一緒に楽しんでくれる人たちと
──5月31日開催の『仮面Xの悲劇』についてですが、開催のきっかけはあったんですか?
長谷川:“劇団ムゲンダイ”っていうのを渋谷∞ホールで開催していて、その中でお客さん参加型にしてみたり、お客さんの投票でストーリーが変わったりするのをやってたんですけど、それを発展させて、バスツアーとかお化け屋敷みたいなことをしたいと発案しても、全部通らなくてダメだったんですよ。それで、いつも映像を作ってる方に相談して、プロデューサーの人を紹介してもらい、一緒に吉本に企画書持っていって始まった感じですね。僕、モノの裏側が気になっちゃうんですよ、なんでも。映画でもこのシーンだったらこの裏で何やってんだろうとか。その中に入ったらウソの世界があって、裏も見れたり見れなかったり。そこに浸れたら面白いなっていうのから始まった企画ですね。
──なるほど。だいぶ芸人さんの数も多くなってパワーアップしてる感じですね。
長谷川:たくさんの芸人が別々の部屋に散らばって、いっぺんにいろんなことが行なわれてるので、一つの部屋を観てるともう一つの部屋は観れないんですよ。今僕らはここにいると、他の場所の人と会えないのと一緒で。
──出演メンバーはどうやって決めたんですか?
長谷川:僕ら、変わったことばっかり今までやってきたんですけど、そういうのをバカにしないで、一緒に面白そう! と乗ってくれる芸人さんを集めました。
桑原:それいいじゃん! って、一緒に楽しんでくれる人たちですね。
長谷川:あとはニコニコ動画でも活動してきたので、せっかくだからそこで出会った人を呼んだ方がいいかなっていう感じでしたね。
──来てくれるお客さんに、こう楽しんで欲しいみたいなことはありますか?
長谷川:それぞれお目当ての人がいると思うんですけど、それよりもその世界感に浸って欲しいですね。
桑原:どの部屋に行ったらいいかな、とかいろいろ考えながら。ここでいいや、とかではなくて、一つ一つ考えながら参加した方が絶対面白いと思います。
長谷川:勘違いしがちかもしれないんですけど、脱出ゲームとかではないんで、謎解きメインではないんです。本当に目撃者になれる、全員が市原悦子になれるよ! っていうようなものなんです。普通に芝居を見る感覚で楽しんで欲しいです。
桑原:あくまでも芝居を観るっていう感じで一緒に楽しんで欲しいですね。