「ナイトクルージング」を引っ提げてのリリースツアー
──リリースツアー中の今は、どういう生活を送っていますか?
金:去年3枚CDを出して、この6月に「ナイトクルージング」を出したんで。アウトプットが多かったんです。だから今はいろんなものを溜め込みたくて、ラジオを聴いたり本を読んだり落語や舞台を見たりしてますね。テレビは見ないようにしてますけど。
──どうしてでしょうか?
金:もともとテレビっ子なんで、際限なく見ちゃうんです(笑)。
──僕もです(笑)。テレビって読書や落語とは違って、受動的な姿勢のままインプットしてしまいますよね。
金:そうですね。反対に自分から動いて得るものって、自分の中に残りやすいんです。できるだけ能動的に動いて、いろんなものに出会いたいです。それは人との出会いも同じで。僕はツアーを回ったら、呑み屋を6軒ぐらいはしごするんです。
──6軒を一晩ですか!?
金:確実に臓器はやられていくんですけど(笑)、いろんな人に出会えるから面白いんです。みんないろんな意見があって、考えが広がります。能動的に動いて得た人の意見は、しっかりと自分の中に残りますしね。
──それはライブに来てくれるお客さんにも通じますよね。
金:はい。そうやって能動的に来てくれるお客さんを、いい意味で裏切りたいです。こう来るやろって思われてるのを、そう来たか! って思わせたいですね。そうしないとクリエイティブじゃないですし。
──その姿勢こそが、ライブでの佑龍さんだと感じます。