俺らだからこそのライブが出来そうな気がする
── 今回はお芝居もあるし、セリフも覚えるし、演奏もあるし、歌詞も書いたし、盛りだくさんでしたね。
中河内:ボリューミーでしたね。
宮下:それぐらいいろいろあったほうがお客さんに提示する時に気合いが入りますよ。
藤原:今日(10月4日)通し稽古をやったんですけど、芝居の流れで演奏に入ると異様にテンションが上がるんです。プロの方々に比べたら演奏は上手くないかもしれませんけど、俺らだからこそのライブが出来そうな気がします。
中河内:今の時点で俺らにしか出せない音は出せてる。良いグルーヴ感がありますね。
── 今日で合わせて楽器の練習するのは何回目ぐらいなんですか?
佐藤:何回かはわからないですが、稽古に入って10日で楽器稽古は毎回2時間。
宮下:楽器稽古は長く出来ないんですよ。
佐藤:1日4回ぐらい練習すると死んだように疲れてる(笑)。
藤原:芝居の稽古をやって、気分転換に楽器稽古やろうよって始めるんですけど、楽器稽古やったあとに芝居なんか戻ってこれへん(笑)。
中河内:出来ないからいろんなことに集中して、良い加減が出来ないんですよ。
佐藤:ずっとフルパワーで(笑)。
中河内:だからすっごい疲れるんです。
── みなさんはお芝居は何度もやっているという意味では慣れてるじゃないですか。でも、演奏は違いますから。
宮下:やったことがないことに挑戦するって楽しんですけどね。使ったことがない脳みそを使うので、脳が疲れるから家に帰ってすぐに寝るねん。めっちゃ眠くなるんですよ。
── ドラムは足も使いますから。
宮下:もうわけがわからないですよ。
中河内:でも雄也はすごいんです。何がすごいって、初挑戦にしてドラム叩きながら歌ってますから。それすごくないですか?
── 始めたばかりですからね。すごいですよ。
宮下:言うたらみんなそうですよ。ベース弾きながら歌うし、鍵盤もそうだし。
藤原:でも慣れてないから歌った人からリズムが崩れていくんです。それにみんなが合わせにいこうとして変な盛り上がりが出来るんです(笑)。
── テンポがとれてない(笑)。
藤原:歌い終わったヤツからテンポが速くなったり遅くなったり。
── その感じも少し聴いてみたい気がしますけど(笑)。
一同:いやいやいやいや。
宮下:お客さんからチケット代を頂くので本番までに頑張りますよ。みんな楽しみに来てくれるからちゃんとやらな。
佐藤:イベントもやったし。
中河内:サンシャインでCDリリースのイベントをやったんです。(9月29日に池袋サンシャインシティ噴水広場で開催)
宮下:お客さん50人ぐらいやと思ってたんですけど、めちゃめちゃたくさん1000人も来てくれて。ステージに立つ人がよく言うことかもしれないですけど、この握手会でほんまにパワーもらったんです。頑張れってケツ叩かれたような感じでした。「舞台楽しみにしてます」とか、「CD聴きました」とか言葉をもらって、地方や海外から来てくれる方もいて。時間使って、お金も払って楽しみに来てくれるんだから頑張らなあかんわと思いましたよ。
── 舞台は何時間ぐらいを予定していますか?
中河内:2時間いかないぐらいですね。
宮下:ちょうど良い尺ですよ。人間の集中力って1時間半ぐらいだと思っているので、お芝居楽しかったというタイミングでライブの演奏があるような感じで、見やすい舞台だと思います。