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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ONE TRACK MIND(2005年9月号)- This is THE WORLD of ONE TRACK MIND!! DO AS YOU FEEL!!

This is THE WORLD of ONE TRACK MIND!! DO AS YOU FEEL!!

2005.09.01

シェルターは『打ち上げ王座奪還宣言』

──ツアー行きますね。『THE WORLD』ツアー。みんなサラリーマンだからどれぐらいかかけるんですか?

BAGI:週末だけで3月まで。

ZAKO:でもライブばっかりやっててもあれだから練習もしないとならないし。

──広島とかひさびさに行くところもあるしね。大阪がRUDE BOY NITE。とうとうLOS TAILORSとやるんだね。ボーカルがZAKOと似てるんだっけ? 歌い方踊り方髪型。頭のおかしさも。

BAGI:2人並ばれたらすごい不快指数高そうだな。

ZAKO:オレの後輩でセクシーパンサーってバンドのボーカルのタマってやつも似てるんだよ(笑)。

──あと福岡とか来年1月21日には下北沢シェルターも。

BAGI: シェルターで『打ち上げ王座奪還宣言』をやります。古閑さん(K.O.G.A)に打ち上げ記録塗り替えられちゃったから。(笑)その打ち上げ記録を奪還するためにあえてワンマンで挑む。あと沖縄も行くし、このツアーの最後は神戸で乱痴気プレゼンツ!

──沖縄はワントラにとって思い出深いところだからね。

BAGI:ライブ中に消化器ばらまかれたりとかね。見に来ていた子が酔っぱらってて最後の曲でドラムならした瞬間に“ゴーーーーーーー”って上から。

ZAKO: イベンターが知ってる人だったから、スモークまでたきやがったー、最高だぜーって煙り吸ったらスモークじゃねぇと、目がいてー! って。

BAGI: 一発目の音出す瞬間だからね。曲止まっちゃうし、オレはドラムだからなかなか煙が来なくて「ドリフじゃねえんだからよー」って思ってたら吸い込んじゃって。あれはヒドかったね。

ZAKO:イベンター達はみんな泣いてるし。

BAGI:打ち上げみんなお通夜みたくなってたし(笑)。沖縄の料理がフルコースで泡盛一升瓶で置いてあるのに、みんなチビチビ飲んでて(笑)。

ZAKO:どうしたらいいんだろうってかんじだったもんね。

BAGI:しかも消化器まいたヤツが「殴るなら殴れ! 気が済むまで」とか言うんだけど、何しても気がすまねえから困ってるんじゃねえかよ! みたいな(笑)。そこがヒューマンステージ。今回また行くから。

──ところで働きながらバンドやるってどうですか?

ZAKO:楽しいですよ。

BAGI:コレが普通だからね。背伸びして無理してやってるつもりもないし。

──ロンドン化もサラリーマンDJばっかりだもんね。

BAGI:昔、ガーゼのインタビューを19か20ぐらいにアンチノック系のフリーペーパーで読んだときに、ネクタイしててもパンクできるんだよって書いてあって、かっこいいっていうか、それこそパンクだというか、やることやってパンクスやれよって。それが一番最初の芽生え。

──ZAKOは最初大学生だったんだよね。

ZAKO:そういうこと考えない。本能の赴くままやってるからやりたくなかったらやらない。

BAGI:でも、就職活動のときとかそういう話したよね。できるんだったら一度してみなよって。ボーナスとか一度もらってみ? って。時間は努力すれば作れるし。そんな時代だからこそ素直に生きていけるんじゃないかと。別に特別なことやってるつもりはないし。

──来年は10周年だしね。

BAGI: 10周年でおもしろいことやりたいね。デカバコでやってみるとか。そのあとの追加公演でロフトサブステージとか。プラスワン3デイズでもいいよね。横山さんが一番最初に畳でやったとき「これこそパンクだよ! すげー初期衝動だよ! 」って。

ZAKO:でも後から最初ZAKOくんが畳でやりたいって言ったときどうしようかと思ったよって(笑)。

BAGI:あの4畳で並ぶのがポイントなんだって。ドラムセットとか信じられないぐらい小規模にセットするんだよ。最低限のものだけ乗せて。

──ギネスに挑戦みたいだったよね。

ZAKO:うん(笑)。でもあの畳でちゃんとやりたいな。一番好きなハコかもしれない。乗り切らないだろうから、全員がバラバラにお客さんのなかにいるっていうのもおもしろいね。モニターはしょうがない! 出音で聞いてくれ。ドラムは下にコロコロ付けて、みんな好きなように押そうか? (笑)。

──それはおもしろそうだね。

ZAKO:たぶん畳でやったのって後にも先にもオレ達だけだよね。

BAGI:ウッドベースで神棚壊しそうになってるもんね。

ZAKO:あの微妙な閉塞感もいいよね。でももともとはロンドン化のときに、DJブースをうつしたくないっていうのが原点だから。

BAGI:DJが主役のイベントにバンドが戦いを挑むって感じだな。来年はオレ的にはデカイとこで1回仕切りでやってみて原点回帰でロフトとシェルターでやりたい。いろいろオモシロイことやってロフトで締めるみたいな。っていうかロフトも付き合い長いよなー。しかも、ビール代とかすごい落としてるから! ロフトのネオンとかオレが作ってるよ。スゲー金落としてるもん(笑)。

──では最後の締めに。

BAGI:とりあえずシェルターはワンマンなのでライブを見に来たら残ってお酒を飲んで下さい。古閑さんの打ち上げの記録を抜くためにシェルターワンマンやるので、みなさんガチで飲んで次の日の酒はシェルターに残さないように。一滴も残らず飲み干しましょう。金がなくても心配するな。バンド関係者の人もこの日はライブに間に合わなくても必ず来るように(笑)

ZAKO:そしたら全然関係ない人が来たりして。今日タダって聞いたんだけど(笑)って。  

BAGI: (笑)打ち上げ記録をもう一回樹立しないといけないという使命感をもとにライブやってるんでよろしくお願いします。

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