ロフトの思い出。当時に比べて変わったこととは
── そしてロフト14周年アニバーサリーイベントにも出演頂けるということで、ありがとうございます。
樋口:当時からブッキングをさせてもらっているんですが、復活した時に迎えられる態勢があって良かったなって思いました。今回はヘルマンさんを聴いて育った忘れらんねえよとか、他に若手で面白いWinnersの3マンで、良いコラボレートが出来るだろうなと思ったんです。
── ロフトのステージに立つのは何年ぶりとかですよね。ロフトで良い思い出・悪い思い出ってありますか?
岡本:いろいろありますけど…2000年のカウントダウンライブに出させてもらったんです。渋谷屋根裏とか下北沢ガレージ、クアトロとか都内5〜6ヶ所で年越しライブをやった最後がロフトだったんですけど、ちょうど食中毒みたいな感じで体調がすごく悪くて、ライブやって車で寝てみたいな年越しで。でもロフトのライブが終わった頃にはそれまでのライブで汗かきすぎて、調子良くなっちゃって(笑)。すごい体調悪かったのに、ライブ後のビールがうまかった記憶がある。
平床:全然覚えてねえ(笑)。
岡本:まだオマエもいた頃だよ。
平床:掛け持ちで何本もやったとか記憶がない。
岡本:毎年やってたよ。過酷な年越しを過ごしてたよ(笑)。
樋口:2000年ということは、もう13年前ですね。
岡本:ミレニアムだったのは覚えてる。あとは、コメント(※ロフト14周年イベントに向けてコメントを頂きました)にも書かせてもらったんですけど、ライブが終わって地上に出たら、人が撃たれて倒れてたということもありましたね。
樋口:よく出演して頂いた時は歌舞伎町がピークで危ない街だったかもしれないです。そう考えるとずいぶん変わりましたよ。
平床:コマ劇場もないし。
樋口:あと、今だから言えますけど…。当時ヘルマンさんが好きでよく出演頂いたんですけど、話しかけたら怒られそうな気がしてこんなに話せなかったです(笑)。
若井:昔のライブ映像を見てると、なんか怒ってますよね。怒ってるつもりはなかったんですけどね。
── 尖ってたというか。
樋口:尖ってる印象はありましたよね。それがかっこよさとして表れていましたけど。
岡本:みんなそうだったかなという気もするんですけどね。当時からいるバンドマンと会って、そういう話になるんですけど、「あの当時って戦々恐々としてたよね」って。よく対バンしてるのに、チラ見だけして話さないとか挨拶しないとか(笑)。
樋口:ヘルマンはその中でも群を抜いて…。
若井:態度が悪かった(笑)。
樋口:俺らは俺らだしみたいな感じはありましたね。だから、昨年リキッドでのライブを見た時は、いろんな壁にぶつかって年を重ねている人のライブだなという感じがあって、ロフトのライブもすごく楽しみなんです。
岡本:柴田を潰します(笑)。
樋口:柴田さんは、ホントにヘルマンさんのことが大好きですよね。
岡本:もともとラジオの番組で会っていて。
若井:昔、岡本と一緒にランクヘッドを見に行った時に忘れらんねえよが出ていて、ヒドイバンドだねって言ってたんだよね(笑)。
岡本:演奏もショボいし、サイテーなバンドだなって(笑)。なんでセックスしか言わないんだよって。
若井:下ネタもキレがねえなぁって(笑)。
── 一緒にやるのは初めてなんですか?
岡本:初めてです。一度誘われたけど都合が合わなくて断っちゃって。またあそこで打ち上げしないと。
若井:あそこってどこ?
岡本:ロフトのフロアで。瓶ビール飲まないと。
若井:スピッツさんと飲んだのもあそこだっけ?
岡本:あった。俺たちが出てたイベントのシークレットオープニングアクトでスピッツが出た。
若井:酔っぱらって、打ち上げでギターの三輪さんに絡んですごい怒られた記憶がある(笑)。
樋口:THE BACK HORNさんともよくやってましたね。
岡本:THE BACK HORNはまだ出てきたばかりで、リハ見てすごいバンドだなって思った。でも、ちょっとして俺ら活動休止しちゃったから。
樋口:いろいろ思い出すと話が尽きないですね。ロフトでまたゆっくりお話出来たらと思います。よろしくお願いします。
岡本:お願いします。ロフトを壊さないようにしないと(笑)。