"世代やジャンルの垣根を超えて、V-ROCKの歴史と新たな可能性を見出すこと"を主旨とした、新宿LOFT主催のイベント『master+mind』。その拡大版とも言えるROCKフェスティバル【Rock is Culture】が2013年、2014年の年始に7daysで開催されたが、2015年もさらなるチャレンジ精神のもとに開催決定!
その第1弾で発表された2015年1月19日(月)のMix Speaker's,Inc.とMoranの2マン企画。Mix Speaker's,Inc.からMIKI(vo)とseek(b)、MoranからHitomi(vo)とSoan(ds)での対談を決行! あまり共演経験がない両バンドだが、互いの関係性はとても深く、そして各々が強烈なカラーを放つメンバーの中からこの4人の関係性に迫ってみた。果たして当日のライブはどのような勝負になるのか!?(interview:河西香織/新宿LOFT)
──それでは和気あいあいとお話しして頂けたらと思います。
seek:MoranとMix(Speaker's,Inc.)はピリピリしてますからね。
一同:(笑)
seek:(笑)まぁ、付き合いは長いですからね。
Hitomi:でも対バンは全然なかったよね。
seek:してないですね。3、4回かな。Over The Edgeを含めたらもっとだけど…。
Soan:そうですね。でもOver The Edgeはバンド数も多くて入れ替わりみたいな感じだから、ほとんど会ってないですよね。
seek:ですね。初めて共演したのは、ZEALLINKのイベントだったかなぁ〜。
Soan:O-EASTでの『SHOXX』の方のバースデー・イベントじゃないですか?
seek:あー、そうかも!
Hitomi:Moranが始まって初っぱなだから、2008年だったかな。
──バンドとしての出会いはいつ頃なんですか?
seek:バンドの出会いって言うか、このシーン的に言うともっと前からの付き合いだから、あんまり今のバンドになってからっていう線引きではない気がしますね。
──なるほど。ではメンバー個々の出会いはいつ頃だったんですか?
seek:付き合いの歴の長さで言うと、MIKIくんがSCISSORをやってた時にFatima(HitomiとSoanが在籍していたバンド)とよく一緒にライブをやってたよね。
MIKI:もっと前かな。Soanとは俺がローディーやってた頃から知り合いだったかな。
Soan:ミッキー(MIKI)とは長いよね。年齢が近いのもあって、お互いの共通の知り合いもいて。
MIKI:10年ぐらい前にFatimaとSCISSORで2マン・ツアーをやったよね。
Soan:10年前ってあんまり載せないほうがいいんじゃないかな。ベテラン感が(笑)。フレッシュ感を出していきたいですよね。
Hitomi:今さら無理じゃないかな(笑)。
seek:俺は、ステージに一緒に立たせてもらったのは、Hitomiさんがやるセッションで「ベース弾かない?」って誘ってもらった時かな。あとは逆に、俺が企画している『魚群』のイベントにSoanさんに出てもらったりとか。
Soan:叩かせてもらいましたね。ロフトプラスワンで。
seek:そんな感じの繋がりなんで、あんまりバンドとしてっていうのはなかったですね。「やりたいね」っていう話はずっとあったんですけど、お互いタイミングが合わず。
Soan:凄くいっぱい誘いました。
seek:多分、一番誘われたんじゃないですかね。で、一番断ってる。
一同:(笑)
──だからピリピリしてるんですね(笑)。
Soan:そこに結びつけます?(笑)
seek:長い間このシーンでお互いにバンドをやってきてますけど、各々のカラーっていうのがはっきりしているバンドさんやなって思うんですよ。振り返ると、うちはあんまりイベントに出てないなって思うんですよね。どことやってもアウェイやし、どことやってもホームって言えばホームやし、どこに属してるっていうのがレーベル的にもないんで、対バンするならしっかりとバンドの色を持ってはる人とライブやりたいなっていうのは前からあって。理由はその都度で違ったりしたんですが、まぁ、タイミングが合わず(笑)。
Soan:長くバンドをやってるからこそ先々の目標があるから、なかなかスケジュールが合わないっていうのがあるかもしれないですね。
Hitomi:お互いにスケジュールを切るのが早いしね。年間のプロセスが決まってるもんね(笑)。
──今回はタイミングが合って、良かったです!