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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】TYPHOON24VSスケルトンズ(2006年4月号)- 今回はTYPHOON24がスケルトンズにインタビュー!

今回はTYPHOON24がスケルトンズにインタビュー!

2006.04.01

先月号Rooftopでは、スケルトンズがTYPHOON24にインタビューをしましたが、今回はTYPHOON24が3/22にミニアルバム『オーロラ』をリリースしたスケルトンズにインタビューを敢行。集合時刻に少々遅刻した千葉氏。到着と同時の第一声は「こいつのせいです」と南雲氏を指さすという偉業をまたも成し遂げた(笑)。でも、憎めない人なんだよなあ。この日のインタビュアーはTYPHOON24からdaigo氏とSENSHO1500氏。今回のアルバムがますます聴きたくなる内容となりました。そしてdaigo氏の素晴らしいインタビュアーっぷりに脱帽です。(interview:daigo・SENSHO1500(TYPHOON24) / 構成:やまだともこ)

テーマは“地球”なんです

10_ap.jpgdaigo:早速ですが、今回初めてレコーディングスタジオで録ったということで、ライブハウスで録るのとスタジオで録る違いはなんですか? 俺等ライブハウスで録ったことないからどうなってるんだろうって思う。

南雲:レコーディングはリッツみたいな経験があってそれに慣れちゃってるから、テーブルがあって椅子があってっていうところではなんとなくまだ落ち着かないです。ライブハウスの楽屋の地べたで寝たりとかそういう感じがよかった。

千葉:よかったというか慣れてる。音は確実に変わってきたけどね。

SENSHO1500:音がCDっぽくなったよね。

千葉:前の時は音がすごい反響してAxSxEさんもマイクをどこに立てるか悩んでたけど、今回は音的にも防音してるから。それに今回は機材も借り放題だった。

SENSHO1500:スケルトンズがレコーディングしてるスタジオに遊びに行ったんだけど、ひさびさにあれほど借りてる人を見たよ(笑)。

南雲:名前聞いたことないなってのを借りたりしましたね。

千葉:これはなんなんだろっていうのをね(笑)。知りたかったんだよ、どんなものか。だから見ただけで使わなかったやつも何個かある。

daigo:でも今作は1枚を通してビシッと来てるよね。この短さで出来るのかなとは思ってたけど、散漫さがなかったよ。

千葉:ミニだってのは最初から聞いてたし、より短い間にどれだけ出すかっていうのは意識した。

SENSHO1500:曲はいつから作り始めました?

千葉:『18~エイティーン』(M-1)はツアー中にスタジオ入って作って、『レッツゴーイシダイ君』(M-2)はTYPHOON24とのツーマンの時。

南雲:できた順に並んでるんですよ。『~イシダイ君』は練習する時間がすごく長かったから、思いついたことを詰め込みすぎちゃって、曲がわかりづらいとも言われてますけど…。

daigo:今回リズム隊はすごく安定してるよ。

千葉:そうだね。ドラム松岡のいいところが伸びてきた気がする。悪いところは悪いまんまだけど(苦笑)。ベースはヘルプだから今後どうってわけではないけど、この作品に関してはとっても良かった。あと、基本的にどポップというか、ポップスが根にあるからよりロックっぽくするにはオンコードの感じが出したくて、今回はコミュニケーションがうまく取れたよ。『君のこと』(M-6)に関してはレコーディングの数日前にあがったんだけど、リズムがけっこう凝ってるでしょ。曲がポップだから最初できないんじゃないかって話だったんだけどね(笑)。

南雲:どの曲にも千葉さんが昔聞いてた80年代の歌謡曲が入っていると思うんですよ。それがスケルトンズの強みだとも思うし。

SENSHO1500:それは前作から歌メロもあったんだけど、今回アレンジの部分が凝ってる。インストのギターもいい音出してるよね。

南雲:僕、今回ギタープレイでAxSxEさんに「お前のギター、セクシーやな」って言わせたんですよ。

千葉:あんなセクシーな男にね。でも、ギターをシンプルにしたらオイシイところが目立つようになったよね。ギターのダビングの時間が半分ぐらいになったもん。前はそんなの絶対いらないよって思ってたのに、あれもやるこれもやるってところが多かったから。

daigo:シンプルになった分、歌が引き立ってきてるよ。

SENSHO1500:『オーロラ』(M-3)は今までになかったかんじだもんね。

千葉:これはワザと。SENSHOくんの『Rainbow Express』聴いて対抗しなきゃと思って(笑)。

SENSHO1500:(笑)ところで、スケルトンズってずっと聞きたかったんだけど海と夏がテーマなんですか?

千葉:それは永遠のテーマ。

南雲:基本的にテーマは“地球”なんですよ。

千葉:アースなかんじ。LIFE ON EARTH(笑)。

daigo:あと、泣き虫ロックのくせに今回は涙が少ないね。

千葉:今回は強いんです。

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