死んだらおしまい
──このアルバムのツアーができたらいいですね。
イノマー:来年に考えてるよ。2月に名古屋、大阪、東京で。そのときまでにベースを持てるように。今、重くて持てないんだもん。来年は銀杏BOYZ、1月15日に日本武道館公演からのスタートだもんね? 楽しみだーー。
峯田:今ツアー中で(対談が行なわれたのは11月22日)。次、仙台で、来年1月が武道館。そっからアルバムのレコーディング。もう5年出してないから。
イノマー:今のメンバーでのアルバムってハンパないね。去年の日本武道館、スゲー良かった。あれ観て、オイラ、変わったんだよね。上手く説明できないんだけど。
峯田:本当ですか? 嬉しいです。
イノマー:素晴らしかった。しゃいこー。
峯田:嬉しいな。オナマシでもやってくださいね、日本武道館。
イノマー:いや、それはちょっと(笑)。
峯田:できるよ。やれるよそんなの。
イノマー:それは大事件だ。
峯田:ラママもいいけど、できるよ。ワンマンでやってほしいね、日本武道館。
イノマー:…………。
峯田:いや、オナニーマシーンが武道館できたら日本のロックは変わるね。変わる。そういうことだよね?
──目指しますか?
イノマー:め、目指そっかな?(笑) 30周年の目標に。だけど日本武道館に失礼だよ〜(笑)。
峯田:あと、イノマーさんがこの状態でレコーディングもしてほしいけどな。そんなCD聴きたいけど。何言ってんのかわかんないような。
イノマー:アウアウアアアアア♪
峯田:プシュプシュ言ってるだけの。環境音楽みたいなCD。どっかで良くなんないでほしいと思ってっから。
イノマー:カンベンしてよーーー(笑)。
峯田:治ってはほしいけど。お腹とか痛いところは良くなるんだけど、声だけは治んないでほしい。すごいボーカリスト。
イノマー:ベロがないボーカリスト。世界にひとりだよ、そんなの。知らないよ(笑)。
──峯田さん、20周年を迎えるオナマシに向けて最後に一言お願いします。
峯田:いろんな人のおかげでね。ホントいろんな人に迷惑をかけてきて。でも迷惑はかけてきたかもしんないけど、イノマーさんはイノマーさんなりのイノマーさんにしかわかんない意地というか、それがずっと消えない。それはわかるんで。
イノマー:オイラの意地かぁ……。
峯田:それがなくなんない限り、どんな状態になってもイノマーさんはステージに立ってる人だと思うんで、人前に立てる人だと思うんで、この感じでいてほしい。
イノマー:かなりボロになったけど(笑)。
峯田:ベロがなくなっても、チンコが立たなくなっても、この感じでいてほしいな。こういう先輩がいるから俺もやれる。
イノマー:ホントかよ?(笑)
峯田:こういう感じにはなりたくないけど、俺なりのこういう奴になりたい、こんな感じでステージに立ちたいってのがある。イノマーさんはそれをずっと教えてくれた人。俺もバンドは22年なんですけど。こういうバンドが20年も存在できるっていうのは尊敬します。
イノマー:なんか、ごめん(笑)。
峯田:「かきくけこーまん♪」だもん(笑)。でも、死んだら終わりだからね!
イノマー:僕は死にましぇーーーん!
峯田:「死んだらおしまい」でもいいんだけど、もうちょい先でいいじゃん。もうちょっとやりましょうよ!
イノマー:アウアウアアアアアアアア♪