公開記念を祝う東西でのイベントについて
編集部:ロフトでのイベントは、どんな内容になるんでしょうか。
井口:どうしましょうかね。
直井:上映会じゃないですからね。ディープに行ってもいいのではと思いますよ。
井口:コーナー別に分けてもいいよね。しまださんへの追悼とか、「恋愛映画としての『スレイブメン』」とかさ。
直井:幸い、中村さんは毎回イベントに来ていただけるんで、ありがたいですよね。あと、せっかくのロフトプラスワンという場所なんで、しまださんに縁のある人も多少来て欲しいですよね。
井口:うん。このイベントで、しまださんの歴史を知った上で、2回目を観て欲しいよね。リピーターを作っていくことが、この映画のカギだなと思ってるんで。
直井:1回結末まで知った人がまた観て、よりグッとくる映画だと思うんですよね。じゃあ、せっかくなんで、しまださんの作品を上映します?
井口:あーー。『連歌—つらなるうた—』とか。しまださんがトレンチコート着て、ブルマーの女の子をお姫様抱っこするんですよ。最終的に女の子が去っていくわけですけど、その後にしまださんが、トレンチコートを着たまま川で暴れるんです。スローモーションで。
直井:(笑)
井口:しかもこれ、8ミリでサイレントなんです。俺、それを平野(勝之)さんと試写で観て、声出して笑ってしまったんです。悪かったなぁ。
直井:いいですね。それ上映しましょうよ。
井口:それやっちゃっていいのかな? みんなで観ましょうって言ってんのに、笑っちゃうよ。
直井:でも、それくらいのほうがいいと思いますよ。みんなで笑うくらいのほうが。
井口:久しぶりに観て爆笑したいよね。今だったら、抱腹絶倒してもしまださんに許してもらえるかな(笑)。