俺たちの中では告知した時点でもう終わってる(笑) 。
——ファイナルだから、特別な演出とかでは無いんですか?
黒沢:しつこい。何もない。
大塚:壮大な出落ちだよね。
黒沢:そう! だからもう俺たちの中では告知した時点でもう終わってる。
——野外でのライブは初めてですか?
黒沢:昔はよくやってたよ。文化祭とか呼ばれて。
大塚:何で最近は呼ばれてないの?
黒沢:多分、約束事とか全然守らなかったからかなぁ? 守る者もなかったし。
大塚:そっか…何となく代々木公園、出禁になるような気がしてならないな。
黒沢:大丈夫ですよ。ウチには、日本一愛想の良いLOFT店長というスタッフが付いてるから。
大塚:そだねー(笑) 。
——では、いつも通りのライブを期待して、思い思いで参加してくれたらって言うことですね。
黒沢:「期待」より純粋に「来たい」で。家族規模ではなく、大手企業の壮大な規模の場所取りをしたBBQみたいな気持ちで来てくれたらと。
大塚:大きなシャレだね。
黒沢:そう! だからもう俺たちの中では告知した時点でもう終わってる(笑) 。
大塚:そだねー(笑) 。
——追加公演が決まったとのことで、どんな感じですか?
大塚:6月3日(日)シェルターにて、ゲストにTHE TOKYOと、myeahnsを迎えてます。長尺で。時間の関係で代々木公園が長く出来ないから。
黒沢:じゃあ打ち上げ長くする?
大塚:うん。追加はイギリス人で1時間位のライブ出来たら良いなと。ここで、長めのライブを観てもらったら良いなと、俺は思っている。
黒沢:じゃ、俺も思ってる (笑) 。
——良い対バンですね。
黒沢:代々木公園とは全然違う感じで。
——ライブの内容も、変えていく感じで?
黒沢:いやセットリストも同じでいいかなと。
大塚:セットリストは本番30分前までわからないよね。
黒沢:俺、自分のことローリングストーンズだと思ってるから。ストーンズは始まってからスタッフがセットリスト知るときあったし。
——代々木公園のセットリストも決まってない? それにむけた練習とかはしないんですか?
黒沢:まったくしてない。曲作ってるくらい。
——え、じゃあどこに照準を絞ってるんですか? 曲作り?
大塚:曲作りは、次の展開を考えるべく新曲のデモを作って、とのこちらからのオーダーで。
黒沢:新曲じゃないです。ヒット曲。
大塚:そうだね。売れる曲を作ってと。
黒沢:でメンバーで話したら、売れたことがないから、わからないねって。毎回売れると思って出してるんだけど…。
上京する時、武道館とロフトしか知らなかった
——じゃあまぁ、このライブが節目でもなさそうですね。とくに、野音とか武道館とか節目ではなく、通過点のような。
黒沢:いや、武道館は違う。
大塚:そうだよね。上京する時、武道館とロフトしか知らなかったんだもんね。
黒沢:まあ武道館も、対バン入れてテキーラガールとか入れて、普段通りのライブをね。遅刻もして、歌詞も間違えて。打ち上げも磯丸でして。
大塚:節目をつけちゃうと、会社的に結果を求められちゃうから、できる限り節目付けずに続けていきたいなと (笑)。
——これ原稿になるかな?
大塚:何か、かっこ良いこと言ってよ。
黒沢:ロックンロール! パワートゥーザピープル!
——ほんとにインタビューする側大変ですね。
大塚:なんだか、甲本ヒロトさんみたいだね。
黒沢:だから俺はミックジャガー。