奇跡を更新していくためにいろんなことを考える
ーで、来年はあっちゃんの地元の八王子でフリーライヴを?
ATSUSHI:八王子市100周年なんですよ。八王子観光PR特使なので。
KATARU:メンバー全員、PR特使なんですよ。
ATSUSHI:最終的にはアレよ、市議会議員。
KATARU:体制側に着いたってことですね(笑)。
JAMES:長いものに巻かれたっていうことですね(笑)。
ATSUSHI:そうそう(笑)。
ーバンドとお菓子屋さんと市議会議員か。凄い。
ATSUSHI:なんかね、今は商店街の人で議員っていないんだって。昔は八百屋の親父が議員とかあったけど今はいなくて、だから商店街もさびれちゃって。「あっちゃん、頼む」って言われちゃってねー。
NABO:早く議員になってくんないかなぁ。ちんぷんかんぷんなこと言ってるの見たい(笑)。
ATSUSHI:まぁ、八王子の子どもからお年寄りまで楽しめるものにしようと思ってるんですよね。
ーなんか今、議員ぽかった(笑)。
ATSUSHI:まぁ、このぉー(笑)。
ー田中角栄。古い(笑)。バンドが地元のお祭りに出るのも面白いし、議員を目指すのも面白い。でもバンドの方向性としてありなんでしょうか?
KATARU:あっちゃんが議員になったとしてもそれは一面であって、今までどおりやっていきますし、あり・なしで言ったら、うちのバンドになしはないですから。まぁ、議員になれるかどうかわかんないけどね。
ー期待してます。あとKATARUさんの誕生日のライヴもあって。
KATARU:はい。9月3日です。僕の50周年ということで、THE LOODSから始まって参加してた全バンドで。50才になっちゃうんだなぁって。考えられないですよね。THE LOODSやHELLOWSの頃って先のこと考えてなかったし。それが30、40と過ぎていき。
ー続けてきたモチベーションってなんでしょう?
KATARU:ライヴが楽しかったっていうのと…、ずっとライヴができる状況だったので。29才からニューロティカやってるんですけど、解散とかそういう話もなくずっとやってる。作品を作ってライヴやってっていう生活を、奇跡的にできたかなって。
ー目標があって進んでいくというより、明日も楽しいことやろうっていう、その繰り返しなのかもしれないですね。
KATARU:そうかもしれないですね。でもロティカは1年1年がアニバーサリーで。奇跡が毎年更新されてるようなもんなんですよ。
NABO:だからね、普通にライヴをやっていくと、こなしていくような感覚になっちゃうんですよ、長いことやってると。それじゃつまんない。だから奇跡を更新していくためにいろんなこと考えて。アイディアはいろいろ出てくるし。あっちゃんが市議会議員を目指すってことも面白いって思ったし、面白いって思ったことはやっていきたいんですよ。
ーわかりました! あと新宿ロフトが40周年で。
大塚(ロフト):俺、ロフトで客として初めて見たバンドがニューロティカなんですよ。ロティカとPOTSHOTのツーマンを見に行きました。なので一番思い入れがあるバンドです(笑)。
KATARU:僕はRooftopで連載させてもらって本まで出させてもらって、特別な思い入れがありますね。ロフト様様です。
JAMES:俺はロフトで働いてなったらここにはいないでしょうしね。ロフトで働くことを目指して上京したんだし。家決める前にロフトに面接に行きましたから。
NABO:俺もね、今のロフトの社長がやってたバンドの前座でロフトに出たのが、初めてのライヴハウス出演で。
ATSUSHI:地方に行くと「ロフトで働いてました」って言う人がいて、搬入を手伝ってくれたり。なんか凄いなぁと、つながっていく感じが。たまにOB会やればいいじゃん。ていうかアルタ前の設営、ロフトOBでよろしくお願いします!