12/28に発売する音源について
―まだ音源にもなっていないZIZの曲を森岡さんがアレンジされているんですよね?
kozi:そうそう。今回コラボするっていう事になって、速攻作った曲ですね。
―おっ! まだライブでもお披露目されていない新曲という事なんですね!アレンジして頂く上で、ZIZ側からの要望等はあったのでしょうか?
kozi:丸投げです! 賢さんの好きなようにやって頂こうと…。
chargeeeeee…:最初にこーちゃん(kozi)が僕にデータで送ってきてくれた時より、かなり変わった形で賢さんから戻ってきましたね。
kozi:賢さんの音の質感、アレンジによってかなりパワーアップしましたね!
―アレンジする前にその曲を聴いた時、森岡さんはどう思いましたか?
森岡:リフとメロディーが凄く良かったんですよ。だから「これはアンダーワールドを超えるものが出来る!」って話で盛り上がったんですよね。むしろアンダーワールドを超えたと思います(笑)。原曲の良いと思った部分を突き抜けさせた感じで仕上がったと思います。yugamiさんのシンセの音も素敵でした。
kozi:以前からyugamiのシンセの音を賢さんが大絶賛してくれてたんだよ。
yugami:わぉ! 嬉しいですっ!!
森岡:凄くセンスが良いと思いました。
yugamiやったぜぃ!!
―森岡さんが曲を作られて、そこにkoziさんが詞をつけるという作品もあるようですが。
森岡:そうですね。今回のセッション用に作りましたね。
kozi:賢さんとしても何年かぶりの新曲発表となるんですよね。
―こういう曲を作ろう! というイメージ的なものはあったんですか?
森岡:歌謡的なものにしたいっていう気持ちはありました。chargeeeeee…君からインスパイアされましたね(笑)!
一同:(笑)。
森岡:chargeeeeee…君と付き合うようになって、歌謡曲やアニソンを聴く機会が増えたんですよ。
kozi:二人は付き合ってるの? アチチなの?
一同:(笑)。
森岡:実は歌謡曲とかアニソンとか、普段はあまり聴かない部類なんですけど、今年のチャゲフェス(chargeeeeee…主催イベント)セッションで演奏したら僕もそういう曲を作りたくなったんですよ。
chargeeeeee…:DJ PANEOが「あんな選曲でよくDJ出来るね!」って賢さんに言われてました(笑)。
森岡:だって(テンションが)ズバ抜けてたもん。彼はDJというかディスクジョッキーって感じだもんね。
一同:(笑)。
森岡:それでインスパイアされて昭和歌謡みたいな曲を、僕なりのサウンドでkoziさんとやりたいなぁと思ったんです。
kozi:賢さんから曲を頂いた時に、歌物っぽいニュアンスというのは聞いてたんですけど、かなり歌い上げる感じの曲だったので歌入れも大変でしたね。
森岡:あの曲に詞をつけるのも結構大変だったと思うんですよね。SOFT BALLETの時にも遠藤(遼一)君にいつも無理難題を押しつけて大変だったと思うんですよ。それと同じ事をkoziさんにもぶつけてましたからね(笑)。
chargeeeeee…:詞を作ったのも、先月行ったZIZのヨーロッパ・ツアーから帰ってきてからだよね?
kozi:うん。本当はある程度作業を終わらせてからツアーに行きたかったんだけど、凄い時間に追われてたからね。現地でも、出来る時間があったらやろうと思って紙とペンを持って行ってたんだけど全然そんな時間が無かったから、日本に帰ってきてから速効で取りかかりましたね。
森岡:とても良い詞なんですよ。人には無理難題押し付けといて、僕は簡単な詞を作っちゃって(笑)。その曲はchargeeeeee…君にドラムを叩いてもらう事を前提に作った曲ですからね。
―それが4番目に収録されている曲ですね。森岡さんから「こういう風に叩いて欲しい」など、chargeeeeee…さんにリクエスト等はあったのでしょうか?
chargeeeeee…:暴れ馬みたいなパネェドラムが録りたいって言われましたね。
kozi:いつものchargeeeeee…君のままで、という感じだよね。
chargeeeeee…:その曲はかなりパネェ感じになりましたよ!
森岡:3曲目は、エンジニアの草間敬さんという方がレコーディングしてくださったんです。ブラッシュ・アップされていて凄くかっこ良くなっていたんですよ!
kozi:この曲は最近ライブでもやっているけど、まだ音源になっていない曲で、さらに良い感じになったよね。
chargeeeeee…:ドラムのレコーディングした状況とかアレな感じだったんですけど、そんなアレとか感じない、全然アレじゃない最高の仕上がりになってます。
yugami:アレばっかり(笑)。
―レコーディング中に面白い出来事はありましたか?
chargeeeeee…:ドラム録りの時に、賢さんの仮詞が入っていたんだけど、その中で『のびのびサイズ』って聞こえるフレーズがあったんですよ! 「えっ!? のびのびサイズ!?」って(笑)。
一同:(笑)。
森岡:詞も出来上がったので、全くそういう風には聞こえない仕上がりになったんですが、今になってから思うと、そのままでも良かったかな〜って思いますね。
kozi:プレスの締め切りの1日前に賢さんの詞が出来上がって送られてきたんですよ。ジャケなどのデザインも並行して作業してたから、構成するうえで「のびのびサイズ」という仮タイトルで作っていたんです。
chargeeeeee…:6曲入りなんですけど、その曲だけ平仮名だからめちゃくちゃパンチがありましたね(笑)。
yugami:それで「NBNBSZ」って表記にしてたんだよね。すると、曲のタイトルを並べてデザインしてたら、ZIZとKENっていうアナグラム(回文)が出来たんですよ。でも仮タイトルの「NBNBSZ」から正式なタイトルに表記変更されているので、皆さんが手にするジャケデザインには違うアナグラムが記されてますけどね。
森岡:そうなの!? じゃぁ、タイトルをもう1回入れ直そうよ。
kozi:もう間に合いません!
一同:(笑)。
森岡:koziさんには歌わせて色々言っていたのに、自分の曲はギリギリまで出来てないっていう(笑)。koziさんには、その曲を夜にコーラス録りしに来てもらう予定だったのに、出来上がってなかったから朝の8時に時間変更してもらったんだよね。本当にごめんね。
一同:(笑)。
kozi:俺は、賢さんの家にあるプライベート・スタジオでレコーディングをしたんだけど、爆音を出しても大丈夫というので、夜中に声を張り上げて歌ってましたね! 賢さんが、やたらとハモらせるんですよ。「こういうのはどうですか?」「ちょっと違うかな」というやりとりを何度も繰り返しました。詞を書くのも大変でしたけど、歌録りは地獄でしたね。
一同:(笑)。
kozi:一緒に色々試しながら作っていきましたね。基本的に、賢さんは歌声を編集するのは嫌いなんですよね。だからちゃんと歌えるまで何回も歌いました。
森岡:生声で素敵な方が僕は好きなんです。今回レコーディングしてて、koziさんの声が凄く良いな〜と思いましたね。
kozi:ありがとうございます! (俺と)付き合いますか?
森岡:えっ!?
yugami:アチチ!! 二股や〜!
一同:(笑)。
森岡:でも、レコーディング中は熱い感じだったよね。そう思ってたのは僕だけだったのかな? ちょっと好き! って思ったんだけど(笑)。
一同:(爆笑)。
―yugamiさんは森岡さんと接してみていかがでしたか?
yugami:僕は元々SOFT BALLETが大好きだったので、森岡さんとお話し出来るようになって嬉しいですね(照)。以前セッションで一緒にステージに立てた時は本当に興奮しました。森岡さんには昔から凄く刺激を頂いてますね。
森岡:さっきも言ったけどyugami君の作るフレーズとか、本当にセンスが良いんですよ。
kozi:(yugamiと)付き合います?
森岡:えっ!! 体が足りない!(笑)
一同:(爆笑)。
kozi:本格的にレコーディングが始まる前に、yugami君と一緒に賢さんのスタジオに遊びに行って、意見交換したりしたんですよ。まぁ、割と関係ない話が多かったですけど(笑)。機具の話とかね。
森岡:「男の宇宙」ですね!
kozi:「男の宇宙」って、キャッチーでかっこいいですね。
chargeeeeee…:もし一緒にツアーやるなら、タイトルに「男の宇宙」って付けましょう!
森岡:PVは皆一緒に海辺で撮りましょう! 波がザッバァ〜ンって来る所で。
yugami:ふんどしで。
森岡:でもメイクはバッチリしてね!
yugami:皆、角刈りでね!
一同:(笑)。
chargeeeeee…:前から思ってたんですけど、賢さんから音源データが送られてくる時、ミックスもマスタリングもされていないようなデモ段階なのに、いつも音がクリアなんですよ。あれは何でなんですか?
森岡:送る前に、ちょっとしたマジックが有るんですよ! 音圧を上げるマジックが。
chargeeeeee…:聴いた時に、昇天しました(笑)。
森岡:じゃぁ、宇宙を感じに行きましょう!
―偶然にもジャケットも宇宙を感じるデザインになってますよね。
yugami:曲を聴いてから自分でイメージしたものを盛り込んであります。
kozi:yugami先生の宇宙が爆発しましたね。