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INTERVIEW

トップインタビューストライカーズ パンデミック final episode 「ONE MAN PANDEMIC!!!!」('10年7月号)

6.18(Fri)Shibuya O-WEST
ストライカーズ
【ゲストミュージシャン】豊田ヒロユキ(ROCK'A'TRENCH)【友情出演】響(お笑い芸人)

2010.06.22

 ストライカーズがついにワンマンライブをShibuya O-WESTで開催!! 少しずつではあるが、男性のお客さんも増え始めたストライカーズ。この日はどんなライブを見せてくれるのか、期待に胸が膨らむ。
 黒いジャンパーと黒いサングラスで統一したメンバー5人が登場すると、会場からは歓声が上がっていた。お決まりのTRFを踊り、一気に会場が熱くなったところで『パンデミック yeah yeah!!!!!!!』がスタート。ボーカルの星野曰く、「今日のYoshi-itoは、めちゃめちゃ緊張している」そうだが、一発目のドラムが高らかに鳴り響いた時から、緊張も全て吹っ飛んだことだろう。ライブスタートと同時にテンポの早い曲が立て続けに演奏されたのだが、星野は30オーバーにして、息を切らす事なく歌い・踊り・走り、この日のために体力的にも相当作りこんできたのではないかと感じさせた。楽器を持たない分、パフォーマーとして魅せることも考えられているのだろう。
 スローテンポで聴かせる『ストーリー』では、『パンデミック〜』のアレンジを手がけた水口浩次氏がキーボードで参加したり、アルフィー並の美コーラスを聴かせ、大切な人のことを考えて作った歌と紹介された『スチーム』は、MCの話も相まって会場がそれぞれの大切な人を思いながら曲に聴き入っていた。そして、今回ゲストとして迎えられたのが、ROCK'A'TRENCHのギタリスト・豊田ヒロユキ氏。ストライカーズの派手さに負けないビカビカと光るサングラスをかけて登場。『サターン』では水口さんも参加し、キーボードや、ギターが3人もいるという超豪華バージョン。会場のボルテージはどんどん上がり、豊田さんがステージを降りて以降の『ソルジャー』からも畳みかけるように演奏され、最後の『Fires』ではまさに火が吹き上がっているような盛り上がりを見せて、本編は終了した。
 まだまだ行けるという気持ちでアンコールをかけているところに登場したのは、なんとお笑い芸人の響。聞くところによると、ストライカーズとは10年近い付き合いになるのだそう。『THE WORLD』では、響を始め、全身タイツを着たダンサーさんも多数登場しての大団円。この曲のMKTMNが弾くギターソロのドラマチックさと、今日のライブにかけるメンバーの意気込み、そして楽しんでいるお客さんの表情を見ていたらなんだか感涙。ステージからの全力で楽しむ気持ちと客席の気持ちが交じり合い、最高のライブになっていた。
 「ストライカーズの音楽に感染させたい」という思いで付けられたニューアルバム『パンデミック』でミュージックウイルスをまき散らし、性別も年齢も問わず、今後も続々とストライカーズ感染者を増やして行くことを確信した。(text:やまだともこ/PHOTO by:mutsumi ito)



SET LIST
1. パンデミック yeahyeah
2. DUNK
3. タヒチクール
4. 今夜はトゥルットゥ
5. ギフト
6. Vs Darkness
7. 新曲
8. 流星群
9. ストーリー
10. スチーム
11. レボリューション
12. サターン
13. ヒバリ
14. ソルジャー
15. kung-fu cider
16. 爆発しそうなボルケーノ
17. Fires

E1-1. ためいき
E1-2. THE WORLD

E2-1. 迷宮物語

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