです。それからWOMCADOLEは、昨年、彼らが新宿ロフトで開催した「UNITEDSHIGA」(2018年11月実施、滋賀4バンドで行ったカップリングツアー)公演でしょう。地元滋賀の仲間達を集めての企画だったんですが、ほぼソールドアウトにし、あれには感動しました。この企画を開催するにあたり彼らに取材をさせてもらい、改めてWOMCADOLEを知る事も出来て。とても良い機会でした。
樋口侑希:あのイベントで滋賀勢と行った際のロフトは、いつもとは違って見えましたね。東京じゃない感じが凄くした(笑)。
──逆にBrian the Sunは新宿ロフトで何か想い出深いライブや思い入れのあるライブってありましたか?
森:新宿ロフトで行ってきたライブには全て色と匂いがあったと思うんです。それこそ新宿ロフトに初めて出た時は、あの独特の空気感もあいまってなかなか自分達のステージングが上手くできなかったように記憶していて。あとは、樋口さんがいるおかげで敷居が守られているライブハウスだと思うので、そういった意味では、こちら側としてはいつも期待に応えたい気持ちでライブに挑んでいます。樋口さんはバンドの状況や成長度合いをしっかり見極めてイベントを組んでくれるので、いつも期待を感じていたし、いつもそれに応えるつもりで燃えて演ってました。
──WOMCADOLEは新宿ロフトで初めてライブを演った際のことを覚えていますか?
樋口侑希:「あの、アジカンとかがやってたライブハウスかー」ってドキドキしてました。
──WOMCADOLEは年末に新作を出されましたよね?
樋口侑希:そうなんです。最新音源として、2ndSingle『ライター』(UNCR-12¥1,080税込)が絶賛発売中です。
──Brian the Sunの方はアルバムでしたっけ?
森:そうです。3dアルバム『MEME(ミーム)』を発売しました。是非、聴いて欲しいです。
──今後、お互いに何か期待することがあったら教えて下さい。
森:ずっとバンドをやっていて欲しい。それだけですね。
樋口侑希:共にやってやりましょうよ。
──樋口さん的にはこの2組の今後へ何か期待はありますか?
樋口:Brian the SunもWOMCADOLEも今後、どんな大人なロックバンドになるのかが非常に楽しみです。好きで始めた音楽が誰かの大事なものになっていくその連鎖を良い意味で責任を持ち、どんな音楽を今後放していくのか。そういった意味ではこの2組には期待しかありません。
──この日はガチで真剣勝負的なライブになりそうですね?
森:WOMCADOLEが爆発力を見せてくれると思うので、自分たちは自分たちの出来ることを120パーセントで鳴らす心算で挑みます。
樋口侑希:いつもと変わらず魂でやりますから。
──樋口さん的には?
樋口:両者のお客さんが「この先もお互いのバンドも応援していきたいな」と思えるような1日にしたいです。
──当日、お互いにやってもらいたいことや曲があったら教えて下さい。
WOMCADOLE:「神曲」! 大好きなんで、是非間近で聴きたいです。
森:曲はもとより、彼ら独特の燃えるライブ、それを今回もとても楽しみにしています。
──当日の意気込みをお願いします。
樋口侑希:いつものイベントライブに比べて長い時間やれます。なんでもやっぱり生が楽しいですよ。当日新宿ロフトで待ってます!
森:とにかくロフトに出れること、それから今回、WOMCADOLEと一緒に出来るのが嬉しいです。いいツーマンになる予感がヒシヒシとしているので、是非、お越しください。