2004年7月に結成! 千葉発! 究極のミクスチャー!? ポップ・ロック・バンド、カオマイルド!!今回リリースされるデビューシングル『九十九里浜』。これまでの彼らの楽曲とは変わり、夏全開のポップなナンバーが勢揃いしています。房総メロディックロックを響かせる表題曲『九十九里浜』を始め、千葉型青春ロックナンバー『オーガスト』、真夏のビーチを感じさせる『サマードリーム』、打ち込みのリズムトラックをベースにした千葉系サマー・ソング『サマーイズフリーダム』。どの曲も、J-POPの"聴きやすさ"を根底に作られたとあって、はっきり言って見た目はかなりイカツイですが、ギャップにビックリするぐらい実は心地よい歌声で、聴く者の心をガッチリ鷲掴みにしていきます。今年の夏の名盤となること間違いなし!(interview:やまだともこ)
これからの音楽制作をしていく上で、きっかけになった作品
──Rooftopには初登場になりますので、まずバンド結成の経緯をお話して頂けますか?
内田太郎(Vocal):はい。三井くんと僕が同じ大学でメロコアを、原田くんがミクスチャーのバンドをやっていて、お互いイベントの時に誘い合っていたんですが、そのあと4年ぐらい原田くんとは音信不通になったんです。それで、ある時僕らがドラムを募集していることをどこからか彼が嗅ぎつけてきて叩いてもらうことになりました。
──お互いでやっていた音楽性が合わさって、今のカオマイルドの楽曲が作られたという感じですか?
内田:音楽性は反映されてますね。最初の頃はもうちょっとエモっぽい感じの音楽をやっていたんです。
原田征知(Drums):基本的に何も考えずに作ると暗い音楽ばかりできる。今回は「夏」というテーマがあったから、明るい曲を作らなきゃって頑張って作りました。
──しっくり来てますよ。だから今までもこういう楽曲を作っているんだと思ってました。
原田:今回がイレギュラーですね。できあがって「やれば明るい曲ができるんだ!」って、僕らが一番ビックリしました。新しい発見ですね。
内田:そういう意味でも、いいきっかけをもらえました。
──事務所から「夏をコンセプトで作品を作ってみよう」と言われたときはどう思いました?
内田:冗談だと思ってました(笑)。
原田:お話をいただいたのが今年の4月ぐらい。夏まであと3ヶ月だから、正直無理!って思いました。でもせっかくの機会なので作ってみようと。
内田:ハワイアンぽい感じでと言われて、思いっきりハワイアンを10曲ぐらい作っていったら全部ボツになりましたけど…。そこから「自分たちの夏ってなんだろう」って考えた結果、今回の曲ができた。
原田:最初は、スライドギターとか入っちゃう感じだったもんね。ウクレレ入ったり、本当にハワイにしちゃって「やりすぎだね」って…(笑)。
──これまでとは違う曲調で大変じゃなかったですか?
原田:大変でした(苦笑)。
内田:結果的には楽しかったですけどね。
原田:苦労がでかかった分、できた開放感や喜びはすごく大きかったです。
──今後、こういう楽曲にスライドしていくということは考えられていたりしますか?
内田:聴いてる人も楽しくなれるだろうし、バランスを考えて作ろうかなと思ってます。
三井学(Guitar):今までは漠然と曲を作っていましたけど、今回は「夏」というテーマで、それに向かってやれて、ひとつテーマがあるといいのかなって思いましたね。
原田:そういう意味ではゴールが決まっていて、どういうアプローチにするかっていう作業だったので、ゼロから曲を作るよりも楽でしたね。アレンジに関しても楽でしたよ。