赤犬ファンは差し入れを持ってLPOWへ!
——12月17日(土)に開催するイベントは、「キャリア初のトークライブ」とのことですが、どのような経緯でやることになったんですか。
鉄平:もうね、物理的に演奏が無理になったんです……。
——えっ……。
ヒデオ:年齢的にみんな持病を抱えてて……。僕の場合は骨粗しょう症なんですけど。
ロビン:彼はギターをタッピングする度に、指が1本ずつ折れていく奇病にかかってるんです……。
タカアキ:あと僕ら、今後は主戦場をライブハウスからAMラジオに移そうと思っているんです。だからそのアピールのためでもあります。
ロビン:ラジオ関西の帯の枠を狙ってます。
——とにかく色々あって開催することになったと(笑)。イベントではどんなことをするんでしょうか。
ロビン:まず「性の悩み」から始まって、その次に『バラエティー生活笑百科』的な「生活の悩み」を紹介します。
ヒデオ:他にも地縛霊の除霊方法とか。
タカアキ:あとファンが聞きたいであろう、赤犬内の「やおい」的な話もあります。
——ファンからオカルト好き、主婦の心まで鷲掴みですね(笑)。バンドの歴史を振り返ったりはしないんですか。
ロビン:あ、それは喋りますよ。
ヒデオ:バンドの……性の歴史を。
——やっぱり性の方に行っちゃうんですね。
タカアキ:せっかくなんで日本神話の頃から話します。
クスミ:イザナギとイザナミについてとか。
ロビン:淡路島がどう出来たのかとか。
——大学講義のような側面もある訳ですね(笑)。せっかくのトークライブ、これまでメンバーに秘密にしてきたことを、ぶっちゃけたりしますか。
ヒデオ:というか、ほぼほぼ隠してますからね。まだ本名すら教えてないですし。
ロビン:互いをよく知らないまま、20数年も経って……。
タカアキ:僕ら区役所で戸籍とか見てもらうと、真っ黒に塗りつぶされてますから。
—ぜひイベントでお互いを知って下さい(笑)。今回のイベントでは、赤犬メンバーが全員集合するんですよね。LPOWに出演経験のない方々のトークはどうですか。
ロビン:というか、赤犬は彼らのトークで保っているんです。僕らがLPOWによく出てるのは、トークの鍛錬のためですから。
——そうなんですか。注目すべきメンバーは誰ですか。
ヒデオ:トロンボーンのヨシヲですね。故米朝師匠のような艶のある喋りが聞けます。
ロビン:あと彼の頭髪の密度も注目です。
——気になりますね。LPOWには、赤犬と親交の深い音響の女性がいらっしゃいます。もしかしてイベントに出演なんかもあるんですか。
ヒデオ:出ますよ。彼女こそ赤犬の本体ですから。
タカアキ:僕らはただの傀儡です。
ロビン:アンコールに、『ボヘミアンラプソディ』を歌ってもらいます。アカペラで。
ヒデオ:しかも片乳放り出して。
ロビン:そこから絞り出した母乳で、「寿」と書いてもらいます。
鉄平:そして終演後に楽屋で説教を受けます。
——正座させられている皆さんが目に浮かびます……。それでは最後にイベントに来ようか迷っている皆様にひと言メッセージをお願いします。
一同:(押し黙る)……。
——ど、どうしたんですか(笑)。これまであんなに饒舌だったのに……。
ロビン:そういうの弱いんですよね……。
タカアキ:うん。
一同:(押し黙る)……。
——な、何でも良いのでお願いします!
ヒデオ:……かなり凄惨なトークになると思いますので、妊婦や貧血気味の方はご遠慮下さい。フランスでトークした時は、妊婦が3人担ぎ込まれたりしたので。
ロビン:でも逆に不妊治療してた方が、妊娠されたというケースもあるんですよ。
ヒデオ:子宮近辺にかなりショックの強いイベントになってます。
——ありがとうございます(笑)。タカアキさんは何かありますか。
タカアキ:もしよろしければ「とらや」の羊羹を持って来て下さい。トークが饒舌になります。
ヒデオ:上質な三温糖で口が滑らかになるもんね。
ロビン:とにかく何か差し入れが欲しいです。差し入れによって、トークの内容がドンドン変わっていきます。
——ちなみに鉄平さんは何が欲しいですか。
鉄平:……駿河屋のプリンでお願いします。