Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー岩田真知(aquarifa) / 森山僚太(Nina lovegood)(web Rooftop2016年4月)

岩田、 森山のそれぞれ音楽人としての言葉

2016.04.11

2016.4.6 森山僚太インタビュー


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ー北海道から上京してきてどのくらい経つんですか?
森山僚太(以下、森山):18 歳の時にコンテストで優勝して、それをきっかけに上京してきたので 5 年ぐらい経ちます。 東京に来てから最初はメロディックバンドが良く出てる箱に出ていましたね。そこから新宿 Marble に出演する事が増えていって、自然と友達が増えていきました。
ーメンバー 5 人になったのは最近ですよね?
森山メンバーが 3 人の時期が結構長かったですね。 高校から始まり前のバンドも一緒だった奥田一馬(Ba)と、 昔から「バンドやりたいね」って話をしていた斉藤太雅(Key)の 3 人でした。 ちなみに元々、太雅はギタリストだったんですけど、 キーボード未経験なのにキーボードとして加入してくれました。 この2人と一緒に2年近く活動して、 清水宥人(Gt)と米内爽太郎(Dr)が昨年の9月末に正式に加入が決まり、5 人で Nina lovegood としてスタートしました。 メンバーのチェンジ感もうちのバンドの面白いところですね。 ドラムなんて 5 人目なので。笑 なのでメンバーに関しては選び抜いた感はありますね。 メンバーに対しては仲良しこよしではいけないなって思っているので、 思ったことは言うようにしています。
ーお客さんとの関わり方に関してはどうですか?
森山もっとやってあげられることはあるんじゃないかなっていつも考えています。 バンドとしてというより僕自身として触れ合うことはしていて、 森山僚太を知ってもらう為のことはやるようにしています。 包み隠すタイプの人だったら違うと思うんですが、 僕は雰囲気も作ってないしそういうタイプではないんで。笑 バンドマンとして主観しかないので客観が欲しい時に、 お客さんに聞いてみたりだとかしています。ただ寄り添いすぎるのは違うと思うので、難しいところではあるんですけどね。 でももっとドキドキさせたいし、ドキドキさせ続けたいっていうのが常にあるので、 そういうことをするにはどうしたらいいか直接聞いてみようと思って話すようにしています。
 
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ー森山さんが音楽を始めるきっかけになったバンドや人物はいるんですか?
森山きっかけではないんですが、地元のイベントのブッキングの方がいてその方に 「森山だからライブに行こう、信じようと思えるようなアーティストになったらいいんじゃない?」 って高校 2 年生の時に言われた事があって。 それは大きかったですし、今でも大事にしている言葉ですね。
 
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ー”Nina lovegood”とはどういう意味なんでしょう?
森山特にないんです。笑 ハリーポッターで出てくる女の子のキャラクターの名前が元なんですけど、 女の子の名前だと売れるんじゃないかなって。笑 それで調べてみたら”nina”って女の子に付ける名前で”愛”を意味するらしく、 じゃあ”Nina lovegood”にしようってなりましたね。愛っていう意味の Nina もあるし love も入ってるし(笑)。
ー作曲の上で大事にしてることって何ですか?
森山基本的に自分の身の回りで起きたことを多く書いていますが、 こうあるべきだったなぁと思うこともいれています。 でもリアル過ぎないようにというか、 空想的にどこか遠目で見てる歌詞が多いと思います。 思い出を見てる自分の様な立ち位置からの言葉ですね。 割と引きずるタイプなのでイライラしてる事も書いたりするので、 すごく感情が歌詞に出てると思います。
ーどんな時に曲が出来るんですか?
森山好きな曲を聴いたりして、感情的なモードに入った時ですかね。 銀杏 BOYZ に『漂流教室』っていう曲があるんですが、 あの曲を聴くと曲が出来る事が多いです。 今の状況とは関係ないんですが、あの曲を当時聞いてた思い出とかがフラッシュバックしてきて、 そこでできた感情を落とし込んで書いてますね。あとはギター弾きながらだったりとか。基本一人の時が多いですね。人といるのも好きなんですが一人も好きなので。
 
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ーいつもライブの時は何を考えながらライブしてるんですか?
森山特に今はその人への感情はないんですけど初恋の人ですね(笑)。 でもあの頃のあの人が素敵だったなぁっていう気持ちはあるんで、 そういうことを考えたりはしています。 基本的にあまり「共有」するということは好きではないんですよ。 結局自分の気持ちは自分の中でしかないわけですし、 それを伝えたいとか共有したいとは思わないんです。 どう捉えてもだけど、僕はこう思ってます、っていうことを伝えるだけ、 自分の気持ちを「主張」し続けるライブをしたいとは思っていますね。 「共有」ってすごく難しいものだと思っていて、 その共有って僕はバンドではできないかなって思っています。 僕が好きなバンドって場の共有はしていても曲の共有はなかったと思うんですよね。 すごく難しいところですが。・・・・固い人間ってことですね(笑)。
ー4月13日発売『Neutral』に関してはどうですか?
森山発売されたらどうなるんだろうってくらいこれまでのイメージとは違いますね。 もともとこれまでのニーナはテンポが速い曲が多かったんですけど、 そういう曲もあまりなくてメロディを重視して作りました。 まだ結成してそんなに経ってないのである意味勝負ですね。 とりあえず一刻も早く聴いてほしいです!
 
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ーちなみにお酒は好きなんですか?今日かれこれ 3 杯目ですね。笑
森山お酒飲んでる自分が好きなんですよ(笑)。飲んでるとどんどん本音も出てくるし堕ちていくので、 音楽やってる時と同じ自分が出てくるんですよね。 お酒いいですよ!
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LIVE INFOライブ情報

2016.4.14(THU)
SHINJUKU LOFT × HOT STUFF PRESENTS 『ENDSCAPE vol.5 EXTRA』
open 18:30/START 19:00
ADV ¥2300
・岩田真知(aquarifa) ・Cettia
・森山僚太(Nina lovegood) ・菊池遼(the quiet room)
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